万物の勇者VS剣の勇者2
「そう来るかい・・・アクセラレータ」
急に加速した一也の剣が迫る。が模倣した英雄の恩恵がそれを対処する。デニュニルを盾にしてグロウに魔法をチャージする。にしても加速系の憑依か。
「-----精霊砲」
霊力を収束してエーテルでメッキして放つ。だがその左手に持つ神剣に神気を宿しそれを打ち返して来る。第3宇宙速度で帰ってきた砲弾をグロウで切り込め続ける魔法の糧にする。
「喰らえ 五龍散陣」
デニュニルに聖気を流してフィールドに大量の魔法陣を出現させる。そこから数千を軽く超える魔力で構成された竜が出て来る。9体の神龍の死体と宝石神の神核で創られたデニュニルの多くある秘められた力である全能力の莫大なる増幅と龍に属する全てを得る。それが迷宮主及び魔王及び龍帝が万物の勇者によって全力で増幅する。たった1月で光の世界「アスタルテ」を壊滅に追い込んだ精霊王にして練金神の力を
「そう 剣神技 黄赤灰燼」
上位である神の力で一瞬にして無力化する。黄赤灰燼は現象を灰燼へと帰す剣技。故に必要なものは莫大な熱量を宿した質量体。そして彼の持つ2本の剣にはとある特性がある。
「風の刃よ」
「---氷竜盾」
氷竜の鱗をエーテルで再現して盾の触媒にするが一瞬にして崩される。
「原子崩壊式は健在かよ・・」
「君がいうことかな・・・」
確かに先日、原子汚染弾を撃ち込んだばかりだが・・・。
「じゃあ死んで?」
剣が刹那の間揺らぐ。これは死神の刃という奥義だ。まるで死神の鎌のように見え気付いた時には首が落ちていることから来た災厄。それを認知した瞬間、俺は霊力をフルブーストさせる。
「オーバーエレメント」
全属性の霊力を吹かせて全方向に膨大なる散弾が雨霰となりて降り注ぐ。そして天衣無縫を用いて近づきマナで銃を構成する。
「なるほど精神破滅か・・・」
「零点砲撃である必要があるがね」
攻撃を8割躱し1割打ち返し1割受けながら一也はそれを恐れずに近づいて来る。
「モードチェイン クラウン」
直後。デニュニルが分解して俺の頭に王冠の如く5龍が渦巻く。神核が光り輝く。銃を手に取りマガジンを回す。
「水氷弾」
エーテルを結晶化させて水の魔力と氷のマナを浸透させて込める。そしてX字を描く斬撃を弾き飛ばす。
その光景に観客が驚くのが分かるが無視。右手に銃を召喚する。
「ザフキエル」
俺はその弾丸を自分に撃ち込んだ。




