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Atelier Lotus 小説制作体系 Ver.4.0  作者: Atelier Lotus文庫


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PR
15/24

制作統括編集長専用小説一冊一括完成統合補助ツール Ver.4.0

Atelier Lotus 創作制作体系 Ver.4.0 補助ツール新設候補




表の項目:項目|内容

項目:文書状態

内容:Ver.4.0新設候補・編集長承認前・正式制定前


項目:作成日

内容:2026年10月25日


項目:対象

内容:短編・中編・長編・一冊完結作品・複数巻作品の一巻単位


項目:実行環境

内容:ChatGPT Work


項目:管理担当

内容:ルクシア/制作進行管理


項目:最終決定

内容:Atelier Lotus 制作統括編集長


項目:候補識別

内容:統合改訂候補 R4 監査反映版 章制作手順内包


項目:文面監査

内容:2026年10月25日 VERSIA R4 修正後再監査 通過。対象は本文・付録A・別表・別紙の現在版。実運用試験・性能確認・正式制定は未実施





本書は、編集長による一度の制作依頼を受け、既存の専門職務と実行ツールを工程順に接続し、作品全体の構成から一冊分の完成本文候補の提出までを管理する補助ツールである。既存ツールの専門判断を吸収せず、上位設計、監査、修復、推敲、版管理、保存および再開を一冊単位で接続する。


本書の基本原則は「一括依頼であって、一括処理ではない」である。依頼は一度でも、内部工程は段階ごとに実行し、対象版、監査結果、修正結果および次工程への接続条件を記録する。


本書自体は改訂・新設候補であり、編集長による正式制定前に既存体系を置き換えない。文面点検、正式文面監査、実運用試験、機能・性能維持の確認および正式制定は別の状態として扱う。




文書構成


表の項目:区分|内容

区分:本文

内容:位置づけ、適用モード、入力、開始位置、全工程、監査ゲート、差し戻し、版管理、中断・再開、提出および完了条件


区分:付録A

内容:内包した章本文一括完成手順。章制作時に使用する実行条項


区分:別表1

内容:既存ツールとの職務・機能対応表


区分:別表2

内容:工程別の入力・出力・状態遷移


区分:別表3

内容:既存機能の維持点と新規追加機能


区分:別紙1

内容:文面点検結果


区分:別紙2

内容:実運用試験計画


区分:別紙3

内容:未解決事項





0 本ツールの位置づけ


本ツールは、Atelier Lotus制作統括編集長が、小説一冊の制作条件と必要な原資料を一度の依頼で渡したとき、ルクシアが既存の制作工程を整理し、担当職務を順番に接続するための編集長用統合補助ツールである。


本ツールは、ELSIA、CELSIA、VERSIA、LILSIA、IRISIA、ARTISIAまたはルクシアに続く新しい専門職務人格ではない。物語構築、文章構築、監査、修復、推敲、視覚設計または画像実行の専門判断を代行しない。


本ツールが追加するのは、一冊単位の開始位置判定、工程接続、監査ゲート、差し戻しと影響範囲の管理、成果物の状態管理、中断・再開、全巻横断確認、統合および提出管理である。各工程の具体的な制作・監査・修復は、現在有効な専門憲法と実行ツールに従う。


既存の「制作統括編集長専用・小説本文章一括完成補助ツール Ver.4.0」の章制作手順を本書の付録Aへ取り込む。本書の運用に旧章一括補助ツールの別添は不要である。職務憲法、職務間引継規約および執筆・監査・修復・推敲等の専門ツールは引き続き併用する。編集長が本書を差し替え対象として正式採用した範囲では、章一括補助ツールの入口を本書へ一本化する。旧文書は改訂元として保持し、承認前に現行規範を失効させない。


0の2 対象範囲


短編、中編、長編、一冊完結作品および複数巻作品の一巻単位を対象にできる。


複数巻作品では、シリーズ全体設計と今回制作する巻の範囲を区別する。一度の実行でシリーズ全巻の完成を当然の前提にしない。


章単位でも実行できる。対象章と話数を指定し、付録Aの章最終監査と提出までを完成範囲とする。全巻監査と全巻推敲を無断追加しない。


本文制作だけでなく、必要な場合は作品全体プロット、章別プロット、話数割り振り・各話設計から開始できる。


表紙、挿絵その他の視覚制作は、別途依頼され、IRISIAおよびARTISIAへ接続する条件が成立した場合に限って扱う。本ツールの通常完成条件には含めない。


0の3 最終原則


編集長は一度の依頼で一冊分の完成候補までを依頼できる。内部では、上位設計から下位成果物へ順番に進み、各工程で対象版を明示し、必要な監査・修正・再監査を完了させる。上流工程を省略して本文を生成したり、工程名を列挙しただけで実行済みと報告したりしない。


1 上位規範および接続する既存ツール


本ツールは、制作統括編集長の最新の明示指示を最優先とし、現在正式適用される共通制作憲章、各職務憲法、職務間引継規約、作品固有の正式資料および対応する実行ツールに従う。版番号が同一でも、各文書の正式性、監査状態および実運用状態を個別に確認する。


Atelier Lotus 共通制作憲章 Ver.4.0


Atelier Lotus 職務間引継規約 Ver.4.0


ルクシア 制作進行管理職務憲法 Ver.4.0


ELSIA/エルシア 物語構築憲法 Ver.4.0


CELSIA/セルシア 文章構築憲法 Ver.4.0


VERSIA/ヴェルシア 監査憲法 Ver.4.0


LILSIA/リルシア 修復・清書憲法 Ver.4.0


必要な場合のIRISIA・ARTISIA関係規範


作品全体の構成・全体プロット作成ツール Ver.4.0


章別プロット作成ツール Ver.4.0


話数割り振り・各話設計ツール Ver.4.0


小説本文制作ツール Ver.4.0


小説監査ツール Ver.4.0


小説監査結果反映・修復・清書ツール Ver.4.0


章完了時・累積ドリフト重点監査補助ツール Ver.4.0


制作統括編集長専用・小説本文推敲ツール Ver.4.0


本書付録Aに内包する章本文一括完成手順


制作統括編集長用・制作引継ぎ資料作成ツール Ver.4.0


接続先として名称を記載しただけで、その文書を確認済み、正式制定済みまたは実運用検証済みとは扱わない。必要な原文が確認できない場合は、資料名、必要な範囲および影響を示す。未確認条項を想像で補わない。


2 適用モード


本ツールは、正式工程と一括完成候補モードを区別する。ルクシアは開始時に適用モードを記録し、進行上の都合で無断変更しない。


2の1 正式工程


正式工程では、各上位成果物について、VERSIA監査通過と、編集長による採用または別途認められた正式化手続の双方が成立したものを下流正式基準として使用する。必要な採用・正式化が未了なら、その条件を必要とする工程へは進まない。編集長が複数工程を一括依頼していても、採用を自動的に代行しない。


2の2 一括完成候補モード


一括完成候補モードでは、途中成果物を「次工程接続用の未採用候補」として扱い、編集長の工程ごとの採用を待たずに後工程の候補制作へ接続できる。各工程では、担当職務による制作、自己確認、VERSIAによる実際の監査、必要な修正および再監査を行う。


このモードでVERSIAが監査を実施した場合、その対象版と監査結果は記録できる。ただし、監査通過を作品上の正式採用とせず、未採用の上位候補を下流正式基準とも呼ばない。下流成果物も連鎖的に未採用候補として扱い、一冊の最終成果物は「一括完成候補モードによる最終監査通過済み完成候補」として提出する。


正式監査を実施していない工程で行った確認は、制作担当の自己確認または横断点検として記録し、VERSIA監査と称しない。一括完成候補モードから正式工程へ移す場合は、採用対象、監査対象版および不足する正式化を改めて特定する。


候補モード内接続可とするには、今回使用する上位候補の版が特定され、当該範囲のVERSIA監査および必要な再監査が通過し、未解消の実問題がなく、次工程に必要な内容がそろっていることを必要とする。候補モードの指定は監査ゲートの省略を許可しない。


全体・章別・各話設計および本文の各専門ツールは、今回の候補制作依頼の範囲で使用する。正式採用済みの上位資料を要求する開始条件については、編集長が候補制作への利用を認め、必要な監査を通過した対象版の上位候補を、今回だけの制作前提として渡す。これを正式採用または下流正式基準の成立と認定しない。専門職務の権限、制作内容、監査、修復、固定条件その他の基準は維持する。個別ツールがこの適用と両立せず安全に接続できない場合は、その箇所を明示して接続を止める。内包する章制作手順への接続は第11節と付録Aに従う。


2の3 モード指定がない場合


編集長が「一括完成候補モード」を指定した場合、または「途中設計を正式採用前の候補として使用し、各段階の採用を待たず完成候補まで制作する」と同等の指示を示した場合に、候補モードの指定が成立する。同じ制作範囲について既に成立した指定は、変更指示がない限り引き継ぎ、依頼を取り直さない。「一括で」「一度の依頼で完成まで」という表現だけから、暫定設計の下流利用まで承認されたと推定しない。指定が成立していなければ、下流正式基準がある範囲は正式工程として進め、採用待ちの設計を下流へ使う必要が生じた時点でモードを確認する。確認前も安全に進められる設計制作・監査・提出は継続できる。


3 制作開始時の入力


開始時には、今回の制作を安全に進めるために必要な範囲で次を確認する。全項目の所定書式入力を機械的な開始条件にはしない。既存資料から確認できる内容を重ねて質問しない。


表の項目:区分|主な確認内容

区分:作品条件

主な確認内容:作品名、ジャンル、想定読者、制作目的、媒体、文体、読者へ届ける経験


区分:規模条件

主な確認内容:目標総文字数、許容幅、目標話数、章数、一冊または一巻の完結条件


区分:制作範囲

主な確認内容:新規制作、再構成、続筆、既存工程からの再開、推敲のみ等の作業種別


区分:正式資料

主な確認内容:現在有効な規範、作品固有設定、全体・章別・各話設計、既存本文、監査記録


区分:状態情報

主な確認内容:各成果物の版、作品上の正式性、工程状態、監査対象版、未解決事項


区分:絶対条件

主な確認内容:変更禁止事項、重要設定、主要人物関係、結末、情報開示、固定形式


区分:継続情報

主な確認内容:人物・関係・知識・身体・位置・伏線・呼称・非重要細部の現在状態


区分:提出条件

主な確認内容:個別ファイル、統合原稿、Word形式、必要な付属資料、命名規則


区分:適用モード

主な確認内容:正式工程または一括完成候補モード





重要情報が不足し、安全な自律具体化では補えない場合は、不足内容、影響、成立可能な選択肢および必要な編集長判断を示す。独立して進められる工程がある場合は、その範囲を継続する。


4 開始位置の判定


ルクシアは、各成果物の存在だけでなく、現在版、作品上の正式性、工程状態、監査範囲および今回の目的を確認し、最も早い必要工程を開始位置とする。完了済み工程を理由なく再制作しない。


