前へ目次 次へ 20/32 終局にあたって 君は長い間、俺の役に立ってくれた。 俺の望みに貢献し続けてくれた。 だが、それでも俺は君を消そうと思う。 それは、現実が理想へと成り変わるために、必要な事だから。 君に言うつもりは決してないが、 俺は君のことが別に嫌いではなかった。 君と過ごした日々は、正直悪くはなかった。 ただし全ては、 優先順位なのだ。 追い求めるべきは理想。 そのための犠牲は厭わない。 もしもその業によって地獄というものに堕ちるならば、 もとより、覚悟の上である。