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神楽坂葵は言葉が足りない
久しぶりの更新になってしまいました。
読んでくださる人がいるものかわかりませんが、自分のために書いていきます。
教室に戻ると、俺の席に流が突っ伏していて、その隣の白雲の席には葵が座っていた。
突っ込みどころしかない。
ひとまず流を叩き起こして俺の席から立ち退かせる。
「一応聞いておくけど、なんで俺の席に座ってたんだ?」
「目が覚めたらお前がいなかった。どこに行ったのかも分からなかったし、まだSHRまで時間があって他の奴が来るまで寂しくてつい……な」
「寂しいから俺の席に座るっていうお前の行動原理が分からねぇ」
「芥斗も寂しかったら俺の席に座ってもいいぞ」
「座らねえよ!」
本当にこいつと話してると気分が悪くなるな……。でも、流も俺に恋人ができたと知ったらこういうことをしなくなったりするのだろうか。
いや……むしろ躍起になって今までよりも暑苦しくなりそうな気がするな……。