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人を憎みたくない

 おれのことを

 才能が無いだの

 自称作家の

 キチガイだのと

 言っている 

 奴らがいる

 その一方で

 おれのことを

 本当に才能があると

 信じて疑わない

 人たちがいる

  

 もともとおれは

 そうなることを

 もくろんでいた


 おれがどれだけ

 正直に

 そして誠実に

 人に接しても

 おれの期待を

 裏切る

 連中は

 いつでもいた

 

 おれはそんな

 奴らのことは

 とっとと忘れたい


 おれは

 「下らない

 ラブソングの

 歌詞のような詩」を

 書きたいと 

 思ったことも無い

 今そのような

 詩を書いてくれと

 頼まれても

 書くことは

 出来ない


 おれはかつて

 信頼して

 仲間だと

 思っていた

 連中から

 冷たい仕打ちを

 されたこともある

 

 人から 

 裏切られると

 いうのは

 どれだけ辛いことか

 おれが一番

 よく知っている

 それが信頼している

 連中だったら

 なおさらだ


 でもたとえ

 人から

 笑われても

 裏切られても

 人からバカにされても

 自分から進んで

 これらの行為を

 他人に

 したことは

 一度も無い


 誠実でいようと

 すればするほど

 傷ついて

 おれの心は

 ボロボロになった


 それでもおれは

 誠実でいたい

 人を憎みたくない


 たとえ人から

 傷つけられても

 

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