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初日殺し

 あの後何とか元の緩い状態に戻りレベルもかなり上がったので消耗品と装備の買い換えの為に街に戻ろうとするのだが鷹の眼がある光景を捕らえる。

「なぁ、このゲームって盗賊は職業じゃないのか?」

「「「出た初日殺し」」」

「・・・初日?」

 何故に初日。しかも殺しって多分初心者殺しとか~~キラーとか□△○の天敵とかその他の類だよな。駄目だ。考えれば考えるほど沼に嵌りそう。でも何で盗賊如きで殺しになる?

「あぁそう言えば攻略サイトって見て無いですよね?アレの説明は中途半端なんですよね。まぁーー」

 とミィーナの説明が延々と続くが要するに

 AWOの両テスト開始時には初期町の強襲防衛イベントなどが起き防衛失敗になるとセーフティーエリアとしての機能(例・ポータルと言った転移機能)が無くなるらしい。

 これデスゲームじゃないよな?メニューを起動しログアウトがあることを確認する。良かった大丈夫だ。

「って馬車が危ないわね。この距離だと魔法が届かないし威力が強すぎて商人も巻き込んでしまう。」

「そうね。カオスバレットでもこの距離は難しいかな。」

「射程が長い風魔法でも流石にこの距離は・・・ってリョーさん?」

 と3人娘が協議している間に俺は詠唱をしていた。

「無よ 集いて 魔手を貫け マナ・ピアス」

 左手を突き出し其処に陣が描かれ無を纏う小さな針が場所を襲う盗賊の一人に突き刺さり貫通し別の盗賊の弓の弦を切る。

 限界まで魔力消費を抑えつつかつ俺の演算能力を利用し威力と射程を高める。それを鷹の眼の隠し能力ターゲティングで狙撃する。更に右手の魔力剣に無の魔力を込める。更に鷹の眼を別の盗賊に狙いを変える。

「マナ・ソード・シェル」

 剣に込めた魔力が刀身と化して撃ち出せれる。今度は魔法使いの盗賊の杖を切断しその先の槍使いの槍を真っ二つに切り裂く。まだ眼を発動させなくて大丈夫だな。故に弓矢を取り出し構える。

「弓技 微風弾」

 矢を放ちながら俺は走りだす。矢はそよ風の如く新緑の光に包まれ禍々しい斧を持つ盗賊に吸い込まれるが

「パリアック」

 と斧盗賊が呟いたら斧が矢に対して最短距離で振られる。それは蒼葡のような光を放ちながら矢を砕く。

 が俺はその間に速度強化のエンチャントを自身に施し靴に魔力を込め適度に放ち爆発の反動で飛躍的に前進する。


《称号 レコードホルダー 最速 を得た》

《称号 傷を拒まない者 を得た》

《称号 傷つきながら駆ける者 を得た》

 称号獲得のアナウンスが流れるが気にしない。そろそろ減速に移るべき距離だが更に加速する。

「閃突迅」

 左手をレイピアに見立てて残りの盗賊を突き刺し振り落とす。

 そこに三人が追いつきあっと言う間に盗賊は全員討伐し終わる。


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