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距離を縮める2人

話が進む事に文字数がふえるのは何でなんでしょうか?

あと、生徒会長のなまえが花純から花純野になりました。名字が最早、名前だった。

気付いたら、俺は生徒会長の家に上がって、手当てを受けていた。……何で、本当に何で。

「よくもまぁ、俺なんかを家に上げられたな」思ったことをくちにする。それに対して彼女は「助けて頂いんたんですからこれくらい当たり前です」そう言った。彼女の手当を受けながら話していると、直ぐに手当ては終わった。

「今日は…ありがとうございました」改まる彼女に

「いやいや、気にしなくていいよ。こちらこそありがとう」そんな言葉をかける。

しばし、無言が続いた。その静寂の中、生徒会長は医療箱をもって棚へ向かう。

「……かっこよかったなぁ」突如としてそんな言葉が聞こえた。「……!?」顔が熱くなっているのを感じる。……いやいやいや!!待て待て待て!ヘンな勘違いをするな!!

彼女が戻ってきて、気付かれないように話題を出す。「生徒会長は…なんで今日、あんなに遅かったんだ?」俺のその言葉に彼女は「えぇと、仁くんが事実と証言が違うって言ってたから調べ直したんですよ」そう言った。「それは面倒をかけたな悪い……あと、ありがとう」礼を言う。俺はありがたいことには謝罪じゃなくてしっかりと礼を言いたいタイプだ。

そして、彼女が口を開く「そしてなんと朗報です!誤解が解けましたよ!」……それはまさか?ソレを願って俺は問う「もしかして退学は…?」

「免除になりました!」彼女の答えに「よかったぁ」と心の声が溢れ出てしまった。「ありがとなわざわざそこまで頑張ってくれて。おかげでまだ学校にいられる」俺のその言葉に「私も仁くんが学校に来てくれると嬉しいです」彼女はそう言った。「…………?」そして違和感に気付く。そして思わず、俺はそれを尋ねてしまった。「どうして急に下の名前で呼ぶようになったんだ?」「ふぇ!?」俺の言葉にそんな可愛い反応をする生徒会長……学校の連中が惚れる理由も分かる気がする。だが「な、何でそんな可愛……驚いた反応するんだ?」そこが疑問に思った。「いや…えっと、さっき言った時は何も言われなかったから気にしないのかなっておもって…」……そんなこと言われたか?思い返してみる。すると……言ってたわ。

「まぁ、確かに気にしないけどな。生徒会長が言いたいように言ってくれ」俺がそう言うと、生徒会長にジッと見つめられた。「な、なに?」俺が問うと「その、生徒会長ってやめてください。私にも名前があるんですよ」そう返された。「あぁ、じゃあ花純野、さん……?」俺が言うと「下の名前が良い…」彼女がそう言葉を零した。「あ、愛さん?」俺が訂正しても、まだ少し不満そうだ。そして、何かを察し俺が紡いだ言葉は「愛」と言う呼び捨てだった。

「……!?」生徒会長……基、愛は頬を赤らめて満足気な顔をしていた。……よかった、のか?きっと正解だったのだろうと思ったその時、

「あ、あの…」彼女がまた口を開いた。「た、タメ語でも、良い?……ですか?」こんな美少女に上目遣いまでされて断る輩がいるのだろうか。……と言っても俺は誰に言われても基本許可するんだろうが。そう思いながら口を開く。「全然大丈夫だ。なんなら俺からもそうして欲しいくらいだな」俺のその言葉に「ほ、ホント?な、なら今からタメ語にするからね?」彼女はそう言った。少しおずおずとしている。……これは、なんと言うか「可愛い……」俺はそんなことを思ってしまった。

だが、俺はこの時、この言葉が口に出ていて、聞こえていたなんて知る由もなかった。


しばらく経った頃にふと、時計を見やる。「……もうこんな時間か……悪いな遅くまで居座って」俺がそう言うと、「いやいや、全然。こちらこそありがとう、話せて楽しいし」口調がフランクで居心地がさらに良くなったこの場所。

……また来たいと思ってるのは心に留めておく。「俺も楽しかったよ……流石に帰るか。愛の親とかも帰ってくるだろうし」俺がそう言うと「いや、お父さんは転勤が忙しいし、お母さんも週に2、3回しか帰ってこないの」と返してきた。「そ、そうなのか」……流石は愛の両親、忙しいのか。だからと愛は言葉を繋げる。「今日は独りじゃなかったから寂しくなかったよ」……と。それを聞いて俺は無意識に「連絡先、交換しよう」と言っていた。「え?いいの?」そう言う愛に「勿論だ、だってそうすれば何時でも話せて寂しくないだろ?」と返した。彼女は驚きを顔に出し、後に微笑んで「ありがとう」そんな言葉を零れた。続けて「やっばり優しいね」そう言う。「やっぱり?」俺が疑問を口にすると彼女は「うん、やっぱり」と復唱した。「他人のために体張れるし、気を使えるし…ね?」そう言う彼女に「それは……愛だからだろ」と俺が返すと。ビクッと愛が体を震わせて言う。「じゃ、じゃあ、もしかして……」俺が首を傾げると「い、いや大丈夫!ごめんね!」はぐらかされてしまった。

お互いに挨拶して俺は帰路に着き、家へと歩を進めるのだった。

ご視聴ありがとうございました。

今後の投稿もよろしくお願いします。



全年齢対象で下ネタって入れても怒られないかな?

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― 新着の感想 ―
愛さんデレッデレで可愛いな
2025/07/03 23:42 無匿名さん
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