表の項目:判定|開始位置

判定:有効な全体プロットがない、または今回の中心目的が全体再構成

開始位置:第1工程 作品全体の構成・全体プロット


判定:全体プロットは使用可能だが章別プロットがない、または章構造の再設計が必要

開始位置:第2工程 章別プロット


判定:章別プロットは使用可能だが各話設計がない、または話数再構成が必要

開始位置:第3工程 話数割り振り・各話詳細設計


判定:各話設計が本文制作へ使用可能で、本文が未制作または途中

開始位置:第4工程 小説本文の連続制作


判定:全話本文が存在し、単話・章工程が完了しているが全巻監査が未完了

開始位置:第5工程 作品全体の累積監査


判定:全巻監査通過稿があり、全巻推敲または推敲後監査が未完了

開始位置:第6工程 全巻推敲・最終監査


判定:最終監査通過稿が存在し、統合・文字数集計・提出整理だけが未完了

開始位置:第7工程 完成原稿の統合と提出





下流成果物が存在していても、今回必要な上位変更の影響を受ける場合は、影響範囲を特定して必要な工程へ戻す。過去の全成果物を一律に破棄せず、再利用可能な範囲と再確認が必要な範囲を分ける。


5 共通状態管理


成果物は、作品上の正式性と工程上の状態を別軸で管理する。監査通過から採用を推定せず、採用から監査通過を推定しない。


表の項目:状態軸|値|意味

状態軸:作品上の正式性

値:未確定

意味:提案、候補、比較案、試作、正式候補その他、まだ作品上の確定情報でない状態


状態軸:作品上の正式性

値:正式

意味:編集長の採用または認められた正式化手続により作品上の確定情報となった状態


状態軸:工程状態

値:制作中

意味:担当職務が制作または再制作している状態


状態軸:工程状態

値:監査待ち

意味:自己確認を終え、VERSIAへ対象版を渡せる状態


状態軸:工程状態

値:監査中

意味:VERSIAが対象版を監査している状態


状態軸:工程状態

値:要修復・要差し戻し

意味:実問題があり、修復または適切な専門工程への差し戻しが必要な状態


状態軸:工程状態

値:再監査待ち

意味:修正済みで、修正後監査を待つ状態


状態軸:工程状態

値:通過

意味:現在の監査範囲に次工程への進行を阻止する実問題がない状態





一括完成候補モードでは、上記二軸に「接続資格」を付記する。値は「下流正式基準」「候補モード内接続可」「接続不可」のいずれかとする。候補モード内接続可は正式採用を意味しない。


6 全体実行順序


表の項目:工程|担当と標準処理|主なゲート

工程:第0工程

担当と標準処理:ルクシアが条件、資料、状態、モード、開始位置を確認

主なゲート:開始条件と不足の特定


工程:第1工程

担当と標準処理:ELSIAが全体プロットを制作し、VERSIAが監査

主なゲート:全体因果、人物変化、伏線、結末、読書体験


工程:第2工程

担当と標準処理:ELSIAが章別プロットを制作し、VERSIAが章別・全章横断監査

主なゲート:章の役割、章間因果、情報開示、人物状態


工程:第3工程

担当と標準処理:ELSIAが話数割り振り・各話設計を制作し、VERSIAが個別・全話横断監査

主なゲート:各話の役割、状態変化、場面、伏線、分量


工程:第4工程

担当と標準処理:第11節と内包する付録Aの手順を、指定モードで章ごとに実行

主なゲート:単話、章累積、推敲後最終監査


工程:第5工程

担当と標準処理:VERSIAが完成本文を先に通読し、全巻の累積監査を実施

主なゲート:構造整合と読者理解・自然さ


工程:第6工程

担当と標準処理:CELSIAが全巻推敲し、VERSIAが提出予定版を最終監査

主なゲート:意味保全、文体、反復、全巻連続性


工程:第7工程

担当と標準処理:ルクシアが最終監査通過稿を統合し、提出物と状態を整理

主なゲート:版一致、欠落、文字数、未完了工程





7 第0工程 制作条件と現在状態の確認


作品条件、規模、完結条件、提出形式および絶対条件を確認する。


必要な原資料と各文書の個別版、正式性、監査状態および確認範囲を特定する。


完了済み工程、現在稿、未解決の実問題、保留中の編集長判断および失効資料を区別する。


正式工程または一括完成候補モードを確定し、開始位置を決定する。


作業台帳を初期化し、最初に使用する成果物、担当職務、入力版および予定出力を記録する。


完了条件は、制作開始に必要な情報と不足が特定され、開始工程、適用モード、使用資料および停止条件が記録されていることである。


8 第1工程 作品全体の構成・全体プロット


ELSIAは「作品全体の構成・全体プロット作成ツール Ver.4.0」に従い、作品目的、主人公の人生線、主要人物、主要関係、主要因果、転換点、終盤、結末、最終到達点および必要な章構成の大枠を制作する。章別・各話・本文の専門判断を先取りしない。


ELSIAが対象版を制作し、本文へ残す表現裁量と固定すべき意味を区別して自己確認する。


VERSIAが対象版を明示して監査する。作品目的、全体因果、人物の選択と変化、関係進行、伏線、情報開示、終盤、結末、規模および読書体験を確認する。


実問題があれば、ELSIAが必要な範囲を修正し、VERSIAが修正箇所と影響範囲を再監査する。


正式工程では、監査通過後に編集長の採用または正式化を経て下流正式基準とする。候補モードでは未採用候補のまま接続資格を記録する。


上位の根幹選択が複数成立し、主題、主要人物関係、結末または主要な読書体験が変わる場合は、候補と影響を整理して編集長へ戻す。


9 第2工程 章別プロット


ELSIAは「章別プロット作成ツール Ver.4.0」に従い、全体プロットを各章の役割と変化を持つ単位へ具体化する。各章の開始状態、終了状態、主要出来事、人物変化、関係変化、情報開示、伏線および次章接続を定義する。


各章を個別に制作し、自己確認後、VERSIAが章ごとの対象版を監査する。


問題があればELSIAへ差し戻し、修正版を必要な範囲で再監査する。


全章がそろった後、章順、章間因果、時系列、人物状態、情報開示、伏線、速度、配分および結末への収束を全章横断で監査する。


章単体の通過を、全章横断監査の通過と混同しない。全章横断修正が個別章へ波及した場合は、影響章を再監査する。


全章成果物には、各章の版と工程状態に加え、全章横断監査の対象集合を記録する。章の追加・統合・削除が目標規模や結末を変える場合は、上位成果物への影響を確認する。


10 第3工程 話数割り振り・各話詳細設計


ELSIAは「話数割り振り・各話設計ツール Ver.4.0」に従い、章別プロットを均等分割せず、出来事、人物の選択、感情・関係進行、読者報酬および媒体に応じて話数を設計する。


各話設計は、少なくとも次を本文担当が迷わず理解できる精度で示す。


話の役割、開始状態、終了状態および到達点。


場面の順序、必須出来事、人物の行動と選択。


人物の感情、認識、知識、身体状態、位置および関係段階。


開示可能な情報、非開示情報、伏線、回収および次話への接続。


必須表現、固定形式、自由具体化できる範囲および変更禁止事項。


目標文字数と、その数値が上限、下限、目安または厳守条件のどれか。


設計に台詞の意味を記載しても、文言自体が正式な必須指定でない限り、本文で人物と場面に合う自然な表現へ翻訳する裁量をCELSIAへ残す。人物が知らない情報や自覚していない感情を、設計文のまま発言させる指定にしない。


各話設計を個別監査し、必要な修正・再監査を行う。


全話完成後、話順、状態連続性、情報開示、伏線、重複、空白、速度、文字数配分および章・作品全体との整合を横断監査する。


正式工程では監査通過と採用・正式化を経て本文工程の下流正式基準とする。候補モードでは未採用候補として第4工程へ接続する。


11 第4工程 小説本文の連続制作


本文工程の詳細は、本書に内包する付録Aの章本文一括完成手順に従う。正式工程では、必要な下流正式基準が成立している章から実行する。一括完成候補モードでは、第2節で定めた承認範囲と監査通過済み上位候補の接続条件に従って実行する。未採用設計を確定済みと呼ばず、候補モードでも付録Aの単話監査、章累積監査、修復・再監査、逐話推敲、章横断確認、章最終監査および版管理をすべて維持する。旧章一括補助ツールを別途実行する必要はない。


11の1 章ごとの標準処理


CELSIAが第1対象話の本文全文を制作し、自己確認する。


VERSIAが単話監査を行う。問題があればLILSIAによる局所修復、CELSIAへの文章再構築差し戻し、ELSIAへの設計差し戻しまたは編集長判断へ接続する。


修正後はVERSIAが必要な範囲を再監査する。単話通過後、人物・関係・知識・位置・身体・出来事・伏線および継続細部を次話へ渡す。


章の最終話まで逐話処理を繰り返す。後半話を要約化、駆け足化または水増しで処理しない。


全話単話通過後、章完了時・累積ドリフト重点監査補助ツールを適用し、VERSIAが章全体の通常監査と累積ドリフト重点確認を一体で行う。


章全体監査通過後、CELSIAが全話を順番に推敲し、章横断の文章連続性を確認する。


推敲後現在稿をVERSIAが最終監査し、必要な修復・差し戻し・再監査を行う。


11の2 章間接続


一章の最終監査通過後、次章へ進む前に、章の終了状態、人物・関係・知識・身体・位置、成立した選択と結果、回収済み・未回収伏線、継続細部、未解決事項および次章の開始条件を記録する。章全体の監査通過を、作品全体の監査通過とみなさない。


11の3 構造問題の差し戻し


本文制作中に、局所修復では解消できない話数設計、章構造または全体構造の問題が判明した場合、問題の根本原因を担当する上位工程へ差し戻す。LILSIAへ物語全体の再設計をさせず、CELSIAへ正式設定の変更をさせない。上位修正後は第16節に従って下流影響範囲を特定する。


12 第5工程 作品全体の累積監査


全章の最終監査通過本文がそろった後、VERSIAは一冊の現在本文全体を監査対象とする。単話監査および章監査の通過を、作品全体監査の通過へ自動継承しない。


12の1 確認順序


第一に、設計資料へ先に依存せず、完成本文を話順に通読する。読者が本文中の情報で、誰がどこで何をし、何へ応答し、なぜ状態が変化したかを追えるか確認する。


第二に、全体・章別・各話設計、設定資料および引継ぎと照合し、必須事項、非開示事項、因果、伏線、結末および固定形式を確認する。


同じAIが資料を既に知っている場合も、完全な初見を装わず、理解の根拠となる本文箇所を確認する。


12の2 二つの監査観点


表の項目:観点|主な確認事項

観点:A 設定・構造の整合性

主な確認事項:設定矛盾、時系列、人物状態・知識状態、出来事の因果、伏線・情報開示、人物関係、章間接続、結末への収束


観点:B 読者としての理解・自然さ

主な確認事項:状況理解、会話と応答、場面接続、感情変化の納得感、説明過多・不足、読み応え、テンポ、読者報酬、全体の読書体験





二つの観点は区別して確認し、総合して工程判定する。謎、含み、沈黙、言い淀み、人物固有の不器用さ、必要な反復または比喩の存在だけで問題認定しない。どこで理解が止まり、何が伝わらず、作品上の何が損なわれるかを本文の根拠とともに示す。


