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ブザマな負け方

 おれはかつて

 ブザマな負け方

 ばかりしていた

 いくら一生懸命に

 自分なりに

 頑張っても

 報われることは

 一度もなかった

 

 おれの敵たちは

 そんなおれの

 姿を見て

 せせら笑った

 おれは情けなさと

 屈辱感で

 何度も悔し涙を

 流した


 だけど

 自分は

 何もしないで

 陰でゲラゲラ

 笑っている奴と

 何か挑戦をして

 笑われている 

 奴とでは

 雲泥の差がある

 

 人が何か

 やっていることを

 笑う前に

 自分でも

 何かやってみろ


 努力も何もしないで

 人の失敗を

 笑っているような

 大バカ野郎は

 最期には

 そっちが

 人から

 笑われる

 ようになる


 おれを笑いたかったら 

 今まで誰も

 やってこなかったことを

 やってみろ

 

 それでも

 笑いたかったら

 笑うといい

 自分は

 何もしないで 

 おれよりも

 上を狙っても

 おれとの差は

 広がって

 いくばかりだ


 さっさと 

 目を

 覚ますといい

 さもなければ

 さっさと

 おれの眼の前から

 消えてくれ

 もう幕切れの

 時間だ


 それをダラダラ

 続けるから

 やがては

 命取りになる

 自覚症状が

 無いまま 

 ドンドン進行していく

 ガンと

 同じことで

 気づいた頃には

 どんな名医でも

 手の施しようが

 無くなってしまう


 そうならないうちに

 心の準備を

 しておいてくれ


 結局のところ

 ブザマなのは

 おれじゃない

 おれを敵に回した

 連中だ  

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