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心を埋めろ
もしも寂しさを
感じたなら
その寂しさを
甘受するといい
泣きたければ
泣くといい
笑いたかったら
笑うといい
そうしていく
うちに
悪い想い出も
良い想い出に
変わってくる
おれがかつて
そうだったように
いずれその寂しさは
懐かしく
感じてくる
おれの人生は
涙と孤独の
連続だった
その寂しさは
いったいどこから
くるモノなのか
見当も
つかなかった
でも時間が
すべてを
解決してくれた
心に空いた穴は
いずれ埋められる
寂しい時は
思いっきり
その寂しさに
浸かるといい
いずれ道は
ひらかれてくる
人の痛みは
自分が経験して
みないと
分からない
だから
人の痛みや
寂しさを
自分のことのように
分かる人間に
なればいい
それが結果的には
思いやりへと
繋がるんだ




