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化け物の皮

「やり過ぎたな。」

「そうね。レベルが上がったのが久しぶりすぎて威力が調節出来なかったのが問題かしら。」

 俺とチェルンはその惨状を見てそうしか言えなかったが・・・。

 俺の研ぎ澄まされた感覚はまだ終わっていないと告げている。いやそれどころか始まってもいない。

 だが発見も鷹の眼も反応なし。それ以外は使えない。


「アイに義兄さー・・・リョーさんにえっ!?チェルンさん!!」

 しれっと人の関係ばらそうとするんじゃないミィーナよ。

 そしてティアも駆け寄って来る。

「「っ!!」」

 その感覚に俺は体を強張らせチェルンは無数の魔法を空中で発動待機状態にする。


「・・・シズ?」

 見覚えのある影が見えたので呟くとクワァ~と鳴く巨鳥。

「コネクト貰えるかしら?βで出なかったから最悪が考えられる。」

「「「・・・・。」」」

「おい!引いているぞ。」

「その発言をしている貴方に引いていると思うのだけど。」

「・・・どっちにもですよ。」

 とミィーナの何か諦めた声がする。そう言えばアイとティアは俺がテンスって伝えて無いな。

「まぁその辺は追々。リョー使いなさい。」

 チェルンはこの辺りはかなりきちんとするタイプの人間だから多分その内俺も交えて説明するだろう。

 いつかは説明しようと思っていたけどここまで速いとなぁ。

「と言う事らしいのでその内。視覚同調」

「魔力視」

 手を伸ばし握られた感触を元に視覚を同調させる。更にチェルンの魔力視により分析が進む。



 いや待て。



「・・・精霊王の瞳」

 とかなり小さく呟く。

 魔力見は誰でも出来るスキルで存在しているが魔力視はさくらのパーソナルスキルなのでもしかしたら・・・

「見えちゃた。」

「見えちゃったって・・・見えているし。」

「「「・・・・透視?」」」

 3人のジト目が刺さる。というかミィーナよお前は俺の能力を知っているよな。

「違うわ。・・・喚起せよ!我が眷属たちよ 汝らが憑きし存在プレイヤーに 汝らの加護を!」

「・・・貴方ノリで使うわよね精霊王儀。」

「あぁ精霊が見えただけ・・・・いや大事だし。」

「て皆さん来ます。」


《緊急Wクエスト 幻惑の魔女を守れ がプレイヤーに発令されました》



 ・・・初日だよな。Wクエスト何回こなす必要があるんだ?



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