剣の記録器 序章 1
「マスター既に十二支が2つ討たれました。しかも片方は朱卯です。」
『朱卯がか・・・。アレを倒す事が出来るのは多分だが流星剣もしくは爆斧に恋歌の魔道騎士そして精剣士に魔導女帝かな。
精剣士の二つ名とは限らないけど。』
「金亥は恋歌の魔道騎士に精剣士と思わしきプレイヤーが朱卯は精剣士候補が熱エネルギーの保存法則の辻褄合わせで倒された模様です。」
『流石は万物の勇者の片倉亮哉。君の本来の物語は此処から始まって貰う必要がある。テンスの神隠しなんてその序章ですらないのだよ。』
「・・・本当に良いのですか?それに魔術の勇者霧宮さくらによる助言に従えば霊器に神器を取得される可能性があります。」
『大丈夫だよ。亮哉にはアイツは手を出してはならない魔王として君臨し続けて貰う必要があるから。』
そうじゃ無いとミミアさんに義妹の・・・確か混沌の聖女のミィーナ事、美波さんに嵐薙巫女のアイ事、愛子彼女らに対して向けられる悪意や害意に対して馬鹿みたいに鋭いはずが無い。
彼が最終砦でしかいられない事を彼以外のテンスには既に手を回している。
大災害まで後どの位時間が掛かるか知らないが【Project XXXXX】は起動させているが彼らとβ二つ名軍団は戦えるレベルに育ちあがるだろう。
「・・・我々がしている事とは全く別の事を望むのですか?」
『そうだよ。というか既にその位は出来るほどに鉱業界を支配しているから。』
「・・・御意」




