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一人で生きろ
どんなに寂しくても
どんなに苦しくても
おれは一人で生きる以外に
選択の余地がない
おれはもう
子供じゃない
大の大人だ
それも
普通の人間じゃない
おれが異常だとか
非常識だとか
そんな問題でもなく
おれは一人で
いることが
正解なんだ
一人で生きろ
どんなに寂しくても
どんなに苦しくても
誰にも頼らずに
おれは一人でいる
その方が
気楽だし
おれはもともと
孤独でいるのが
好きだった
それは今でもそうだ
おれを受け入れてくれる
女が現れる゙まで
おれは一人でいる
それはもう既に
決まっている
それまでは
おれは一人でいる




