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エキシビションマッチ 下



 槍と化したデニュニルの石突でエドウィードの左手の剣を払い穂先でミィーナの右手の細剣を叩き落す。二人の攻撃が終えた後その二人の間から一本の棒が伸びて来る。これは薙刀かならいや違う。この筋はティアのだ。そしてその下からも薙刀が伸びて来る。こっちはアイのか。ちっ連携能力が高過ぎて攻略できないな。銃を抜きクイックドローで銃を一斉掃射。そして銃を投げもう一つの銃も一斉掃射。これも投げる。

「「―――槍技 スライア」」

 俺を挟み込むように刃が迫る。そこに俺のぶちまけた弾丸がそれを微妙にずらして俺との相互位置を変えて俺はその僅かない間を縫うようにして移動する。跳弾した弾丸を足場にして跳ねる。

「「「「ハァァッッッ!!??」」」」

 4人分の驚嘆の声が聞こえる。が俺はそれを気にせずデニュニルを振り下ろす。絶妙に調整した角度でとあるモノに当たりそれはエドウィードの頭に落ちる。

「グッ」

「えっ?銃?」

 俺の投げた銃がエドウィードの後頭部に当たる。銃を180度振る。そして今度は十字に振りおろす。

「――飛斬」

「――金剛」

 俺の飛ぶ斬撃をアイが生身で防ぐ。わ~おアレ魔王軍四天王でさえも切り落とす斬撃なのに・・・なのに。と俺は若干動揺するがそもそも俺の異次元のステータスがあるからできた事だと思いだす。あぁINTのステータスは何でこっちに反映されないのか・・・ソレを言うなら全ステータスだけど。称号である勇者・魔王・迷宮主の効果である経験値10倍効果は適応されている。謎だな、フルダイブシステムに関する謎を今度研究してみるか。さいわい俺には実験体が大量に居るしな。と体を半身ずらす。そこにティアの薙刀が迫る。がそこにもう一つの銃が落ちて来る。


 コツン。

 

 闘気を込めて投げた故か銃はおもいのほか良い音を出す。


 そして腰に刺していた細剣で影を指し繋ぎ止める。これは準決勝でチェルンが使った繋ぎ止めの細剣。これでティアは動けないので放置。するとそれを抜こうとしてきた恋歌の魔道騎士が迫って来る。俺はそこで一旦視覚を切り0と1のみの信号に切り替える。そして銃弾が飛んでくる仮想未来を感じ取る。

「クイックチェンジ ガン」

 ミィーナの声が響く。

 彼女の装備が一瞬で変化する。その装備は某魔王様の正妻を思わせるが装備は魔王様仕様。



 わぁ~お、このゲームにも熱心なファンがいたもんだ。



 突然のミィーナの変化に驚きながらもさきほどの仮想未来があるため動揺は少ない。がここでその仮想未来が切れる。つまりは此処から先はデータなしということである。だが関係ない。俺とミィーナのガンシューティング系は俺の方が若干だけだが分がある。

「展開 ガトリングガン」

 その一言で俺はその神技にも等しい超越者を超越した力を使う。

 直後俺から途轍もない量の魔力が喪失する。


 だが一瞬で構成されたその極悪兵器に全員が驚く。

「スキルエンチャント 自動追尾」

 更に大量の付与効果を付ける。



「じゃあ ファイヤ」

 その言葉により超大量の弾丸が吐き出される。その動きに味方であるチェルンやクロノさえも巻き添えに成る中ミィーナ1人はただ冷静にただ冷淡に銃を放つ。丁寧に放つ弾丸はいろんな角度から多くの弾丸に跳弾して確実に自分に当たらない様に調整されてある。

 


 ただこちらも黙って見ている訳には行かない。それにFFの可能性があるので十二分に気を付ける必要がある。しかも銃はさきほど投げたので俺の手にはない。神杖 デニュニルは銃と言う近代兵器には対応していない。ならまたソレを使うか?そう思ったが止めた。まだ一つ試していない事がある。それを試すまでは早い。


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