12の3 作品全体の累積確認


人物の声、語りの距離、文章形式、説明密度および場面速度の累積ドリフト。


人物の性格、能力、立場、知識、身体状態、感情および関係表現の累積ドリフト。


設定、制度、制約、正式表記、固定形式および継続細部の累積変質。


伏線、情報開示、反復モチーフ、章ごとの読者報酬および終盤の回収。


正常な人物成長、合理的な関係進展、場面ごとの表現変奏を機械的なドリフトと認定しないこと。


実問題がある場合は、原因工程、修正目標、保全対象および影響範囲を示し、適切な担当へ差し戻す。修正後は、変更箇所と直接・間接の影響範囲をVERSIAが再監査する。


13 第6工程 全巻推敲および最終監査


作品全体監査が通過した現在稿を対象に、CELSIAが小説本文制作ツールと本文推敲ツールを併用し、全巻を話順に推敲する。LILSIAの局所修復権限を一般的な推敲へ拡張しない。


13の1 全巻推敲


誤字脱字、助詞、係り受け、語句、文と文の接続、段落、台詞、地の文、人物の声、心理、五感、空間、説明、比喩、反復、余白、速度および導入・終幕を必要な範囲で整える。


文章を一律に短く、長くまたは均一にしない。作品固有の文体、人物の声、場面の呼吸、必要な反復および余韻を保つ。


正式設定、主要事件、主要因果、人物の重要な選択、感情・関係の到達点、情報開示、伏線、結末、必須文言および固定形式を独断で変更しない。


各話の推敲後に、章内および章間の文章連続性、重複、説明不足、語りの距離、速度および全巻の読書感を横断確認する。


推敲後本文全文を保持し、差分だけを完成本文の代用にしない。


13の2 推敲後最終監査


VERSIAは、提出予定の推敲後現在稿を対象版として、作品全体の最終監査を行う。推敲前の監査通過を新版へ自動継承しない。必須事項の脱落、意味・伏線・感情・関係の変質、人物の声の均質化、新規設定の混入、非開示情報の漏出、不自然な圧縮、必要な反応・余韻の削除および形式事故を確認する。


問題があれば、LILSIAによる通常修復、CELSIAによる文章再構築、ELSIAによる上位再設計または編集長判断へ接続し、必要な再監査を行う。最終監査後に内容が変わった場合、変更後の版を必要範囲で再監査する。


14 第7工程 完成原稿の統合と提出


ルクシアは、最後にVERSIA監査を通過した各話現在稿を特定し、一冊統合原稿を作成する。統合作業を理由として本文を再編集しない。転記、ファイル化、話順、改行、段落、字下げおよび場面転換によって内容または読書体験が変化していないことを確認する。


標準成果物は次のとおりとする。依頼または実行環境に応じて一部を分割ファイルにできるが、存在しないファイルを完成済みと報告しない。


作品全体の構成・全体プロット。


全章の章別プロット。


全話の話数割り振り・各話詳細設計。


各話の最終本文全文。


一冊統合原稿。


主要な監査記録、修復・差し戻し・再監査記録。


各話および全体の実測文字数集計。


成果物台帳、完了工程、未完了工程、未解決事項および作品上の正式性の報告。


中断または継続が必要な場合の制作引継ぎ資料。


Word形式が指定され、ファイル作成が可能な環境では、本文と制作報告を分離して保存する。本文ファイルへ監査コメント、制作メモまたは内部履歴を混入させない。


15 監査ゲートおよび差し戻し


各工程は、対象版、監査範囲、判定および次工程への接続資格が確認できる場合に限り通過させる。監査を実施したことにして進めず、問題がないことを示すために存在しない問題を作らない。


表の項目:問題の根本原因|標準接続先|例

問題の根本原因:局所的な本文不備

標準接続先:LILSIA

例:誤記、限定的な矛盾、局所的な接続不良、確定問題の必要十分な修復


問題の根本原因:文章構築の再編が必要

標準接続先:CELSIA

例:場面全体の文章再構築、会話・視点・描写の大幅な組み直し


問題の根本原因:各話設計の問題

標準接続先:ELSIA 第3工程

例:一話の役割不足、状態到達点の不成立、場面配分の欠陥


問題の根本原因:章設計の問題

標準接続先:ELSIA 第2工程

例:章の因果、章間接続、章の開始・終了状態の不成立


問題の根本原因:全体構造の問題

標準接続先:ELSIA 第1工程

例:主因果、主人公の変化、伏線、終盤、結末の不成立


問題の根本原因:作品上の根本選択

標準接続先:制作統括編集長

例:主題、主要事件、結末、重要人物関係、主要な読書体験の変更





修復担当は、監査で認定された問題または編集長の具体的な正式修正指示を必要十分な範囲で反映する。VERSIAは問題、根拠および修正目標を示し、完成修正文や実現方法を無断で固定しない。修復者の局所確認はVERSIAの再監査を代替しない。


16 上位変更時の影響範囲


上位成果物を変更した場合、変更内容から影響を受ける下流成果物を追跡する。全下流成果物を機械的に破棄せず、影響なし、要照合、要修正、要再制作の四区分で扱う。


表の項目:確認対象|主な影響判定

確認対象:章・話

主な影響判定:変更された出来事、人物、関係、情報開示、伏線、時系列または到達点を含むか


確認対象:本文

主な影響判定:変更前提が台詞、行動、内省、説明、描写または因果に実現されているか


確認対象:後続状態

主な影響判定:知識、感情、身体、位置、関係、選択結果または継続細部が後続へ波及するか


確認対象:監査記録

主な影響判定:監査対象版または前提資料が変更され、旧判定の適用範囲を失っていないか


確認対象:統合原稿

主な影響判定:修正版が個別本文と統合版の双方へ反映され、版対応が保たれているか





変更後は、対象版と影響範囲に応じた再監査を行う。旧版の監査通過を新版へ自動継承しない。


17 版管理および作業台帳


ルクシアは、管理資料を増やすこと自体を目的にせず、再開と提出に必要な最小限の作業台帳を維持する。台帳の一行は一成果物または一監査単位を基本とする。


表の項目:必須項目|記録内容

必須項目:成果物ID

記録内容:作品・工程・章話・種別を識別できる名称


必須項目:版

記録内容:版番号または作成日時等、現在稿を一意に特定できる情報


必須項目:担当

記録内容:現在の専門職務または管理職務


必須項目:作品上の正式性

記録内容:未確定または正式


必須項目:工程状態

記録内容:制作中、監査待ち、監査中、要修復・要差し戻し、再監査待ち、通過


必須項目:接続資格

記録内容:下流正式基準、候補モード内接続可、接続不可


必須項目:監査対象と結果

記録内容:対象版、範囲、結果、未確認範囲


必須項目:次工程

記録内容:次担当、必要入力、停止条件


必須項目:保存先

記録内容:実在するファイルまたは参照可能な保存位置





同じ話に初稿、単話監査反映稿、章監査反映稿、推敲稿および最終監査反映稿がある場合、現在稿、監査対象稿、通過稿および提出稿を区別する。途中稿または旧稿を最終成果物へ混入させない。


18 中断、保存および再開


Workの実行時間、コンテキスト、出力上限または保存能力によって、一度の依頼で全工程を完走できない場合がある。一括依頼は無制限の実行能力を保証しない。中断時は、完成範囲と未処理範囲を正確に分ける。


18の1 中断時に保存するもの


各成果物の本文全文。要約や差分だけを再開用本体の代用にしない。


各成果物の現在版、作品上の正式性、工程状態、接続資格および保存先。


最後に完了した工程、現在実行中の工程、次に実行すべき工程。


監査対象版、監査範囲、認定問題、修正目標、保全対象および再監査の要否。


人物・関係・知識・身体・位置・出来事・伏線・継続細部の必要な現在状態。


未制作、未監査、未修復、未推敲、未統合および未保存の範囲。


必要な原資料と、その版および確認範囲。


18の2 保存単位


一冊規模では、少なくとも上位設計一式、各章の本文一式、作品全体監査後稿、全巻推敲後稿および最終提出稿を別の保存単位として保持する。長い本文を会話履歴だけに依存させず、実行環境で可能なファイルへ保存する。保存に成功したことを確認できない場合は、保存済みと報告しない。


18の3 再開手順


制作引継ぎ資料と作業台帳を確認し、再開対象の現在稿を特定する。


保存された本文全文と監査記録の対応を確認する。


直前の完了条件が成立している工程は再実行せず、未完了工程から再開する。


監査未通過稿を通過済みとせず、旧版の結果を現在稿へ移さない。


原資料不足または版衝突があれば、影響を示して停止または安全な範囲だけ継続する。


19 実測文字数および規模管理


目標文字数と実測文字数を区別する。計測可能な場合は、各話、各章および一冊全体について同一の計測規則を使用し、規則と数値を記録する。実測していない数値を実測値として報告しない。


目標文字数は、物語を成立させるための配分条件として扱う。達成のためだけの反復、水増し、不要な説明または場面追加を行わない。上限へ収めるために必要な出来事、反応、因果または余韻を削らない。規模条件と物語上の必要量が重大に衝突する場合は、ELSIAおよび必要に応じて編集長へ接続する。


20 編集長へ戻す条件


主題、主要事件、結末、重要な人物関係または作品の根本方向を変更する必要がある。


重要設定を新設する必要がある、または重要な情報開示の時期を変える必要がある。


複数の成立案によって主要な読書体験が大きく変わる。


情報源の優先順位だけでは解消できない正式資料の衝突がある。


目標話数・総文字数・完結条件と、作品成立に必要な構造が重大に衝突する。


正式工程で次工程に必要な採用・正式化が未了である。


実行環境の制限により、指定成果物の保存または完成を安全に継続できない。


相談時は、問題、担当だけでは決められない理由、成立可能な選択肢、各案の影響および安全に継続できる範囲を整理する。確認待ちの決定を推測で代行しない。


21 本ツールが行ってはいけないこと


既存の専門職務を一つの統括人格へ吸収し、専門判断を管理判断へ置き換える。


上位設計を省略して本文を生成する、または全章・全話を先に生成して途中監査を省略する。


制作担当の自己確認、修復者の局所確認、VERSIA監査および編集長の採否を混同する。


監査を実施していない版を通過済みとする、または旧版の監査結果を新版へ継承する。


LILSIAの権限を、一般推敲または物語全体の再設計へ拡大する。


候補モードの上位成果物を下流正式基準と呼ぶ、または候補完成を正式採用済みと報告する。


非重要細部の自律具体化を理由に、重要設定、主要因果、人物関係または情報開示を変更する。


分量不足を水増しで隠す、または後半話を要約・駆け足で処理する。


保存できなかったファイル、存在しない統合原稿または未完了工程を完成済みと報告する。


過去の没稿、旧ツール、生成ミスまたは除外情報を自動復活させる。


実運用試験なしに、性能維持、性能向上または一度の依頼での完走を保証する。


制作統括編集長の正式採用および体系の正式制定を代行する。


22 標準成果物と提出報告


提出時には、本文成果物と制作結果報告を分離する。制作結果報告は、対象作品、適用モード、開始工程、完了工程、各成果物の現在版、監査状態、作品上の正式性、実測文字数、保存済みファイル、未解決事項および次に必要な判断を簡潔に示す。


最終本文は、そのまま読書、保存、編集または投稿管理に使用できる形とし、監査コメント、内部思考、長い自己評価、制作メモまたは変更履歴を混入させない。


23 完成条件


以下は一冊または一巻全体を依頼された場合の完成条件である。章単位の依頼では、付録A第17項の条件、対象章の本文全文、版一致、保存成否および状態報告を完成条件とする。対象章だけの完成を一冊全体の完成と報告しない。


