表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

初手ピンチ!?

新シリーズです。楽しんで頂ければ嬉しいです(*^^*)


フィクションなんで髪の毛の色がおかしいのは仕方がないのです。

恋愛漫画好きなんで書こうかなって思ったんですよね。生徒会長系結構好きなんで書いてて楽しい。

俺の名は【蒼星 仁】(あおぼし じん)偏差値は60代後半のボチボチな高校へ通っている。

今は、真面目…?に授業を受けているが、中学の時は基本的にサボっていたのでまぁまぁ悪名高い男だ。

「あ!蒼星 仁!放課後、生徒会室に来なさい!」

「うぇ!?生徒会長!?」……今俺を呼び出したこの女の子は【花純 愛】(かすみ あい)この学校の生徒会長で、ずば抜けてトップの成績らしい。

「な、なんで……?」だいたい察しは着いているが、そんな言葉を零してしまった。

これから午後の授業だ。……呼び出しを忘れないようにしないとな。そう思って教室へと急いで戻った。


午後の授業は淡々と進んで行き、案外すぐに終わった。

「姿勢、礼」 『ありがとうござました』

終礼が終わって、俺は「…じゃ、行くかー」と小さくそう言葉を吐いた。

……気は乗らないが仕方ない。パパッと済ませよう。そんな甘い考えで、俺は生徒会室へと歩を進めた。


「遅いですよ。蒼星 仁。」生徒会長はただ1人、椅子へ腰をかけて俺を待っていた。俺は先程の彼女の言葉に「いや、これでも終礼が終わったら直ぐに来たんだが…」と、事実を述べる。

「まぁ、いいでしょう。…それより」彼女は一拍置いて言う。「貴方…退学になりますよ?」

「……へ?」そんな素っ頓狂な声が場に響く。

困惑している俺に彼女は淡々と告げる。

「ここに入学して早3ヶ月……」そして、と彼女は言葉を続ける。「屋上侵入と授業のサボりはもう何回ですか!!それに、」それよりも重い真実へと彼女は触れた。「深夜徘徊の目撃回数15回、暴動事件及び喧嘩の目撃・通報回数3回」場はしんとした。その静寂を打ち切り彼女は「どういう生き方してればこうなるんですか…」呆れ顔でそう言葉を紡いだ。

頭を抱える俺に彼女は「つい先日の深夜『髪の毛の白い男に急に暴力を振るわれた』との通報があったんですよ。それが決定打となり、退学という答えを教員方も出し始めました」そう告げる。

「とにかく!!暴力や喧嘩はもうしないと誓ってください!!先生に生徒会長の権限で説得してあげます!それ以降は貴方が頑張ってくださいね!?」声を張り上げて言う生徒会長。

「分かった。暴力はもうしない。俺も退学になんてなりたくないしな。……ただ、」

……先日の深夜と言えば。少し考え込んでから顔を上げる。

「……おかしいよな?」首を傾げる生徒会長に俺は言葉を続ける。「その時の喧嘩は…バイト帰りの夜道で、カツアゲして来たチンピラをボコボコにした時だよな……?」そう、明らかに情報が事実と違っていた。

「え?おかしいですね……?」困惑する彼女から目を離し、時計へと移す。

「あ…ごめん。バイトに間に合わなくなる」そう言って、駆け足で生徒会室を後にする。

「あ、ちょっ!?まだ聞きたいことが…」

……悪い、生活のためなんだ。心の中で謝りその場を去った。


駅のホームに立っていた。時は17時45分。

……急がないと、少し焦りを感じながら、次の電車が来るのを待っていた。

そしてそんな時、ボケットの中のスマホが震えた。「店長…?」その着信を見て、恐る恐る電話に出る。しばらく話して……「な!?」俺のその言葉と共に電話が切れた。……急に休みってなんだよ、ブラックなクセに。そんな愚痴を心の中に留め、ベンチに置いていた重いバッグをからい、俺は直ぐにホームを出て、帰路へと着いた。

ご視聴ありがとうござました。

今後の投稿もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
暴動事件を三回はさすがに不良を超えてるでしょ笑
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