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モヒカン ステータスを見る

前回のステータス欄にレベルを追加しました。

今回も宜しくお願いします。m(_ _)m

名前:浜郷 海理

LV:1

職業:勇者

HP:100

MP:200

筋力:150

耐久:100

魔力:200

俊敏:150

運:100

使用魔法:無属性(系統外外道魔法)

特殊能力:鑑定眼、言語理解、アイテムボックス、聖剣召喚、魔力操作、魔力変換

個別能力:一点集中、固定化、聖剣開放

祝福:創世神、魔法神、賢神、真神



よくわからんがチートっぽい。


ゲームのキャラステータスと同じ感覚で見ると、ステータスの平均値というのは分からないが俺は所謂『攻撃型』と言う感じだな。


全体的に見る限り“力”のステータスが高めでHP(多分ヒットポイントだろうと思われる)や耐久が全体的に低い。

それに比べて筋力値と魔力値が高い。

俺が推測するに魔力値は多分魔法の力とかそんなもんだろうと思う。

MPと魔力の違いは分からないが、MPも高めなので魔力に準ずる何かだろう。


ステータス値について俺が考えていると、俺が考えているのを察したのか賢者から説明が入った。


賢者の説明を要約すると……まぁ、要約しなくとも俺の考察とあまり変わらなかったのだが。


HP…生命力。0になると死ぬ。


MP…生物の体の中に存在する魔素(マナ)の数値。使えば減り、休むと戻る。0になると魔法が使えなくなり、とても強い疲労感が襲ってくる。


筋力…攻撃力。肉体が持つ攻撃力。耐久値が高いと補正が入る。


耐久…防御力。肉体が持つ防御力。筋力値が高いと補正が入る。


魔力…魔法力。魔法を使った時の威力の基本としての目安の数値。


俊敏…素早さ。肉体が持つ素早さ。筋力値、耐久値が高いと補正が入る。


運…その人の運。目に見える形に数値化したもの。レベルアップと共に上がる……かもしれない。



だそうだ。因みにこの世界のステータス値の平均は、全体の平均として一般が10〜30程度、冒険者など戦いを生業とする人間で50〜100だそうだ。あくまでレベルアップした状態での平均だそうだ。

この数値を見ると俺のステータスは相当高い事になる。

賢者曰く、「レベルアップしていない人間が最低値でも100というのは異常の域だ。」

ということなので、十分チートである。


ステータス値以外の説明は、この様なものだった。


名前…名前。


職業…職業。


LV…レベル値


使用魔法…その人が現在使用することが可能な魔法の種類。()内の文字は注釈で自分以外に見えない。


特殊能力…特殊な能力。加護や祝福によって授けられたスキル。


個別能力…特殊な能力。加護や祝福ではなく、その人個人が魂に秘め、発現するスキル。


祝福…祝福や加護を授けた神の名前が表記される。祝福の場合のみ赤字で表記され、その人以外には見ることができない。



大体の奴が理解したと見計らって賢者は魔法の種類について述べた。

魔法の種類といっても属性の種類を説明された。


基本属性は、火、水、風、土、光、闇、無。

無属性というのはどんな人でも必ず持っている魔素そのものだそうで、

それぞれの属性からの派生として、氷や雷なんかもあるらしい。


レベルが上がり、使える魔法が増えると、『○属性(○○魔法)』と大まかな説明が現れるそうだ。


……と言うが、俺の場合レベルアップして無いのに“系統外外道魔法”って書かれているのはどういう事なのだろうか。


にしても外道魔法って……



あらかたの説明が終わると


賢者は俺達に白色の半透明の棒を配った。

「それは、この世界に置ける身分証明書だ。腕に巻き付けると自動的に輪になる。外せるのは本人だけ。そいつを腕に着けた状態で人や物に触り、ステータスオープンを唱えると、その人や物の簡略的なステータスを見ることができる。自分から簡易ステータスを公開するときは、腕輪を着けた状態で、“ステータス開示”と唱えれば良い。腕輪で見ることができるのは

相手の名前、レベル、職業、簡易的なステータス値と身体状態、犯罪経歴ぐらいだ。さぁ、あなた方もやって見るといい。」


そう言われて自分の腕に白い棒を巻き付ける。すると、一度棒が腕にきつく巻つけられ、緩むと同時に繋ぎ目のない腕輪になった。しっかりと巻かれているのに、感覚としては付け心地がいい。腕時計のようだが、腕時計とは違い、付けている事が余り気にならない。ストレスフリーと言うやつだ。

腕輪を見ていると白かった腕輪が青く染まった。


俺達6人が腕輪の装着や変色に驚いている(モヒカンは相変わらず変な声をあげている)とまた賢者が説明してくれた。


「腕輪が青くなるのはあなた方が腕輪に登録された証。因みに殺人など犯罪を犯すと赤に変色する。赤い腕輪は犯罪の証だ。

冒険者とかだと、腕輪には冒険者ギルド特有の目印がついたりする。それで、一般人か冒険者を見分けたり出来るのだ。勇者殿の腕輪は青く半透明で中に緑色の鎖の様なデザインが見えるだろう?それが勇者専用のデザインだ。」


見てみると確かに半透明の青色の中にライトグリーンの鎖模様がある。鎖模様は少し光っている(緑色の蓄光素材の様な感じだ)。

…なかなかカッコイイ……。


俺が感心しているのを感じとったのか、賢者が「そのデザインは私がデザインしたのだ!いいものだろう!ハハハハハ!!」と上機嫌に言ってきた。

確かにこのオッサンはなかなかセンスが良い。


……デザインの話はさておき、腕輪の性能を確かめる為俺は“ステータス開示”と唱えた。するとスマートフォン位の大きさでそれを横向きにしたようなステータス板が現れた。


カイリ・ハマザト♂

Lv.01

勇者

状態:健康


と表記されていた。簡易ステータスはレーダーチャート、HPとMPは横棒メーターで表示されていた。

賢者によるとレーダーチャートのメモリは基本1メモリ1だそうで、普通はレベルが上がってメーターがいっぱいになると、最初の腕輪をバージョンアップして再登録してから使うそうなのだが、俺達のは、高ステータス事情から最初から1メモリ10の単位のレーダーチャートになっている特別製なのだそうだ。


モヒカン共はモヒカン共でステータスオープンを掛け合っていたので、少し近づき、俺のステータス板を見せながらモヒカン共のステータスを見てみた。


トウマ・サルヤマ♂

Lv.01

勇者

状態:健康


ユウタ・ヨナガ♂

Lv.01

勇者

状態:健康


カズオ・ノリモト♂

Lv.01

勇者

状態:健康


タツロウ・スエモト♂

Lv.01

勇者

状態:健康


ハルカ・アオトチ♀

Lv.01

勇者

状態:健康


モヒカンのレーダーチャートはHP、筋力、耐久高めのバリバリ攻撃型で近距離前衛型って感じの形で、取り巻き共四人も負けず劣らず高ステータス値だった。



……ん?




……4人だと?




………………。





その時、やっと俺は1人足りない事に気が付くのであった。






またまた説明回です笑


読んで頂きありがとうございます!

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