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1層10階ボス スライム王を討伐した後、俺たちはそのまま11階へと進んだ。

 スライム王が大量の経験値を吐き出したらしく全員レベルMAXとなっていた。

「「―――チャージランス」」

 俺の左手の短槍とアイの右手にある薙刀が同時に放たれる。

槍系スキル単発刺突『チャージランス』

それを受け、塗り壁が崩壊する。間違った、倒れる。

「にしてもヌリガベを迷宮の壁に擬態させるなんて。」

「まぁ神授の迷宮って基本はごちゃ混ぜだしな。そこちょっと退いて。」

 発見スキルに反応していた場所を指し全員に避けて貰う。

「う~ん棒系スキル無いから何とも言えないけどえい!」

 その一部を突くと壁が崩れる。どうも隠し部屋に成っていたらしい。中にはあからさまな宝箱が置いてある。

 そこを目掛けて矢を射る。が反応は無い。

「そんな深層の罠なんてある訳ないじゃん。」

 と本来の神授の迷宮を攻略を共にしたチェルンがツッコミを入れて中に入るがその瞬間、発見が反応する。

「弓技 微風弾」

 新緑の光を纏い降って来た魔物に矢が突き刺さり貫通するが魔物は倒れない。

「桜井流薙刀術 螺旋翠刃」

 流石はプロゲーマーの前衛。

 俺が魔物を鷹の目で捉えたのに対してその突きぬけた微風弾で敵の位置を見抜き薙刀で切り裂く。その動作は一つ一つ洗礼されておりとても美しい。

 (と見惚れている場合じゃないな。)

「爆破を!」

「うん。―――ボム」

「―――――シャイニングボマー」

 二人の爆破攻撃を受け俺は跳ぶ。そして足元に木の板を取り出しそれを蹴る。

 (割と見えるな。まるでゾーンに入っているかのように)

 気の所為だと思うが。

「ダブルセブンス」

 聖と邪の双方の魔力をそれぞれ別の手に握る剣に込めて7連撃をお見舞いする。それにより足を破壊出来たのは分かるが、これだけでは絶対に届いていない。その血肉を斬った感覚で判断した。そう判断した瞬間ティアの体の魔力が動くのを感じ取る。あれは・・・さっきのか。


「蠱毒の爪」

「雷帝の牙」


 紫に染まった爪をも喰らうような紫電の牙がその巨体に刺さる。


というかチェルンさん何処ですか?


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