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【休止中】自己至上主義者の世界征服〜我が神才に跪く栄誉を与えよう〜  作者: シュベラ・イスト・ダ・ルォーラー
【迷宮攻略】〜屈服せよ、我が配下となる栄誉を与えよう〜
2/9

2話【調教と鑑定】

処女作です。誤字脱字報告、よろしかったら是非お願いします!

感想、評価、ブクマを付けてくださっている方々、本当にありがとうございます!!


カクヨム様でも連載しております!

https://kakuyomu.jp/works/16816452219161376531


 

 俺が移動を開始してから、約3時間が経過した。

 その間、俺は最初の1匹も含めた合計24匹の黒斬狼の討伐に成功し、今は最初に転移した場所に似た造りの土部屋で休憩を取っている。


 3時間もの間戦い続けたため、新しい世界の法則にも大分慣れてきた。

 『ステータス』に覚醒による身体能力の向上、前では考えられないほどの力を持つ動物、そして予想していた通りゲームのアイテムのように特殊な能力を持っている武器。


 そう、黒斬狼からドロップしたであろうこの黒い両手剣(ツーハンデッドソード)は、二つの強力な特殊能力を持っていた。

 まあ、三つ以上の特殊能力を備えている可能性もあるが、現状では備わっている特殊能力の数など確認のしようがないため、それは一旦放っておくことにする。


 黒い両手剣(ツーハンデッドソード)の一つ目の特殊能力は、「重量の軽減」だった。この特殊能力については、戦闘開始後すぐに判明した。

 今持っている感覚的に、この両手剣(ツーハンデッドソード)の質量は10~13kg近くはある。

 見た目よりも軽く作られている一般的な両手剣(ツーハンデッドソード)の質量(3~6kg程度)と比べ、倍の重さを持つ両手剣(ツーハンデッドソード)だ。

 だが、この両手剣(ツーハンデッドソード)は戦闘が始まった途端にまるで木刀であるかのように軽くなり、戦闘終了時までその重さは変わらなかった。 

 とはいえ、それだけならば正直使えない剣だ。軽くなるということは、攻撃まで軽くなるということだからな。

 この特殊能力の真価は、軽く感じるのはあくまでも所有者のみだということだ。

 つまり、この武器は木刀のように振るえる10kg以上の両手剣(ツーハンデッドソード)ということになる。


 そして、この両手剣(ツーハンデッドソード)の二つ目の特殊能力は、「斬撃の強化」という能力だ。

 「重量の軽減」とは違い、常時発動している能力のようで、使い勝手がいい。今座っている椅子も、近くの壁を斬って作り出したものだ。

 具体的にどれだけ斬れ味が増しているかは、力を全く加えずに落としただけで、黒斬狼を両断できたというと分かるだろう。

 重量のことを考慮しても、流石に骨も含めてあそこまで綺麗に斬れるのは、特殊能力ぐらいだろうしな。

 ゲームの知識で考えると、これは特殊能力ではなく、アイテムの攻撃力の可能性もあるが、それはおそらく違うだろう。

 まあ、根拠のない勘に過ぎないが。


 にしても、こうして情報を整理すると、この黒い両手剣(ツーハンデッドソード)がいかに強大な()()であるかが分かる。

 戦闘を生業とせず、身体を鍛えてもいない者でも木刀のように扱い、僅かな力で致命傷を負わすことのできる武器。それは最早、兵器に等しい。

 もちろん、振ったとしても当たるかどうかは別の話だ。一流以上の武人には間違いなく通用しない。

 しかし、並みの武人が相手であれば、一般人でも倒せる可能性が出てくるだろう。三流や二流の武人には、一般人を見下している輩も多いからな、面倒なことになりそうだ。


 だが、それはあくまでも人として、管理者としての意見。個人的には、これほど素晴らしい武器はないと思う。

 俺はこれまで数々の名剣を見てきたが、この両手剣(ツーハンデッドソード)は間違いなくその中でも最高峰の武器だ。特殊能力など、現代ではどんなに優れた鍛冶屋でも作ることは不可能だろう。

 しかも、それだけではない。個人差はあるだろうが、剣単体としても理想的な形で、特にこの......


