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あらすじ?

 とある国に非常に怠惰でグウタラで常に怠けているで有名な第五王子がいました。


 その王子は本当にどうしようもないくらいに働かなくて、仕事をしなくて。いつも何かと理由をつけて、グウタラ生活を満喫する駄目王子でした。


 王城にて行われた7歳の誕生日パーティーではお腹が痛いと言って休み。


 8歳に再度行われた誕生日パーティーでも頭が痛いと言って休み。そのまま一切の誕生日パーティーはしなくりました。


 国民に王子として姿を見せるためのパレードとなれば外に出たら灰になるとか叫んで休み。 


 王子としての書類雑務は手が痛いからやらないと言って放棄し、そのまま他人に丸投げ。


 国王に王妃。側室。その他の兄弟姉妹達で食事をするとなればお腹減ってないと休み。


 他の兄弟姉妹の誕生日パーティーやお披露目会はもちろんのこと父である国王の誕生日パーティーも眠いと言ってそのまま欠席。


 果てはとても大切な建国パーティーすら布団が俺を呼んでいるなどと意味の分からないことを言って休みました。


 そうして駄目王子17歳。


 国王も王妃も他の兄弟たちも彼を働かせたりするのを諦め放置する様になりました。


 幸いな事に駄目王子は第五王子であり、よほどな事がない限り王位継承権が回ってくることはない立場でした。

 その上、6歳の時に色々あり保有していた王位継承権を破棄しているという状態でした。


 だから基本的に不干渉。


 もちろん腐っても王子でありましたし。特に問題も起こしてないということでメチャクチャ贅沢という訳ではないですが一人の専属メイドを付けられ、衣食住をしっかり与えられ、そしてある程度自由に使えるお金も与えられました。


 そんで、その件の王子は今日も今日とてグウタラと怠惰で自堕落な生活をしているのでした。


 めでたしめでたし


 ただそんなグウタラで怠惰な彼が実は七つの大罪【怠惰】の保持者であり。

 生まれた時から【万能】というほぼ全ての事象を超一流レベルで出来る能力を持っていて。

 更に更にとある事件がきっかけで【消滅】というこの世界に存在する。ほぼ全ての物質に事象、果ては神さえも消滅できる最強の力を持っていると言うことはほとんどの人が知りませんでした。


 そして本当は世界最強の実力者であり。

【怠惰の天魔】【万能の天魔】【消滅の天魔】という三つの名前を持っている世界最強の天魔であり。

 やろうと思えばこの世界の支配者になれる力を持っている神すら超える存在であるというのに。


 この物語はそんな最強の存在である第五王子こと主人公グレンがグウタラしたいけど、邪魔が入ったり厄介ごとに巻き込まれたりで何とも波乱万丈な様子を描いた物語である。


 さあ、グレンは無事にグウタラ生活を送れるのか。

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