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覚醒そして蹂躙


『続きましては準決勝二試合目。その者が振るう剣に斬れぬ物は無い。神速の二刀流の剣聖ハヤト。VS。バトルロイヤルを完膚無きままに勝ち上がりなお且つ二槍流やトップ戦闘職の持つ格上殺しを完全摸法した超越者。リョー。』

 


 さてじゃあ準備運動でもしますか。




『さて両者ともにこれまでと同じ・・・いえリョーは3パーターン目でしょうか?』

「違うぞ?まだ一つだ。」

 ちなみにこの大会俺はずっとアクセサリーに装備を収納しておりいまままでずっとそれを使ってきた。

 さてここで俺のスキル編成を紹介しよう。

 神武 神魔 神将 神匠 付加 神魔力 先制攻撃 急所攻撃 水晶眼 賢者 導師 竜王 強奪 還元 星読み

 ・・・・このゲームでもどうも俺の特性は影響するらしい。そして神武が示すは全武器の取り扱いだ。ちなみに回避系がないのは必要ないからでそこのレべリングに使う時間が無かった為でもある。ちなみに神魔に神匠はマジカルソードのシステムに関係なく素材の能力を完全に引き出す事が鍵らしい。取らせる気ないね。

 とコレで分かるように俺はまだ一つ目。寧ろ急所攻撃に先制攻撃は必要かな?程度だ。マルチウェポンな俺はそもそも武器の枠組みに囚われる必要もないが。

『では五秒前』

『5』

『4』

『3』

『2』

『1 バトルスタート』


「来い 宿り木のミストルティア

 俺の武器庫の中に眠る試作品を模造した杖が現界する。

 そのデザインは蔦が絡み寄り合う。



『いきなりミストルティア!!』

 解説席にミィーナの声が響く。

『ミストルティア・・・。』

 魔王軍一二天将の一柱を一撃で穿ち葬り去った、突く・吸収に特化した攻撃性杖術の始にして終の方。本来は神杖デニュニルを使う神殺しの一端の一端。繋ぎ止めの細剣や空斬の短剣もソレ用の小細工でしかない。

「発動 神炎嘆きの槍」

 杖の先端の尖っている細剣仕様を向けて魔術を放つ。

 戦術級魔術 神炎嘆きの槍。


 それがこのマジカルソード最強の防御力を誇るみんなの盾を容易く葬る。




『えっ・・・・。聖騎士のハヤトの魔法防御を』

『一撃でかよ・・・。』

『・・・・コレ手加減と言うか発動速度に特化した魔法・・・いや魔術ですね。』

 小春とエドウィードが驚く中ただ1人ミィーナは冷静に俺の放った魔術を分析する。

『えっ・・・それは先程の二人以外・・・』

『間違いではない。でも・・・。』

 他の二人は唖然としている。ミィーナも内心はかなり驚いている。





「来い、始の剣」

 ミストルティアを右手に持ち左手の指輪から細身の剣を取り出す。

 変則二刀流始 杖剣。

「じゃあ死ね。」

 その剣を使わずにリョーは剣を高速錬成する。その数凡そ20。



 それらが全て鎧や盾を貫き腹を串刺しにしていた。




『えっ・・・・。』

『何だ・・・・!』

『嘘でしょ・・。』

 神殺しの勇魔王。その新概念が全てに牙を向く。



 それは震撼した。

 それは凌駕した。

 それは辿り着いた。



 異能因子が怪しく輝く。

 殺戮の限りを尽くし何もかもを無に帰す灰塵の邪神。

 創造を続け全ての物に生命を与え続ける創界の善神。

 それら全てが混ざり成長する。彼・・・片倉亮哉の久しぶりのVRゲームは常に格上と経験の差に圧倒されていた。ステータス上は弱くても彼の因子は格上として捉え続けていた。

 否・・・彼の周りにいる人間との経験の壁が格上と認定していた。美波ミィーナにしろ、愛子アイにしろ、ティアにしろ、さくら《チェルン》にしろ、エドウィードにしろ、小春にしろ。

 彼は適応する事に能力がある。

 それは万物視・万無の境界・万物摸法。地球に産まれ落ちた頃から手にしていた才能。



 神さえも降す超人。

 超越者。

 勇者のみでありながらも勇者に太刀打ち不可能な存在を殺し回った理不尽。

 魔王でありながらも人間と敵対せず良好関係を築こうとする異端。

 迷宮主でありながらも決して驕らず鍛錬に励み力を得て行こうした革命。

 精霊王でありながらも全てを理論づける演算。



 そして彼は辿り着く。


「==== ???@@@!“”#“%$」

 この場に居た全員がその理解不能な言語を耳にした。それはグルカルトという異世界を知る勇者でさえも知らない言語。

 そう亮哉でさえ理解できていない言語だ。



 それはまるで集った枝葉。

 それは渦巻く蛇。

 それは海を連想させる泡沫。

 それらを全て・・・7つの世界。



「マスター!!マジカルソードにおいて異常が発生!!」

『マジカルソードでか?あれはAWOとは違い完全な娯楽だろう。』

「いえ多分ですが・・・・プログラムを高速でモジュールして行使したかと。」

おいおいそれは幾らなんでも・・・。いやテンスの神子に常識は通じない。

『・・・まさか・・・・新生の・・・。それにミストルだと?』

「・・・・疑いの気持ちは分かりますが・・・・。」

『いやソレならまだいいが・・・。』

(アストラルと魂に肉体。それに異能それが今崩れた・・・・いや違う。一致した。)

『・・・まさか・・・なぁ・・・。』

 グルカルトと地球。この二つの世界で世界樹の祝福を受けているのは亮哉だけ。

『出来なくはないだろうがな・・。』

 格上を殺し続ける才能。それが片倉亮哉が異世界にてステータス封印を行いつつもスキルと万物摸法で対処していた時に得た才能。

 それらが漸く今合致して・・・・回り始めた。




「真理 カタストロフブレス」

 全てを滅亡させる吐息をミストルティアから

「偽 アストラルハザード」

 精神を木っ端微塵にする災害を始まりの聖剣から。



 死神の一撃が下る。

「摸法神器 デスサイズ 摸法神技 死の声音」

 突如現れた大鎌。

 それを手に取り4連斬。まるで旋律のように引き裂かれた体は夢幻の苦しみに遭う。



『・・・勝者 リョー』




 そして3位決定戦だが

 ハヤトの棄権でチェルンが3位に決定。そして


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