表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/89

魔法と魔術

「ちっ!大過ぎだろ。まだキングに辿り着けていないだけど。」

 レベルアップして一振りで倒せるが職持ちは分裂でもあるのかそれとも無限湧きなのか知らないが永遠と剣や槍斧を振り短槍を突き長弓や拳銃を放つ。ちなみに盾は邪魔なので使いません。基本的に殴ってヘイトを集めた方が早い。

「カオスボール」

「エレメンタルバレット」

 魔法職二人の専用魔法がスライム相手に突き刺さる。そして容赦なく体の一部とHPを抉り取って行く。あれ可笑しいなこのスライム魔法耐性がかなりあるはずなのに。斬撃耐性が一番高い中一撃で殺している俺が思うのもなんだが。

 そしてだがその僅かな間だがスライムが少ない空間が生まれる。

「雷よ 武き怒りを持って」

 詠唱しながら右手を空かす。そして左手の剣のみでスライムを次々と刈り取る。

「―――旋風迅」

「エアダヴン・バースト」

 チェルン・アイの風魔法が頭上から圧迫するように振り落ちそこに透明な刃が芝刈り機の如く殲滅する。

「蒼き雷帝の 招の理により」

「シャイニングボール」

「アクアフィールド」

 更に威力を高める為にイメージをより明確に長めの詠唱を取る。その時間稼ぎとしてミィーナの輝く球がスライムの目?を潰し辺り一面を濡らす水のフィールドが展開される。

「魔を滅せ」

 五節に分けて唱えられた雷の魔術は俺が視認出来る範囲に居たスライムを一瞬で溶かす。それを耐えても先程ティアが展開した水が帯電しそれを喰らいまた光のポリゴン体となって消える。だがヤツは残っていた。

 そしてその名前も変化していた。

「キングスライムサンダー・・・なんか美味しそう」

 ・・・確かにこのスライム何故か元々黒だったからかあのチョコ菓子に見えるがミィーナそれは如何なんだ?女性として。



「サンダーってことは土か?」

「多分。―――ボム」

 俺の呟きをティアが律義に返してくれそのまま土属性魔法で最初に覚えるボムを発動する。そして俺は銃を装備し土属性の魔力を込め引き金を引く。だがその弾丸は飲み込まれる。


「なら―――ウィンドブレス」

「エアハンマー」

 魔導女帝と薙刀の巫女による同時風属性攻撃。それはキングスライムを蹂躙するが途中からやはり飲み込まれる。

「ファイヤショット」

「ダークボール」

 俺が驚いているとティアが火の礫をミィーナが闇のボールを時間差で打ち出す。すると今度は飲み込まれることなく喰らいスライムの動きが一瞬止まる。その瞬間俺は銃を収納して剣を二本取り出す。そしてそれぞれに光と闇の魔力を込める。そして爆発の如くの速さで詰め寄り剣技を繰り出す。

 二刀流剣技18連撃【流波】。光と闇が交互に入れ替わり確実にダメージを与えて行く。本来なら双大剣でやるがこっちでも出来なくはない為やむを得ず繰り出す。それが終わると同時に剣を仕舞い銃を二丁取り出す。二丁拳銃技【双華】弾丸の線で花を描く銃技で最大36発。今回は27発。魔力は込めず純粋な弾丸のみで撃つ。すると見えない壁に当たったかの様に弾かれる。成程。魔力攻撃じゃないといけないと。となると俺はAWO内で魔法スキルは持っていないからタンクに成り下がるしかないな。属性相性で攻める訳にもいかんし。ここは4人に任せるか。

「全員魔法主体で1人ずつ別の属性で攻撃を。分かっていると思うが属性を吸収する。」

 まあ観察眼の塊である4人がそれに気付かないわけないと思うしMMOも彼女らの方が歴は長いだろうし。そんなことを考えつつ盾を取り出す。更に剣に魔力を纏わせる。

「アイ・チェルン・ミィーナ・ティアの順で魔法を。」

「ウィンドカッタ―」

「ロックブラスト」

「カオスランス」

「蠱毒の爪」

 俺の言葉と同時に時間差で着弾されるように調整された魔法がスライムを襲う。というか何だよ、蠱毒の爪って怖。そして案の定スライムは毒状態なり物凄い速さでHPバーが減って行く。さっきまでの戦闘は何だって言いたい。



「とどめよ!マジックアロー」

 理力で精製された10本の矢が突き刺さる。これによりスライムが光のポリゴン体となって消える。


 【プレイヤーネーム【ミィーナ】【アイ】【ティア】【リョー】【チェルン】によって神授の迷宮1階層10階ボス スライム王が討伐されました。】



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