NO.4という名の近況報告
最近全く執筆活動していなかったので、腕が鈍っています。というわけなので、非常に短い上に飛んだ方向へ曲がってしまっています。
どうも、お久しぶりです。俺のこと、覚えていらっしゃいますか?尾田太一です。
最近、大きな出来事があったので、お知らせしに来たでござんす。
何かというと……。
俺たちのクラスに、女の子が、女の子が転入してきたのですよ!!ハア、ハア……。大事なことなので2回言ってしまいましたよ。
しかも、きんぱ……ブロンドと言うのですかね?俺っていう奴は、知りたての言葉をすぐに使いたがる男なんです。
まあ、とにかく美人さんなんですよ!しかも結構などじっこぶり。この容姿と性格のギャップに萌え、けふんけふん、はまってしまうのです。(前にギャップ萌でクラスメートの小舘に痛い目にあったけど。)
ようし、早速話しかけてみよう!
「転入生の川島杏樹ちゃんだよね?俺、尾田太一っていうんだ。よろしくね。」
とりあえず、当たり障りの無い自己紹介から。最初からぶっ飛んだ自己紹介をして、自爆している奴が多い。まずは好感触を掴める様に……。
「尾田くん?あ、トーマから聞いてるよ。こちらこそよろしくね。」
お、悪くない。しかも超美声とは……。ポイント高すぎです。
ん?待て。“トーマから聞いてる”とは何だ?
あ。思い出した。トーマというのはクラスメイトで生徒会副会長の榎本十馬で、杏樹ちゃんはどういうわけか、榎本とひとつ屋根の下で生活しているんだった!
ということは、最初から杏樹ちゃんを落とすのは不可能だということか!
あ~あ。終わった。
と、思っていた俺の神様からのプレゼントが!
初めて杏樹ちゃんに話しかけてから1ヶ月は経とうとしていた頃。なんと、なんと!読書部に入部してくれたのです。うっひょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
おっと、すみません。つい、感情が先走りましてね。
だけど、入部の際、榎本、というより生徒会からの通達が。
「読書部の活動率が他の部活動に比べて非常に低いです。部活動活性化を図るこちら側としては大変困ります。ということで生徒会からの命令により、週最低2回は部活動を行うこと。それに従ってください。なお、部長を川島杏樹が務めること。いいですね?」
榎本の目は本気だった。その圧力に逆らえず、俺はぶんぶんと首を縦に振った。
こうして、ブロンドの転入生とあまり距離が縮まらなかったのであります。 (続く)
読んでくださりありがとうございました。この作品のことはすぐに忘れてくださいね!