尾行
ごめん、今夜、急に修道院の仕事が入っちゃって、、、
悪いけど、お泊まりデート、キャンセルしてもいいかな?
その代わり、サユリの家の鍵渡しておくから、サユリの家で待っててね❤️
仕事が終わったらすぐに帰るから❤️
えー、マジ❤️
今夜はサユリを寝かさないつもりだったのに〜❤️
ご〜めん、、、
神父さんからの依頼だから、お断りできなくて、、、
この埋め合わせは必ずするから、許してね、チュッ❤️
神父さんからの依頼じゃ、仕方ないね。
行っといで。
その代わり帰って来たら、とことん愛しちゃうぞ❤️
まあ、やらしい❤️
でも期待してるわ❤️
❤️あ❤️な❤️た❤️
じゃ、行ってきます。
行ってらっしゃい❤️
とは、言うものの、このようなことは、たびたびあり、もしかしたら、あなたは、サユリが嘘をついているのではないかと薄々感じていた。
サユリを見送った後、サユリの浮気を疑ったあなたは、サユリの後を尾行する❤️
どこに行くのだろう?
さゆりに気付かれないように追いかけて行くと、やはり修道院に向かっているようだ。
やっぱり仕事だったんだ、浮気を疑ってごめん。
心の中で謝るあなた。
修道院に着くと、門のところに、サユリの先輩シスター、マリアが出迎えている。
しかしサユリは修道院に入らない。
門のところでマリアと一言二言交わしたあと、メモのようなものと、キーホルダーを受け取ったようだ。
その後、マリアだけ修道院に入り、サユリはそのまま繁華街に向かって歩き出す。
いったいどうしたんだ?
神父さんの依頼で修道院に行ったわけでは、ないのか?
繁華街の先には、私鉄の駅だ❤️
あなたの疑念はますます深まっていく。
駅に着いたサユリは、そのままICカードで、自動改札機を通り抜ける❤️
追いかけようとしたあなたはICカードを持っていなかったため、切符を買おうとしたが、小銭がない。またよりによって間が悪いのか、高額紙幣が使用できる自動券売機は調整中である。
辺りを見回すと、あなたの目に売店が映る❤️
両替を兼ねて、嗜好のタバコを購入し、自動券売機の前に向かった❤️
このタバコが、あなたの命を救うことになるとは、この時のあなたは、知る由もなかった❤️
しかし、、、
サユリがどこまで電車に乗るのかわからず、仕方ないのでとりあえず終点の新宿までの切符を購入、結果的にこの判断が正しかったことが証明される❤️
サユリは、、、
あっ、いた❤️いた❤️
到着した電車に乗ろうとしていたサユリを見つけたあなたも、違うドアから同じ車両に乗るのであった❤️