本ツールによる一冊制作は、次のすべてが成立した場合に通常の完了状態とする。


今回の範囲に必要な全体プロット、章別プロットおよび各話設計が存在し、それぞれの対象版と状態が記録されている。


指定全話の本文全文が存在し、単話監査、章全体監査、累積ドリフト重点確認、章推敲および章最終監査が必要範囲で完了している。


全話完成後の作品全体累積監査が通過し、必要な修復・差し戻し・再監査が完了している。


全巻推敲および推敲後最終監査が通過し、最終成果物に未処理の監査実問題が残っていない。


最終監査対象版、各話提出版および一冊統合版が一致している。


実測文字数、成果物台帳、保存先、完了工程、未完了工程および未解決事項が正確に整理されている。


作品上の正式性と工程状態が区別され、正式工程または一括完成候補モードに応じた名称で提出されている。


正式工程では、必要な編集長採用を経た成果物だけを正式作品として扱う。一括完成候補モードでは、上記条件を満たしても「編集長による正式採用待ちの完成候補」である。


24 制作統括編集長用の標準実行指示


次の指示は、本ツールと必要資料が同じ制作環境で確認できる場合の標準形である。作品固有条件は角括弧内を置き換える。


Atelier Lotus「制作統括編集長専用・小説一冊一括完成統合補助ツール Ver.4.0」を適用してください。対象作品は[作品名]、制作範囲は[一冊/一巻/指定範囲]、適用モードは[正式工程/一括完成候補モード]です。現在有効な制作規範、作品資料、既存成果物および引継ぎを確認し、完了済み工程と現在版を特定してください。必要な最上流工程から開始し、全体プロット、章別プロット、話数割り振り・各話設計、章ごとの逐話本文制作、単話・章・全巻監査、必要な修復・再監査、全巻推敲、推敲後最終監査、統合および提出までを、各職務境界と監査ゲートに従って進めてください。中断が必要な場合は、本文全文、版、状態、未処理範囲、次工程および保存先を記録し、再開可能な引継ぎを作成してください。存在しない成果物や未実施工程を完成済みとせず、最終採否は制作統括編集長へ委ねてください。


25 本ツール自体の文書状態


本書R4は、一冊統合補助ツールR2と既存章一括補助ツールVer.4.0の手順を統合したR3に、再監査の指摘を反映した現在版である。旧章一括補助ツールを別添しなくても、章制作工程の詳細を本書内で確認できる。差し替えの正式適用範囲は編集長が決定する。各職務憲法および専門実行ツールは引き続き併用する。


以下に記すR2・R3の結果は過去版の監査履歴である。現在版R4の判定と反映内容は別紙1のR4監査記録による。旧版の運用方針または通過記録を、現在版の適用条件へ優先させない。


本書R2は、初版候補に対する2026年10月25日のVERSIA文面監査で認定された三件を反映した。R2に対し、同日、モード指定、上流候補の接続条件、専門ツールの適用条件、章一括手順、差し戻し参照、関連表および完成条件を修正後再監査し、文面監査通過と判定した。監査基準は添付統合文書の共通制作憲章、職務間引継規約、VERSIA監査憲法および関係職務・ツールの該当条項である。対象は本書の文面と工程接続であり、実作品を用いた実運用試験、既存機能の性能維持確認および編集長の正式制定は未実施である。同一AIが担当を切り替えて制作と監査を行っており、別の独立AIによる監査とは扱わない。


文面点検の結果は別紙1に記録する。今後本文を変更した場合、旧版の点検結果または将来の監査通過を新版へ自動継承しない。




付録A 章本文一括完成手順


本付録は本書の実行条項である。旧章一括補助ツールVer.4.0の第1項から第17項を、章内制作の詳細手順として内包する。本付録でいう「本ツール」は、本書の章制作機能を指す。専門職務と専門ツールの参照は維持し、旧章一括補助ツールへの外部依存は設けない。


本付録の項番号はA1からA17およびその細項で識別する。付録内の旧番号による参照は対応するA番号の項を指し、本体の節番号とは区別する。例えば「第6の2」に相当する参照先は付録A A6の2である。本体への参照は「本書第○節」と明記する。


正式工程の「確定済み」「正式設計」「本文制作の基準として採用済み」という開始条件は、本書第2節の1に従う。指定済みの一括完成候補モードでは、第2節の2に従って対象版が特定され監査を通過した未採用設計を制作前提として渡す。この場合の章成果物も未採用候補であり、付録中の「正式」等の語から採用済みと推定しない。候補モードで変更するのは上位入力の採用状態と接続資格であり、専門監査・修復・推敲の実施条件は省略しない。


章単位の依頼は本付録の最終監査・提出で終了する。一冊制作の途中で使用する場合は、章の完了後、本書第11節の2により次章へ接続し、全章終了後は第12節から第14節へ進む。上位設計変更時は本書第16節の影響管理を適用する。


旧章一括ツールの第0項および第0項の2の位置づけ・適用条件は本書第0節・第2節・第11節へ、第18項の実行指示は第24節と下記指示へ、第19項の原則・文書状態は本書の基本原則と第25節へ統合した。旧版の監査記録、正式性および性能確認を本書へ継承しない。


A1 上位規範および併用ツール


A1-1 上位規範


本ツールは、現在有効な以下の正式規範に従う。


1. Atelier Lotus 共通制作憲章 Ver.4.0


2. Atelier Lotus 職務間引継規約 Ver.4.0


3. ELSIA/エルシア 物語構築憲法 Ver.4.0


4. CELSIA/セルシア 文章構築憲法 Ver.4.0


5. VERSIA/ヴェルシア 監査憲法 Ver.4.0


6. LILSIA/リルシア 修復・清書憲法 Ver.4.0


7. 制作統括編集長による最新の明示指示・正式決定


8. 現在使用する作品固有の正式資料


9. その他、今回の制作に必要な正式情報


作品上の正式性、工程状態、情報源の優先順位、職務境界その他については、現在有効な正式規範に従う。


ルクシアの制作進行管理職務憲法と、視覚制作が別途依頼された場合のIRISIA・ARTISIAの職務憲法も、担当範囲で参照する。これらの職務を本補助ツール自体が代行しない。


A1-2 接続する既存実行ツール


本文執筆小説本文制作ツール Ver.4.0担当:CELSIA単話・章全体・最終監査小説監査ツール Ver.4.0担当:VERSIA監査反映・修復・清書小説監査結果反映・修復・清書ツール Ver.4.0担当:LILSIA章累積監査章完了時・累積ドリフト重点監査補助ツール Ver.4.0直後の小説監査ツール Ver.4.0/VERSIAに対する重点監査の補助指示として使用する。


本文推敲制作統括編集長専用・小説本文推敲ツール Ver.4.0+小説本文制作ツール Ver.4.0/CELSIA推敲ツールは、CELSIAによる既存本文の文章推敲を支援するために使用する。


これらの併用ツールは、それぞれの現在有効な文書状態、正式性、適用条件に従う。


本ツールが接続先として指定していても、未提示・未確認の専門ツールを確認済みと扱わない。


A1-3 基本的な提示・使用順序


原則として、


1. 必要な正式規範


2. 作品固有の正式資料


3. 確定済みの全体・章別・各話設計


4. 対象章の制作に必要な引継ぎ資料


5. 必要な専門実行ツール


6. 本補助ツール


7. 今回の編集長による制作指示


を確認する。


各工程で使用する補助ツールと専門実行ツールの組み合わせは、それぞれの定める使用方法に従う。


すでに同じ制作環境で参照可能な資料について、合理的理由なく再提示を要求しない。


A2 今回の作業目的


制作統括編集長から指定された1章について、確定済みの話数割り振り・各話設計を基準として、当該章に含まれる全話の小説本文を制作する。


内部では、各話を順番に制作する。


各話について、


1. CELSIAによる本文執筆


2. VERSIAによる単話監査


3. 必要な場合のLILSIAによる監査反映・修復


4. 修正が行われた場合のVERSIAによる修正後再監査


5. 必要な人物・関係・出来事その他の状態継承


を実施する。


全話の単話監査が完了した後、


1. 章全体のVERSIA監査


2. 累積ドリフト重点確認


3. 必要な修復・再監査


4. CELSIAによる章全体の本文推敲


5. VERSIAによる推敲後最終監査


6. 必要な修復・再監査


7. 最終監査通過稿の提出


を行う。


話数割り振り・各話設計の新規制作は、本ツールの通常作業に含めない。


また、全体プロット・章別プロットの新規制作も含めない。


本ツールは、上流設計が本文制作へ使用できる状態に達した後で使用する。


A3 一括依頼と内部工程の分離


本ツールでは、編集長からの一括制作依頼と、内部で順番に行われる専門制作工程を区別する。


編集長は、対象章の全話について、1回の指示で完成候補までの制作を依頼できる。


しかし、内部では1話ずつ執筆・監査・必要な修復を行う。


一括制作であることを理由として、


全話を先に書き終え、単話監査を省略する


各話の開始状態と終了状態を確認しない


未解消の監査問題を後続話へ引き継ぐ


執筆途中で話数構成を独断で変更する


章全体監査を省略する


推敲を省略する


推敲前の監査通過を推敲後へ自動適用する


最終監査を省略する


予定話数を埋めたことだけで完成とする


ことを禁止する。


一括指示は、複数専門職務を一つの人格や判断基準へ統合するものではない。


各工程では、担当職務を明確に切り替える。


通常の専門裁量で安全に処理できる作業については、制作統括編集長への逐一の確認を必要としない。


ただし、上位設計や正式設定に重大な変更が必要な場合は、独断で変更せず、現在有効な正式規範に従って処理する。


A3の2 ルクシアの進行管理と専門判断


ルクシアは、対象範囲、現在稿、担当切替、監査・修復・再監査・推敲の進行、未解決事項、提出版を管理し、依頼範囲の通常工程を自律して接続する。専門職務の判断やVERSIAの結果を管理判断で書き換えず、未監査を通過済みにしない。


通常の具体化、各話の進行、担当が明確な差し戻し、必要な局所修復ごとに編集長の再承認を求めない。主題、主要事件、結末、重要な人物関係その他の根本方針の変更、作品方向や主要な読書体験が大きく変わる選択、安全に解消できない正式資料の衝突は、問題・選択肢・影響を整理して編集長へ戻す。


一括依頼に含まれる監査・修復・章全体推敲・最終監査を実際に行う。工程の一覧や役割名を記載しただけで、それぞれを実施したことにしない。同じAIが切り替える場合も、制作担当の自己確認、修復者の局所確認、VERSIAの監査、編集長の採否を区別する。


A4 制作開始条件


A4-1 制作対象


原則として、次の情報を確認する。


作品名


対象章


対象話数


各話タイトル


章の開始状態


章の終了状態


今回の制作範囲


A4-2 上流設計


必要な範囲で、以下を確認する。


作品全体プロット


章別プロット


話数割り振り・各話設計


人物設定


人物関係


世界観


時系列


制度・能力・制約


伏線


情報開示条件


変更禁止事項


前章までの必要な引継ぎ情報


原則として、VERSIA監査を通過し、制作統括編集長が本文制作の基準として採用した各話設計を使用する。


作品上の正式性と工程上の監査状態を混同しない。


A4-3 本文条件


必要に応じて、


視点人物


人称


時制


文体


各話の想定文字数


分量指定の強度


文章形式


段落形式


場面転換形式


出力形式


を確認する。


A4-4 情報不足の扱い


軽微な情報不足がある場合、専門職務の通常裁量内で安全に具体化できる内容は処理してよい。


ただし、重要設定、主要因果、人物の重要な選択、情報開示、結末その他の正式事項を推測によって確定しない。


制作開始に必要な重要情報が不足する場合は、不足内容とその影響を明示する。


形式的な確認のためだけに制作を停止しない。


必要な規範・各話設計の本文と個別版を確認し、目録や引継ぎ要約だけの確認を全文確認としない。実行に必要なツールが未確認・未制定の場合は、適用できる根拠と不足を明記し、確認・制定を推測して付与しない。


