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災難

 おれは想い出の中で

 生きている

 

 他の人たちからは

 おれは特別な 

 存在だと

 思われている

 でも

 おれはまるで

 めくらで 

 何にも見えない

 すべては

 夢のように

 見えていた


 あの出来事は

 ただの夢で

 おれは夢の中で

 生きていたの

 だろうか


 あの女たちは

 どこかに

 消えてしまった

 おれは再び

 一人ぼっちに

 逆戻りだ

 

 おれはもともと

 孤独な男だったが 

 もっと社交的に

 なっていれば

 あの女とも

 付き合いやすかったのかも


 おれはまだ

 信じられない

 おれもあの女も

 普通じゃない

 だから

 普通の付き合いも

 出来なかった

 おれは分かっていたが 

 それでも

 辛かった

 胸がズキズキ痛んで

 しょうがない

 忘れたくても

 忘れられなかった


 悪い想い出も

 良い夢も

 すべては

 闇の中へと

 溶け出した

 

 まるで雪のように

 まるで氷のように

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