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虚しい叫び
おれは詩人で作家だと
心の中で
いくら叫んでも
誰も相手に
してくれない
だからおれは
一人で歩くことにした
おれがいくら
心の中で
叫んでも
誰も相手に
してくれないし
アイツはバカだとしか
思ってくれない
だからおれは
一人で歩くことにした
おれがかつて
バンドを組んで
いた時に
自分の仲間だと
思い込んでいた
連中から
手痛い裏切り行為を
させられた
だからおれは
一人で歩くことにした
かつておれは
誰からも
相手に
されなかった
仲間や友達だと
思っていた
連中からは
次から次へと
裏切られた
だからおれは
仲間も友達も
作らずに
一人で歩くことにした