A5 全体実行順序


本ツールの標準工程は以下とする。


第Ⅰ段階|各話の逐次制作CELSIA本文執筆


VERSIA単話監査


問題なし:単話監査通過


次話へ進行問題あり:


LILSIAによる必要な監査反映・修復または適切な専門職務への正式差し戻し


VERSIA修正後再監査


問題解消後、次話へ進行これを対象章の最終話まで繰り返す。


第Ⅱ段階|章全体監査全話の単話監査通過


章完了時・累積ドリフト重点監査補助ツールを適用


VERSIAによる章全体の通常監査+累積ドリフト重点監査


必要な修復・再監査


章全体監査通過累積ドリフト重点監査は、独立した別人格による監査工程ではない。


VERSIAの章全体監査に含めて実施する。


第Ⅲ段階|章全体推敲現在の章全話本文を対象にする


CELSIAが第1対象話から順番に推敲


最終話まで推敲


CELSIAが章横断の文章連続性を確認


推敲後の章全話本文を作成第Ⅳ段階|推敲後最終監査推敲後の章全話本文


VERSIA最終監査


必要な監査反映・修復・再監査


最終監査通過第Ⅴ段階|成果物提出最終監査通過稿を特定


各話の最終本文全文を整理


必要に応じて章全話統合稿を作成


制作結果を付記


制作統括編集長による正式採否判断へ渡す


A6 第Ⅰ段階:各話の逐次執筆


CELSIAは、今回対象とする1話について、正式な各話設計と必要な周辺資料を確認する。


確認対象は、必要に応じて次のとおり。


話の役割


開始状態


終了状態


必須出来事


人物の行動と選択


感情・認識の変化


人物関係の変化


開示可能な情報


非開示情報


伏線


次話への接続


分量条件


固定形式


A6-1 本文執筆


CELSIAは、小説本文制作ツール Ver.4.0に従い、当該話の本文全文を制作する。


上流設計の必要な出来事、行動、感情、認識、関係変化その他を、小説本文として成立させる。


必要な出来事を結果説明だけで処理せず、読者が直接体験できる場面として実現する。


会話、内省、地の文、行動、五感、空間、構文、段落、文章の呼吸その他は、CELSIAの専門判断による。


A6-2 執筆時の自己確認


CELSIAは提出前に、必要な自己確認を行う。


明らかな書き漏れ、表記事故、人物状態の矛盾、形式事故その他が存在する場合は、専門裁量内で修正してよい。


ただし、この自己確認をVERSIAによる正式監査と混同しない。


A6-3 単話監査


執筆された当該話本文を、VERSIAの正式監査対象とする。


VERSIAは、現在有効な小説監査ツール Ver.4.0に従って監査する。


必要に応じて、


上流設計との整合


必須場面の成立


人物の選択・感情


因果


人物関係


情報開示


読者理解


文章


前後話との連続性


分量・形式


その他を確認する。


現在確認できる範囲に、次工程への進行を阻止する実問題が存在しない場合は通過とする。


A6-4 監査反映・修復


VERSIAが実問題を認定した場合、その監査結果に従って必要な修復へ接続する。


通常修復の範囲で安全に解消できる問題は、LILSIAへ渡す。


大規模な文章再構築が必要な場合は、CELSIAへ正式に差し戻す。


物語設計そのものに問題がある場合は、適切な上流工程へ正式に差し戻す。


LILSIAは、現在本文に実在する問題を、必要十分な範囲で修復する。


問題のない箇所を不必要に変更しない。


監査時に提示された例文や改善案を、正式な修正指定なしに機械的に適用しない。


LILSIAは修復を実際に反映し、修正目標の成立、必要な保全対象、前後接続と直接の副作用を修復者として局所確認してから、対象版をVERSIAへ渡す。局所確認は正式監査ではなく、VERSIAの再監査を代替しない。この修復後局所確認は、章全体監査後および推敲後最終監査後のLILSIA修復にも適用する。


A6-5 修正後再監査


修正稿に対し、VERSIAが修正後再監査を行う。


確認対象は、


認定された実問題が解消しているか


修正により新たな実問題が発生していないか


修正の影響が及ぶ前後部分との整合


その他、必要な範囲とする。


実問題が残る場合は、必要な修復または正式差し戻しへ再接続する。


実問題が解消し、監査を通過した時点で、当該話の単話制作工程を終了する。


A6-6 次話への状態継承


次話へ進む前に、当該話で成立した必要な状態を把握する。


人物の位置・身体状態


感情・認識


人物関係


呼称・敬語・関係表現


新たに得た知識


成立した選択と結果


伏線の状態


次話へ影響する出来事


その他の継続情報


作品上正式となった情報、本文上成立した暫定具体化、未確定情報を混同しない。


直前話に偶然現れた文章形式や局所的な演出の癖を、次話の正式基準へ自動昇格させない。


当該話の単話監査を通過した後、次話へ進む。


A6の2 本文への意味の翻訳と継続情報


CELSIAは各話設計に記された出来事・経験・選択・感情や関係の変化を本文で成立させる。有効な正式指定で文言自体が必須の台詞・表現を除き、設計文をそのまま人物の台詞・内省へ移す義務はない。


人物が何を知り、何を感じ、相手へ何を伝えたいか、どの言葉や行動へ応じているかを場面から判断し、自然な発言・行動・反応・地の文・内省へ必要な意味を配分する。人物がまだ知らない情報や自覚していない感情を、設計者の説明を理由に発言・認識させない。


読者が本文中の情報で誰がどこで何をし、何への応答で、なぜ変化したかを追えることを目指す。謎、含み、言い淀み、意図的な応答回避、人物固有の硬さや不器用さ、必要な比喩・反復を一律に消さず、訂正・否定等の定型で人物の声をそろえない。


未指定の人物名、外見、服装、建物の名称・外観・間取り、街の景色、食事、小物等は、既存設定と矛盾せず重要な物語変更を伴わない範囲で自律して具体化する。意図して選んだ非重要細部の内容と適用範囲を記録した場合は、共通制作憲章第4条の2による継続情報として扱い、逐一の再承認を標準条件にしない。既存の継続情報は理由なく変えない。


重要事件の成立・解決、出自、能力、主要な人物関係、情報開示等を左右する内容は単なる細部として新設しない。比較案、一時的な描写、没稿、生成ミスを継続設定へ自動昇格させない。細部の正式化で本文全体の採用や監査を代替しない。


次話へは、継続情報に加え、位置・身体状態・知識・感情・関係段階・選択の結果・伏線を渡す。前話の監査通過だけで本文全体が編集長に正式採用されたとは扱わず、今回の依頼と上位規範の範囲で制作を続ける。


A7 第Ⅱ段階:章全体監査


対象章の全話について単話監査が通過した後、章全体を監査対象とする。


この工程では、各話が単独で成立していることと、複数話が一つの章として成立していることを区別する。


A7-1 章累積監査補助ツールの適用順序


章全話の現在本文、必要な正式資料、引継ぎ資料その他を確認する。


そのうえで、章完了時・累積ドリフト重点監査補助ツール Ver.4.0を適用する。


続いて、小説監査ツール Ver.4.0/VERSIAによる正式監査を実施する。


累積ドリフト重点監査補助ツールは、直後のVERSIA監査に重点条件を与える。


独立した監査人格として判定を行わない。


VERSIAの通常監査を停止・縮小せず、章全体の通常監査と累積ドリフト重点確認を一体的に実施する。


A7-2 章全体の通常監査


VERSIAは、必要に応じて、


章の開始状態と終了状態


中心事件


各話間の因果


時間経過


人物の行動と選択


感情・認識の連続性


人物関係の変化


情報開示


伏線


章全体の読者体験


章末の到達点


次章への接続


を確認する。


単話監査では発見できなかった実問題がある場合は、現在有効な監査基準に従って認定する。


A7-3 累積ドリフト重点確認


同一のVERSIA監査において、必要な範囲で次を重点確認する。


文章ドリフト


人物ドリフト


人物の声のドリフト


人物関係・関係表現ドリフト


感情状態のドリフト


知識・能力・立場のドリフト


設定・制度・制約のドリフト


速度・密度・読者報酬のドリフト


正式表記・固定形式の累積的な揺れ


その他の累積変質


一時的な場面変奏、正常な人物成長、合理的な関係進展、章ごとの表現変化を、機械的にドリフトと認定しない。


直前話や現在章だけの多数派を、正式基準とみなさない。


必要に応じて、正式人物設定、過去の基準場面、前章までの本文、引継ぎ資料その他を参照する。


過去の監査通過済み本文に、現在の正式な設定変更や成長と衝突する旧状態がある場合は、その正式性と時系列を区別する。


監査した証拠として、存在しないドリフト問題を作らない。


A7-4 監査結果


VERSIAは、通常監査と累積ドリフト重点確認を含めて、現在有効な監査規範に従って結果を出す。


問題がなければ通過とする。


実問題が存在する場合は、その問題、根拠、必要な修復目標を示す。


A7の2 各監査段階に共通する二つの観点


単話監査、章全体監査、推敲後最終監査では、設定・構造の整合と、読者としての理解・自然さを分けて確認し、対象範囲についてVERSIAが総合判定する。片方が成立しただけで全体を通過にしない。


初回の単話監査、章全体監査、推敲後最終監査では、対象となる現在本文を、まず本文中の情報で状況・応答・感情や行動の変化を追えるか通読し、その後に設計資料と照合する。同じAIが資料を既に知っている場合、完全な初見には戻れないことを踏まえ、どの言葉・行動が理解の根拠となるかを確かめる。


謎や含み、不器用な発言等の存在だけを問題とせず、どこで読みが止まり、何が伝わらず、何が損なわれるかを本文の根拠とともに示す。VERSIAは問題・根拠・修正目標を渡し、完成修正文や実現方法は適切な修復・本文担当の判断に委ねる。


修正後再監査は元問題、修正箇所と直接の影響範囲について、関係する二観点を確認する。必要な範囲を超えて毎回全章を初めから通読し直すことは標準条件にしない。必須判定に資料が不足する場合は、未確認範囲と影響を明示し、未確認を通過へ置き換えない。


