モヒカン 賢者に教わる
世界の名前を変更
祝福→加護に変更
ステータスを変更しました。
余りにも修正箇所等が多いので改正版等を出すかと思います
「オルェがァユーシャー?」
正確には俺達が、である。
俺達は中央の賢者とやらに勇者召喚によって日本と全く異なる、地球とは別の世界輪に存在する異世界「アルデヴァラム」に連れて来られたと言う。
世界輪と言うのは一つの世界を1つの球として輪のように連なった…例えるならば、太陽系のような輪っかであり、その連なりを世界輪系というらしい。
世界輪系を太陽系に当てはめるとすると、太陽の位置には全ての世界のバランス等を管理する中心世界、『中央神界』と言う世界があり、その周りに輪っかが回っているそうだ。一つの輪っかには幾つもの世界が乗っていて、左右対称に様々な世界があるらしい。
俺達が屋上から転移して、まず目を覚ましたあの薄暗い白い空間は世界と世界を繋ぐ輪っか…つまり世界輪の中だったそうだ。
本来、異世界転移は輪っかの対称の位置同士の異世界間しか出来ないそうで、対称ではない世界との召喚は出来ないらしい。それには理由が有るらしいのだが余り関係ないとのことで割愛された。
改めて俺達の話をしよう。
俺達は中央賢者によってここ異世界「アルデヴァラム」に召喚され、魔王軍の進行からこのアルデヴァラムを守って欲しいと言うことだった。
この世界を救ってくれと言う話だが、俺達を召喚したのは北西の大陸を統べる王国の命だそうで、異世界勇者召喚を反対していた国もあったようだ。
何故北西の王国が、というのは北西の王国が魔王が統べる魔界に一番近く、壊滅の危機が迫っているとのことだった。
…テンプレ勇者モノみたいな話だな……
で、異世界より渡界するにあたって俺達には三つの“力”が授けられた。
一つ目、世界を超えた事、別の世界に移ったことによる“ステータス向上”。
二つ目、『中央神界』の神々から授けられた“加護”。
三つ目、世界が危機より脱するため、世界の意思が俺達に授けた“聖剣”の力。
一つ目は元いた世界の呪縛から解き放たれ、魂の力が開放されたことによる基本ステータスの向上。これのお蔭でこの世界の人間を上回る力を持っている事になる。
二つ目の加護というのは世界を超えた事に対する文字通り神々からの加護だそうで、神々の加護とそれに見合った“スキル”が授けられる。
三つ目は世界の意思が授けてくれた力だそうで俺達7人にそれぞれ世界の意思の力の一部の聖剣が与えられたらしい。
世界の意思の力が貰えるということは俺達が召喚された事に世界が祝福しているという事だそうなので、結構凄い事だそうだ。同時に世界が危機的だという事の表れだと言える。
……チート、チート、チート…どう見ても普通にチートである。俺が日本にいた時読んでいた小説も異世界転移モノはチートが多かったが、例に漏れず俺達もチートである。
賢者の話を俺は大体理解したが、モヒカン共は専門用語が多かった様で『意味不明ーぃ。分かんなーい。』というような顔をしている。
その内の一人、白い空間で『転移』を『転生』とほざいた、俺と同じようにそういうジャンルを読んでそうな奴が賢者に訪ねた。
「その加護とか聖剣とかステータスとかどやって確認すんのよ?あれか?ステータスプレートとかカードとか?作んの?ねぇ?」
「おお、そうでしたな私の了見だけで話を進めてしまい、申し訳ない。神の加護を持たれるあなた方なら“ステータスオープン”と唱えてみてくだされ。」
『『『『ステータス、オープン…』』』』
(『ステェェィータァスゥオォォォープンッッ』)
賢者に言われた様に俺達はステータスオープンと唱えてみる。……モヒカンはいつもの様に煩かった。
すると青い透明な板の様な物が目の前に現れた。俺以外のほかの奴らも目の前にも現れた様で驚いている。ほかの奴らのステータスは俺から見えない様で、自分にしか見れないらしい。
名前:浜郷 海理
LV:1
職業:勇者
HP:100
MP:200
筋力:150
耐久:100
魔力:200
俊敏:150
運:100
使用魔法:無属性系統外(外道魔法)
特殊能力:鑑定、言語理解、アイテムボックス、聖剣召喚、魔力操作、魔力変換、固定化、???
個別能力:聖剣開放、???、???
加護:魔法神、賢神、真神
よくわからんがチートっぽかった。
説明文多くてすいません。世界系輪は太陽系図と同じようなもんです(笑)
ただ、地球や火星とかの惑星が太陽の周りを回るルート上に他の惑星が太陽を挟んで正反対の位置にあるというのが太陽系図とは違うところです。
と言っても加護の話以外で基本と言うよりほぼ全く本編とは関わらないないようなので、世界系輪の話は忘れて下さっても大丈夫です。