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辛かった日々
今でも思い出す
楽しかった時の娘は
もちろんだが
辛かった時のことも
すべては記憶の扉の中に
封印されていて
それがたまに
解き放たれる
それから
自分の殻の中に
閉じこもって
ずっと辿ってきた
知識と桂家に
浸っている
これは夢なのか
それとも現実なのか
曖昧な記憶の中に
すべては隠されている
でもこれは
すべて現実に
起きたことで
それはずっと
続いている
そして決して
終わりがない
おれがかつて
経験したことは
今に生かされている
現実離れした
出来事もあったが
でもすべて
実際に
起こったことだ
そのすべては
記憶の扉の中に
封印されている