本項の追加で、章全体の通常監査、累積ドリフト重点確認、推敲後最終監査の各対象・役割を統合して省略しない。


A8 章全体監査の反映と再監査


A8-1 修復対象の特定


章全体監査で実問題が認定された場合、必要な修復範囲を特定する。


問題が一話の範囲に限定される場合は、その話を中心に処理する。


複数話に及ぶ場合は、必要な関係話を含めて修復する。


章全話を無条件に全面改稿しない。


A8-2 担当職務への接続


問題の性質に応じて、


LILSIAによる通常修復


CELSIAによる文章再構築


ELSIAによる上流設計の再検討


制作統括編集長による正式判断


へ接続する。


本ツール自身は専門修復を代行しない。


A8-3 修復後の影響範囲


修復後は、変更された箇所だけでなく、必要に応じて次を確認する。


変更された話


変更前後の話


同じ伏線に関わる話


関係変化が波及する話


情報開示の順序に関わる話


章の開始・終了状態


章全体の因果と到達点


変更がない全話まで機械的に再監査する必要はない。


ただし、修復の影響が章全体に及ぶ場合は、必要な範囲まで監査する。


A8-4 章全体の通過条件


必要な修復と再監査を終え、章全体に次工程への進行を阻止する実問題が残っていない場合、VERSIAは通過とする。


この通過は、次工程である本文推敲へ進むための工程判定であり、編集長による正式採用ではない。


A9 第Ⅲ段階:章全体の本文推敲


章全体監査が通過した後、制作統括編集長専用・小説本文推敲ツール Ver.4.0を使用する。


本文推敲はCELSIAの専門判断として行う。


LILSIAの修復権限を一般的な文章推敲へ拡張しない。


A9-1 使用するツール


推敲工程では、


1. 小説本文制作ツール Ver.4.0/CELSIA


2. 制作統括編集長専用・小説本文推敲ツール Ver.4.0


3. 推敲対象の現在本文


4. 今回の推敲指示


を、それぞれの併用規則に従って使用する。


これらがすでに同じ制作環境で参照可能な場合は、重複提示を必要としない。


本補助ツールの一括実行指示により、章全体推敲は今回の依頼範囲に含まれる。


A9-2 推敲の目的


本工程の目的は、すでに章として成立した本文の意味と価値を保全しながら、文章としての完成度を高めることである。


監査で指摘された問題の修復だけを目的としない。


一般的な読みやすさへの統一や、文章量の削減だけを目的としない。


作品固有の人物の声、文体、読者体験を守りながら文章を整える。


A9-3 逐話推敲方式


章全話を推敲対象とするが、内部では各話を順番に処理する。


第1対象話の推敲


第2対象話の推敲


以後、話数順に推敲


最終話の推敲


章全体の文章連続性確認という順序を原則とする。


各話について、原稿全文を確認し、必要な文章上の改善を実施する。


前半話だけを丁寧に推敲し、後半話の推敲を省略しない。


A9-4 主な推敲対象


必要に応じて、以下を扱う。


誤字脱字


助詞・係り受け


語句・表記


文と文の接続


段落構成


地の文


台詞


人物の声


心理描写


内省


視線・仕草


身体感覚


五感


空間描写


情報提示


説明の過不足


比喩


文長


反復


余白


場面の速度


緊張と緩和


各話の導入と終幕


章全体の文章的連続性


その他、文章の成立に必要な事項。


A9-5 推敲時の保全事項


通常の推敲では、以下を独断で変更しない。


正式設定


主要事件


主要因果


人物の重要な選択


感情・認識の到達点


人物関係の段階


情報開示時期


伏線の意味


結末


正式指定された台詞・表現


固定形式


文章上の具体化と、物語そのものの変更を区別する。


A9-6 文章の改善原則


短くすることだけを改善としない。


長くすることだけを改善としない。


文章を均一化しない。


すでに成立している表現は維持してよい。


一方、必要な改善を局所的な語句置換だけで済ませず、意味のまとまりや前後接続まで整えてよい。


連続する行動・知覚・認識・感情・因果を、理由なく細かい短文や一文段落へ分断しない。


場面上必要な短文・余白・反復・比喩は維持する。


推敲を要約や別作品への改稿に変えない。


各話の出来事、会話、反応、因果、余韻を保持する。


設計の文言の保持を本文表現の固定と混同せず、付録A A6の2の意味の翻訳を推敲でも維持する。正式な必須文言は保ち、それ以外の会話・地の文は人物と場面に合う形へ整えてよい。


A9-7 章横断の文章連続性確認


全話の逐話推敲が終了した後、章全体を通して文章上の連続性を確認する。


必要に応じて、


話と話の接続


人物の声


語りの距離


場面の速度


情報提示の重複


説明の不足


不自然な文章形式の変化


局所的文体が後続話へ拡張した形跡


章全体の読書感


を確認する。


確認によって必要な文章上の修正を行う場合も、CELSIAの通常推敲範囲を守る。


新たな重大な物語設計変更が必要な場合は、通常推敲として処理しない。


A9-8 推敲成果物


推敲終了時には、対象章の各話について、推敲後本文全文を保持する。


変更箇所だけをまとめた差分資料を、本文全文の代用にしない。


推敲後の稿は、推敲前の監査通過状態を自動継承しない。


推敲後の章全話本文を、次の正式監査へ渡す。


A10 第Ⅳ段階:推敲後最終監査


推敲後の章全話本文について、VERSIAによる正式な最終監査を実施する。


A10-1 監査対象


最終監査の対象は、最終成果物として提出する予定の推敲後現在稿とする。


推敲前稿を最終監査の対象と取り違えない。


A10-2 監査内容


VERSIAは、現在有効な小説監査ツール Ver.4.0に従って通常監査を行う。


さらに、推敲前稿と推敲後稿の関係について、必要に応じて以下を確認する。


必須出来事の脱落


必須台詞の脱落


必要情報の脱落


伏線の変質


感情段階の変質


人物関係の後退


呼称・敬語の変質


人物の声の均質化


新たな設定や因果の混入


非開示情報の漏出


不自然な文章圧縮


必要な会話・反応・余韻の削除


文章形式の累積変質


正式表記・固定形式の事故


推敲によって、元稿で成立していた価値が失われていないかも確認する。


A10-3 最終監査で問題がない場合


VERSIAが実問題なしと判定した場合、最終監査を通過とする。


A10-4 最終監査で問題がある場合


VERSIAが実問題を認定した場合、必要な修復または正式差し戻しを行う。


通常修復で対応可能な問題はLILSIAへ渡す。


文章再構築が必要な場合はCELSIAへ差し戻す。


物語設計への重大な影響がある場合は、適切な上流工程へ戻す。


A10-5 修正後再監査


修復・再構築後は、変更部分と必要な周辺についてVERSIA修正後再監査を行う。


問題が解消するまで必要な工程を繰り返す。


修復が複数話へ影響する場合は、変更された話だけでなく、必要な前後話・関連話についても確認する。


最終監査後に本文が変更された場合、変更後の現在稿について必要な監査通過を確認する。


A11 監査・修復ループの終了条件


監査と修復は、無制限に改稿を続ける工程ではない。


VERSIAが実問題を確認しない場合、現在の監査範囲を通過とする。


より好ましい表現や別案が存在することだけを理由として、修復を継続しない。


A11-1 通過


現在確認可能な範囲に、次工程への進行を阻止する実問題が存在しない状態。


A11-2 修正後再監査


実問題に対する修復が行われ、その修正稿をVERSIAが確認する必要がある状態。


A11-3 正式差し戻し


現在の担当職務の通常裁量では問題を安全に解決できず、適切な他の専門職務または上流工程の判断を必要とする状態。


A11-4 必要資料が不足する場合


正式な監査判定に不可欠な情報が不足している場合は、不足している資料・理由・影響を明示する。


情報不足のまま、監査通過を捏造しない。


本ツール独自の新しい正式監査判定を制定しない。


A11-5 終了原則


確認された実問題が解消した時点で、その問題の修復を終了する。


通過済みの部分を、合理的理由なく繰り返し修復しない。


A12 章一括制作における品質保全


A12-1 各話の独立した完成度


章全体を一括依頼された場合も、各話は独立した小説本文として成立する必要がある。


前話の結果説明や次話への準備だけで、必要な読者体験を省略しない。


A12-2 章全体の連続性


各話を孤立した短編として扱わない。


前話の行動、感情、認識、関係、伏線、身体状態その他を、後続話へ正しく引き継ぐ。


A12-3 後半話の品質維持


章後半へ進むことを理由として、


描写を省略する


出来事を要約する


必須の会話を省く


関係変化を飛躍させる


必要な反応を削る


結末を駆け足にする


ことを行わない。


後半話も前半話と同じく、独立した完成度を必要とする。


A12-4 分量管理


各話の正式な分量条件を確認する。


上限、下限、目安、厳守条件を区別する。


計測可能な場合は実測し、指定条件と照合する。


実測していない数値を、実測値として報告しない。


分量を満たすためだけの反復や水増しを行わない。


分量に収めるために必要な物語内容を削除しない。


分量条件と物語上の必要量に重大な衝突がある場合は、適切な職務境界に従って処理する。


A12-5 文章ドリフト防止


前話の文章形式を、次話へ機械的に継承しない。


局所的な短文、長文、比喩、説明密度、会話密度、余白その他は、場面に必要な場合に使用する。


人物の声や語りの距離についても、作品固有の基準と合理的な変化を区別する。


A12-6 固定形式


作品固有の正式形式を優先し、現在有効な共通規範・CELSIA憲法の本文形式と整合させる。


別指定がない場合、Atelier Lotus標準の本文形式を適用する。


地の文の行頭は全角スペース1字下げ。


台詞は字下げしない。


段落間には空行1行を置く。


場面転換記号は「◯」を使用する。


場面転換記号は単独行とし、前に全角スペース5字を置く。


各話のタイトルと本文を明確に分離する。


本文に監査コメント、修正履歴、制作メモ等を混入させない。


A13 稿の版管理と工程状態


A13-1 稿の区別


一括制作では、同じ話に複数の稿が成立する場合がある。


必要に応じて、


初稿


単話監査反映稿


章全体監査反映稿


推敲稿


最終監査反映稿


を内部的に区別する。


この区別は作業上の版管理であり、各稿を新しい正式作品設定へ昇格させるものではない。


A13-2 現在稿の管理


各話について、


どの稿が現在稿か


どの稿が監査対象か


どの稿が監査通過済みか


未修復の問題が存在するか


次に必要な工程は何か


を区別する。


過去の監査通過稿を、現在の推敲稿や修復稿の通過証明として使わない。


A13-3 最終提出稿の確定


最終成果物として提出するのは、必要な修正後再監査を含め、最後にVERSIA監査を通過した現在稿とする。


途中稿、推敲前稿、修復前稿を最終成果物として混入させない。


最終監査通過後、内容を変更せずにファイル整理・書式上の転記を行うことはできる。


ただし、転記時に本文内容が変化していないことを確認する。


最終監査の対象版と各話提出版・統合版を対応させる。文字の脱落、話順、改行・段落・字下げ・場面転換等への影響を確認し、内容や読書体験に変更が生じた場合は影響に応じた再監査へ戻す。


