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続PT部門決勝戦

『ここでリーダー同士の対決!!しかもミィーナちゃんの細双剣とエドウィードさんの二刀流という技術の高い勝負が此処に実現しました!!』

『そんな騒ぐ事か・・・。まぁあの二人はどちらも知的と言うか理論型。ティアのようなテンション型でも俺のような負けない戦い方でもない。勝つためだけに組まれた自分だけの戦い方をしている。お互いの勝利への道へ引き寄せるため。かなり精緻な構築の上で繰り広げられているしな。』

『えっ・・・。』

『二人ともプロゲーマーという職に居ながら実はかなりの天才型。というかこの勝負がここまで緊迫しているのは恋歌の新しい札と互いの手の内を知り尽くしているから。少なくとも今回のソロ部門のような台風の目である俺のように全く何も下地が無いならともかく100はこなしている両PTの経験。それが多分あの二人にはどんなスキルレベルよりも必要なものだろう。そして緻密過ぎるが故にそれは完成すれば素晴らしい作品となるが失敗すれば・・・泥仕合にすらならないだろうな。』


 体がずっと軽い。寧ろ軽過ぎて体が浮きそうで怖い。それほどに体が動く。軽快に立ち回り刺突。魔法も魔術も詠唱するタイミングを与えてくれない。なので

「《突け風よ》」

 鍵言葉を唱えて私自身から魔力を吸い取らせウィンドランスを形成し打ち出す。

「《斬魔》」

 がしかしエドウィードさんの右手の剣が輝きそれを切り裂く。でもそれはフェイクで

「雷精よ 咆えよ」

 改変された魔術の一つを至近距離で砲撃する。その魔術はまるで私に適応されたかのように馴染んでいる。なんというかただ引き金を引いているだけな感じもしなくはないが。でも使えるモノは何でも使う。それが私とエドウィードさんの作戦の立て方。だからこそイレギュラーを多く作り撹乱する。

「アイ! 詠って」

「了解。ティア スイッチ」

「全員ティアに攻撃!!」

 私の作戦をアイに伝えてそこにアイがティアにそれを止める為に自由騎士全員がティアへと攻撃を集中させる。・・・。

「今!!」

「「諾」」

 そして私たちは試合開始直後に放った閃光の時に使った魔術を解除する。



「えっ!!」

「―――疾風太刀」

 そしてティアが居た位置からアイの声がして

「――マルチバレット」

 アイの位置からティアの声が聞こえる。

「―――ピアス」

 そしてエドウィードさんの後ろを取り首を狩る。



『ここで第一試合を先取したのは恋歌の魔道騎士。ここまでなんとパーフェクトで来ています。』

『だな。自由騎士は準決勝でジャックが一度攻撃の受け過ぎで倒れたしな。1人倒れる事が絶大的なピンチへと繋がる恋歌の魔道騎士はすれすれでこそあるが負けない倒れない戦い方をしている。多分そこが違うのだろう。』

『へぇ~随分とお詳しいですね。』

『コレでもミィーナの家族だしな。アイツの実力は誰よりも知っているつもりだ。それに死が現実における死を迎える虚空戦争では何より勝つためにではなく負けないことが重要だったから生存本能と言う意味では鍛えるのには丁度良かったかもしれんな。』

『そりゃあ死にますからね。って、そう言う事ですか?』

『そうそう言う事。と第二試合が始まるみたいだな。』

『って・・・何ですかあのホーメーション。』

 異世界で採用されやすい軍式のホーメーション。1:1:1で前衛中衛後衛と別れ前衛が受けて中衛がサポートして後衛が超高火力で押しつぶす力技な戦法。


 これこそ俺が少数で連戦連勝を続けて来た恋歌の魔道騎士を更に飛躍させるモノだと思っている。


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