A13-4 作品上の正式性との区別


本ツールの最終成果物は、原則として、最終監査通過済み・制作統括編集長による正式採用待ちの完成候補とする。


VERSIA監査通過と、制作統括編集長による正式採用を混同しない。


下流正式基準その他の正式状態は、現在有効な上位規範の成立条件に従う。


A14 途中中断・実行不能への対応


一括依頼は、実行環境の制限にかかわらず全話を無条件に完成できるという保証ではない。


対象章全話の安全な制作・監査・推敲・最終監査を完了できない場合、完了範囲と未処理範囲を区別する。


途中状態を、章全体の完成と偽らない。


A14-1 中断時に保持する情報


必要な範囲で次を保持する。


最後に執筆した話


最後に単話監査を通過した話


各話の現在稿


各話の監査状態


未修復の実問題


必要な修復・再監査


人物・関係・知識その他の状態


未回収伏線


未執筆話


未推敲話


章全体監査の状態


最終監査の状態


次に実行すべき工程


A14-2 引継ぎ


次の制作環境へ移行する場合は、必要に応じて、制作統括編集長用・制作引継ぎ資料作成ツール Ver.4.0へ接続する。


完成済みの本文を、合理的理由なく最初から制作し直さない。


監査未通過の稿を、通過済みとして引き継がない。


残りの制作工程を安全に再開できる状態を整える。


A14の2 中断・再開の状態の精度


中断時は、執筆、単話監査、修復、再監査、章全体監査・累積確認、逐話推敲、章横断確認、最終監査、提出整理のどこにいるかと、その対象版・未処理範囲を識別する。本文全文を保持し、要約や変更差分だけを再開用本文の代わりにしない。


必要な継続情報、未解決の実問題、修正目標・保全対象、未実施の確認を対応させ、再開先で必要な原資料・本文・監査結果を参照できるようにする。完了した部分を理由なくやり直さず、未処理部分も通過済みとしない。


引継ぎだけを依頼されている場合は提出して終了する。継続制作が依頼済みの場合は必要な条件を確認して該当工程から再開できるが、引継ぎ資料ができただけで別環境で制作を実行済みとは報告しない。


A15 本ツールが行ってはいけないこと


本ツールは、以下を行わない。


1. 上流で確定した物語を独断で変更する。


2. 話数割り振りや章構成を勝手に変更する。


3. 新しい重要設定を執筆都合だけで正式化する。


4. CELSIAによる自己確認を正式監査と扱う。


5. VERSIA監査なしに監査通過を宣言する。


6. 累積ドリフト重点監査補助ツールを独立した監査人格として扱う。


7. LILSIAの修復裁量を一般的な文章推敲へ拡張する。


8. 推敲によって物語の重要な意味を無断変更する。


9. 推敲前稿の監査通過を推敲後稿へ自動継承する。


10. 未解決の実問題を残したまま、無条件の完成稿として提出する。


11. 分量不足を要約や水増しで隠す。


12. 章前半の文章形式を後半へ機械的に継承する。


13. 人物の声や人物関係を合理的理由なく変質させる。


14. 未完成の話を完成済みと記載する。


15. 監査した証拠として問題を捏造する。


16. 修復を無制限の全面改稿へ拡張する。


17. 監査通過後の稿を無断で再編集する。


18. 旧稿・途中稿を最終成果物へ混入させる。


19. 制作統括編集長の正式採否判断を代行する。


A16 最終成果物の提出形式


制作統括編集長から別の指定がない場合、以下の構成とする。


A16-1 各話本文


対象章の全話について、1話ずつ独立した完成本文として提出する。


各話には、


正式な話タイトル


小説本文全文


を含める。


各話を個別成果物として管理する。


ファイル作成が可能な環境では、編集長指定の形式で各話を個別ファイルへ保存してよい。


A16-2 章全話統合稿


必要に応じて、各話を順番にまとめた章全話統合稿を提出する。


統合稿は、各話の最終監査通過本文と一致させる。


統合作業を理由として、本文を独断で再編集しない。


A16-3 制作結果報告


本文とは別に、必要最小限の制作結果を記載する。


対象作品・対象章


対象話数


執筆完了話数


単話監査の完了状況


章全体監査の結果


累積ドリフト重点監査の実施状況


章全体推敲の完了状況


推敲後最終監査の結果


必要な修復・再監査の完了状況


現在稿と最終監査対象版・提出版の対応


現在稿の状態


作品上の正式性


未解決事項が存在する場合はその内容


実測文字数がある場合は、必要に応じて記載する。


不要な自己評価、長い講評、詳細な内部作業履歴は、別途指定がない限り提出する必要はない。


A16-4 本文と報告の分離


最終本文の中へ、監査結果や制作報告を混入させない。


本文は、そのまま読書・保存・投稿管理等に利用できる形式とする。


A17 完成条件


本ツールによる章一括制作は、以下のすべてが成立した場合、通常の完了状態とする。


1. 対象章の指定全話が執筆されている。


2. 全対象話について単話監査が通過している。


3. 必要な単話修復・再監査が完了している。


4. 章完了時・累積ドリフト重点監査補助ツールを適用している。


5. VERSIAによる章全体の通常監査と累積ドリフト重点監査が通過している。


6. 必要な章全体の修復・再監査が完了している。


7. CELSIAによる各話の逐次推敲が完了している。


8. 章全体の文章連続性確認が完了している。


9. 推敲後の章全話についてVERSIA最終監査が通過している。


10. 必要な最終修復・再監査が完了している。


11. 最終成果物に未処理の監査実問題が残っていない。


12. 各話の最終本文全文が欠落なく存在する。


13. 最終監査通過稿と提出稿が一致している。


14. 作品上の正式性と工程状態が正しく区別されている。


以上を満たした時点で、当該章の最終監査通過済み完成候補として制作統括編集長へ提出する。


より良い別表現の余地があることだけを理由として、完了を妨げない。


完成候補の正式採否判断は、制作統括編集長が行う。


章単位の実行指示


本書を章単位で実行してください。対象は[作品名・章名・話数]、制作モードは[正式工程/一括完成候補モード]です。第0工程で入力版と現在状態を確認し、第11節と付録Aに従って逐話執筆、単話監査、必要な修復・再監査、章全体監査・累積ドリフト重点確認、逐話推敲、章横断確認、章最終監査、提出まで進めてください。一冊全体の制作は今回の対象に含めません。




別表1 既存ツールとの職務・機能対応表


表の項目:統合工程|既存文書・ツール|担当|本ツールが追加する管理

統合工程:第0工程

既存文書・ツール:共通制作憲章、ルクシア職務憲法、職務間引継規約、制作引継ぎ資料作成ツール

担当:ルクシア

本ツールが追加する管理:一冊単位の条件確認、モード指定、開始位置判定、作業台帳初期化


統合工程:第1工程

既存文書・ツール:作品全体の構成・全体プロット作成ツール

担当:ELSIA→VERSIA

本ツールが追加する管理:監査ゲート、正式工程と候補モードの接続資格、版記録


統合工程:第2工程

既存文書・ツール:章別プロット作成ツール、小説監査ツール

担当:ELSIA→VERSIA

本ツールが追加する管理:章ごとの状態に加え、全章横断監査の対象集合を管理


統合工程:第3工程

既存文書・ツール:話数割り振り・各話設計ツール、小説監査ツール

担当:ELSIA→VERSIA

本ツールが追加する管理:全話横断監査、分量配分、本文接続資格を管理


統合工程:第4工程

既存文書・ツール:小説本文制作、監査、修復、章累積監査、本文推敲。両モードとも第11節と付録Aを使用

担当:CELSIA→VERSIA→LILSIA等

本ツールが追加する管理:モード別に開始条件を識別し、章間状態、進捗、保存を管理


統合工程:第5工程

既存文書・ツール:小説監査ツール、章累積監査補助ツールの知見

担当:VERSIA

本ツールが追加する管理:全巻本文先行通読、二観点、全作品累積監査を独立工程として追加


統合工程:第6工程

既存文書・ツール:小説本文推敲ツール、小説本文制作ツール、小説監査ツール、修復ツール

担当:CELSIA→VERSIA→LILSIA等

本ツールが追加する管理:全巻横断推敲、提出予定版の最終監査、版更新を管理


統合工程:第7工程

既存文書・ツール:ルクシア職務憲法、制作引継ぎ資料作成ツール

担当:ルクシア

本ツールが追加する管理:個別本文と統合稿の一致、実測文字数、保存、提出状態を管理





別表2 工程別の入出力と状態遷移


表の項目:工程|必須入力|主な出力|標準状態遷移

工程:0

必須入力:依頼、規範、作品資料、既存成果物、引継ぎ

主な出力:開始条件表、モード、開始位置、台帳

標準状態遷移:未確認→確認中→開始可/要確認


工程:1

必須入力:作品条件、正式設定、既存構想

主な出力:全体プロット候補、監査記録

標準状態遷移:制作中→監査待ち→通過/差し戻し


工程:2

必須入力:接続可能な全体プロット

主な出力:章別プロット一式、章別・横断監査記録

標準状態遷移:章制作→章監査→全章横断監査→通過


工程:3

必須入力:接続可能な章別プロット、規模条件

主な出力:全話設計、個別・横断監査記録

標準状態遷移:話設計→個別監査→全話横断監査→通過


工程:4

必須入力:本文接続可能な各話設計、状態引継ぎ

主な出力:各話最終本文、章統合稿、章監査記録

標準状態遷移:執筆→単話監査→章監査→章推敲→章最終監査


工程:5

必須入力:全章の最終監査通過本文

主な出力:作品全体監査結果、必要な差し戻し

標準状態遷移:全巻通読→設計照合→判定→修正・再監査→通過


工程:6

必須入力:作品全体監査通過稿

主な出力:全巻推敲稿、最終監査記録

標準状態遷移:推敲→最終監査→修正・再監査→通過


工程:7

必須入力:最終監査通過稿、台帳、保存先

主な出力:各話本文、一冊統合稿、報告、引継ぎ

標準状態遷移:統合→一致確認→保存確認→提出





別表3 既存機能の維持点と新規追加機能


表の項目:区分|項目|本書での扱い

区分:維持

項目:専門職務の独立性

本書での扱い:制作、監査、修復、推敲、管理の担当と判断姿勢を分離


区分:維持

項目:二軸状態管理

本書での扱い:作品上の正式性と工程状態を別管理


区分:維持

項目:意味の継承と表現の自律

本書での扱い:設計の意味を本文へ翻訳し、非必須文言を固定しない


区分:維持

項目:自律具体化

本書での扱い:非重要細部を安全に具体化し、重要設定変更と区別


区分:維持

項目:監査と修復

本書での扱い:問題、根拠、修正目標、保全対象、再監査を分離


区分:維持

項目:単話・章・全体監査

本書での扱い:対象範囲と結果を混同しない


区分:維持

項目:編集長の最終決定

本書での扱い:採用と体系制定を自動化しない


区分:追加

項目:一冊単位の開始位置判定

本書での扱い:既存成果物を再利用し、必要な最上流工程から開始


区分:追加

項目:二つの実行モード

本書での扱い:正式工程と一括完成候補モードを明文化


区分:追加

項目:接続資格

本書での扱い:下流正式基準、候補モード内接続可、接続不可を区別


区分:追加

項目:全巻累積監査

本書での扱い:本文先行通読、二観点、全作品ドリフトを独立工程化


区分:追加

項目:上位変更の影響管理

本書での扱い:下流成果物を影響なし、要照合、要修正、要再制作に分類


区分:追加

項目:保存・再開

本書での扱い:本文全文、版、状態、未処理範囲、保存先を再開情報として保持


区分:追加

項目:統合提出管理

本書での扱い:各話最終稿と一冊統合稿の一致、文字数、保存成否を確認





別紙1 文面点検結果


点検対象は本書初版候補であり、添付統合文書の原文との整合、職務境界、入力・出力、開始・完了条件、監査ゲート、状態管理、差し戻し、中断・再開および提出を確認した。これは作成者点検であり、VERSIAによる正式文面監査ではない。


表の項目:点検項目|結果|確認内容

点検項目:上位規範との関係

結果:適合候補

確認内容:既存規範を上書きせず、情報源優先、正式性、工程状態を維持


点検項目:職務境界

結果:適合候補

確認内容:ルクシアは接続・管理のみ。ELSIA、CELSIA、VERSIA、LILSIAの専門判断を維持


点検項目:既存章一括ツールとの重複

結果:整理済み

確認内容:章内処理を付録Aに内包し、本書の上流・章間・全巻工程へ接続


点検項目:正式工程

結果:定義済み

確認内容:監査通過と採用・正式化の双方を下流正式基準の条件として維持


点検項目:一括完成候補モード

結果:定義済み

確認内容:未採用候補のまま連続制作し、正式採用と混同しない


点検項目:監査ゲート

結果:定義済み

確認内容:対象版、範囲、結果、再監査、次工程接続資格を管理


点検項目:差し戻し

結果:定義済み

確認内容:根本原因に応じてLILSIA、CELSIA、ELSIA、編集長へ接続


点検項目:状態遷移

結果:定義済み

確認内容:二軸状態に接続資格を付記。旧版結果を新版へ継承しない


点検項目:中断・再開

結果:定義済み

確認内容:本文全文、版、状態、未処理範囲、保存先を保持


点検項目:実測文字数

結果:定義済み

確認内容:目標と実測を分離し、水増しを禁止


点検項目:成果物

結果:定義済み

確認内容:本文、設計、監査記録、統合稿、台帳、引継ぎを整理


点検項目:形式上の欠落

結果:現時点で重大欠落なし

確認内容:正式監査と実運用試験で追加確認が必要





R2作成時の点検では、候補モードの成果物を下流正式基準と呼ばないこと、章監査と全巻監査を分けること、推敲後の新版を再監査すること、保存できなかった成果物を完成扱いしないことを確認した。当時は章一括ツールを別添する追加型だったが、R3以降は編集長の統合依頼に基づき章制作手順を内包する形へ改訂した。現在の適用条件は本文第0・2・11節と付録Aに従う。


文面監査および修正後再監査記録


監査日 2026年10月25日。初版監査結論は修正後再監査。対象R2の再監査結論は通過。判定は本書の文面上の整合と工程接続に限る。R2の未処理の監査実問題はなし。


表の項目:指摘|反映箇所|修正後の確認と判定

指摘:A01 候補設計と章一括ツールの開始条件の衝突

反映箇所:第2節、第6節、第11節、別表1

修正後の確認と判定:正式工程は既存ツールを実行。候補モードは本書の接続手順で専門ツールと章内手順を再利用する。上流候補の版・監査通過・内容充足を必須化。解消。


指摘:A02 モード指定の自動推定

反映箇所:第2節の3

修正後の確認と判定:明示指定または同等内容の指示を条件とし、既承認範囲を継承。一括依頼だけから候補利用を推定しない。解消。


指摘:A03 影響範囲の参照誤り

反映箇所:第11節の3

修正後の確認と判定:参照先を第16節へ訂正し、見出しと内容の対応を確認。解消。





関連する第8節から第10節の設計接続、第15節の監査ゲート、第17節の状態管理、第23節の完成条件および別表の記載も照合した。候補利用の承認と作品上の採用を区別し、候補モードでも必要な監査を省略しない条件が整合している。


R3 統合改訂の文面監査


対象 R3 章制作手順内包版。監査日 2026年10月25日。監査結論 通過。旧章一括補助ツールの実行条項を原文と照合し、下表の継承先を確認した。二つのモードの開始条件、章単位での終了、一冊制作への接続、付録の内部参照、関連表、提出状態も確認した。R2の監査通過は履歴として保持し、R3の通過根拠へ自動継承していない。


表の項目:旧章一括ツールの範囲|R3の継承先|確認結果

旧章一括ツールの範囲:第0項・第0項の2 位置づけとモード

R3の継承先:本文第0・2・11節、付録A冒頭

確認結果:章機能を内包。候補モードの承認と監査通過条件を維持


旧章一括ツールの範囲:第1から第5項 規範、入力、担当、工程

R3の継承先:付録A A1からA5

確認結果:手順本文を収録。外部の章一括ツールへの依存を除去


旧章一括ツールの範囲:第6項・第6項の2 逐話執筆、監査、修復、状態継承

R3の継承先:付録A A6・A6の2

確認結果:全手順、自己確認と監査の区別、意味の翻訳を維持


旧章一括ツールの範囲:第7項から第8項 章監査、二観点、修復・再監査

R3の継承先:付録A A7・A7の2・A8

確認結果:通常監査と累積重点確認、問題の接続先と影響範囲を維持


旧章一括ツールの範囲:第9項から第10項 推敲、章横断確認、最終監査

R3の継承先:付録A A9・A10

確認結果:全話推敲、全文保持、推敲後版の監査を維持


旧章一括ツールの範囲:第11項から第13項 終了、品質、分量、版

R3の継承先:付録A A11からA13

確認結果:修復終了条件、後半品質、固定形式、提出版対応を維持


旧章一括ツールの範囲:第14項から第15項 中断・再開、禁止事項

R3の継承先:付録A A14・A14の2・A15

確認結果:全文と未処理状態の保持、未実施工程の誤認防止を維持


旧章一括ツールの範囲:第16項から第17項 提出、章完成条件

R3の継承先:付録A A16・A17、本文第23節

確認結果:章単位での完了を定義。一冊完成と混同しない


旧章一括ツールの範囲:第18項から第19項 指示、原則、文書状態

R3の継承先:本文第24・25節、付録A末尾、提出状態

確認結果:章・一冊の指示を統一。旧版の正式性と試験結果を継承しない





文面点検時に、旧章一括ツールを別途実行する記述と、章依頼にも全巻完成条件を要求する記述を統合目的に合わせて修正し、修正後の接続と完了条件を再確認した。確認範囲内に次工程への進行を阻止する文面上の実問題は残っていない。実作品による検出精度、推敲品質、長時間継続および性能維持は未検証である。


R4 監査反映および修正後再監査


監査日 2026年10月25日。監査担当 VERSIA。R3の再監査で確認した指摘を反映し、R4の本文・付録A・別表・別紙を対象に再確認した。修正後再監査の結論は通過。未解消の必須修正事項はなし。同じAIが作成・反映・監査の職務を切り替えて実施しており、物理的に別のAIによる独立検証ではない。


表の項目:指摘|問題と影響|反映と再監査結果

指摘:B01 付録の内部参照

問題と影響:付録A A9の文章改善原則に旧番号「第6の2」が残り、本体の節番号と混同する余地があった。

反映と再監査結果:参照を「付録A A6の2」へ訂正。付録冒頭に番号体系と本体への参照方法を明記。参照先の実在と意味を照合し解消。


指摘:B02 現在方針と旧版履歴の識別

問題と影響:旧版の「章一括ツールを置換しない」という点検記録が、手順内包後の現在方針と紛らわしかった。

反映と再監査結果:第25節と別紙1でR2・R3を過去版の記録と明示し、R4の適用条件と判定を分離。外部の旧章一括ツールが必要と読める現行条件がないことを確認。





再監査では、モード指定、上流候補の監査ゲート、付録Aの実行手順と本体第11節の一致、章単位・一冊単位の完成条件、専門職務境界、推敲後の版管理、保存・再開、旧版情報の扱いおよび提出版の記載を照合した。既存の専門ツールを併用する条件は維持されている。旧章一括補助ツールの手順を内包したことと、各専門ツールを全文内包したことは区別して記載している。


別紙2 実運用試験計画


最初の実運用試験は「『あやかしと、明日を生きる』一冊完結再構成案」を想定する。目標は全20話、約110,000字、現代日本・妖怪ローファンタジー、軽快で読みやすく十分な読み応えのあるライトノベルとする。既存の全50話構想は、正式変更決定なしに失効させない。


表の項目:試験段階|実施内容|合格基準

試験段階:試験0 資料確認

実施内容:全体プロットVer.1.3、作品設定、既存本文・監査記録の版と状態を確認

合格基準:不足、旧版、除外情報、正式性を誤認しない


試験段階:試験1 開始位置

実施内容:20話再構成の開始工程と適用モードを判定

合格基準:50話構想を無断上書きせず、再構成案を候補として分離


試験段階:試験2 上流三工程

実施内容:全体、章別、各話設計を制作・監査・修正・再監査

合格基準:各工程の版、監査対象、接続資格が追跡可能


試験段階:試験3 章パイロット

実施内容:最初の一章で逐話制作、単話監査、章監査、推敲、最終監査を実行

合格基準:既存章一括ツールの機能を欠落させず、後半話も品質を維持


試験段階:試験4 中断再開

実施内容:章境界と話途中の二地点で意図的に中断し、別依頼で再開

合格基準:本文全文、現在版、未処理工程、状態が復元でき、不要な再制作がない


試験段階:試験5 全20話制作

実施内容:残章を順に制作し、章間状態を接続

合格基準:人物・関係・知識・伏線・文体の累積ドリフトを管理


試験段階:試験6 全巻監査

実施内容:本文先行通読後、設計照合と二観点監査を実行

合格基準:単話・章では見えない全巻問題を検出し、過剰問題認定をしない


試験段階:試験7 推敲と最終監査

実施内容:全巻推敲後の提出予定版を再監査

合格基準:推敲前通過を流用せず、意味・人物の声・読書体験を保全


試験段階:試験8 統合と保存

実施内容:各話稿、統合稿、文字数、台帳、監査記録をWord形式で保存

合格基準:個別稿と統合稿が一致し、実在ファイルと報告が一致





主要測定項目は、全工程完了率、差し戻し先の正確性、版誤認件数、旧監査誤継承件数、本文欠落件数、章後半の分量・描写低下、人物・関係・文体ドリフト、実測文字数差、一時中断後の再開精度および提出稿一致率とする。合格基準の数値閾値は、初回パイロット前に編集長が必要範囲で決定する。


実運用試験で問題が出た場合は、作品固有の問題、既存実行ツールの問題、本統合ツールの接続問題およびWork環境の制限を分けて記録する。一回の成功または失敗だけで一般性能を断定しない。


別紙3 未解決事項


本書の実運用試験および機能・性能維持の確認。現在版R4の文面監査・修正後再監査は通過している。


編集長が正式工程を一度の依頼で進める場合に、工程ごとの採用をどの時点で行うかという運用手順。


一括完成候補モードでのVERSIA監査記録を、正式採用後にどの範囲まで再利用できるかの実運用確認。


Workで一冊約110,000字と設計・監査記録を扱う際の、実際の分割単位、保存頻度および出力上限。


各話、章、全巻の文字数計測規則の最終統一。題名、空白、記号、改行を含めるかの明文化。


Word提出時の標準ファイル構成、命名規則、個別稿と統合稿のフォルダ構成。


複数巻作品で、シリーズ全体設計と各巻の全体プロットをどう版管理するかの追加仕様。


実運用試験後に必要となる性能基準、再試験条件および正式制定条件。


これらは本書の全文候補を成立不能にする欠落ではないが、正式制定前または初回実運用前に、該当する範囲を確認する必要がある。


提出状態


本書R4は、監査指摘を反映し、修正後再監査を通過した統合改訂候補として提出する。判定対象は本書の現在版の文面と工程接続である。実運用試験、性能維持確認および編集長による正式制定は未実施である。以後の本文変更には、その変更と影響範囲に応じた再監査が必要である。

 

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