 § § §


 まあ、とにかく今この武器の危険性について考えても、意味はない。

 幸か不幸か、最初の黒斬狼以来、この両手剣(ツーハンデッドソード)は一つもドロップしていないほど、手に入れる確率が低いようだしな。

 外にいつ出られるかも分からないのだから、今考えるのは無駄だ。

 どうせ一流の武人以上の奴らには、小細工程度にしかならないから、俺の身に直接的な危険はないというのもある。

 

 取り敢えず今は、最初に両手剣(ツーハンデッドソード)がドロップした幸運を喜べばいい。

 手に入れたことによって、新たな世界の法則に対する見解も僅かに深まり、さらに素手で戦わずに良くなったので、戦闘で血潮が付着することもなくなった。

 後のことに目を瞑れば良いことずくめだ。







 『編集中』上大方終了。下進行中、調教→契約

 







 さて、情報の整理と野営の準備も終わった以上、次は地図を作成しながら人の気配を探るべきだが......黒斬狼の気配が至る所にあって、分かり難いな。

 かといって、出口などを見つけられる確率はかなり低いだろうし......出れたとしても外もどうなっているか。

 流石に全ての場所がこのような場所になったとは考え難いが、それでも何かしらの変化はあっただろうしな。少なくとも『ステータス』の存在がある以上、法治国家としての機能が麻痺しているだろう。

 武人もいるし、一部の都市なら何とかなるかもしれないが、国としては難しいというのが俺の見解だ。


 才能、技量、そして()()を元に《天職》及び《才力(スキル)》が発現する以上、倫理を大切にする人々よりも、荒くれ者たちが強大な力を手にする可能性の方が高い。

 いや、そもそも一般人では黒斬狼のような存在を倒すことなどできないことを考えると、ほぼ確実にそうなっているのだろう。

 警官や自衛隊、武人がいるとはいえ、国民の総数に対して彼らは圧倒的な少数。彼らがいないい、または少ない小さな街は、もはや法が正常に機能できていたら奇跡に等しい。

 出口が見つかれば脱出するが、積極的に探す必要はないな。


 やはり、最初に考えていたように、人と食糧の捜索が最優先事項だ。あとは、強くなるためにもLv上げや《才力(スキル)》の理解などに精を出すか。

 

 はあ、早く他の人間ーーーーいや、普人族(ヒューマン)だったかーーーーが見つかれば、食糧問題も当面は解決するし、ついでにLv上げにも使えるのだがな。

 ああ、それと同族を殺した際、新しい《才力(スキル)》に発現するかどうかも試したかったのだが残念だ。さっきの足手纏い(クラスメート)の悲鳴ように、大声でも上げてくれれば場所も即座に分かるというのに。

 食糧を見つける方法が分からない。足手纏いの死体から奪ったり、切り取ったりした新しい食糧も含めて、現状では精々6日が限度だろう。

 黒斬狼は殺したら消えてしまうしな。一度足だけを切ってみたが、殺すと食べた分もすぐに消失してしまった。血は消えないようだし、最悪血を水代わりに飲むことも可能だが、他者の血を飲むのは嫌だから可能な限り避けたい。


 そうやって俺が頭を回転させて、これからどうするかを考えていると、近くから複数の悲鳴が聞こえてきた。もしかすると、幸運の女神とやらは俺を愛しているかもしれない。

 俺は《天職》によって上昇した速力と《才力(スキル)》の『氣闘術』を駆使しながら、全速力で悲鳴が聞こえた方向に走り出した。



 そうして駆けつけると、その場には三人の男子生徒の死体と二人のまだ生きている女子生徒がいた。黒斬狼と違い死体が消えていないことに歓喜するが、今はその感情を抑えて生きている二人を観察する。二人は、二体の黒斬狼を見て酷く怯えている。まだ死んでいないのは、死体の位置的に男たちが文字通り命懸けで守ったからみたいだ。

 

 まずは三人の男子生徒の死体を観察する。紫のネクタイからして後輩の高校一年生、身体の鍛え具合から察するにおそらく何らかの武術を学んでいるな。

 なるほど、道理で悲鳴が聞こえてから多少時間が経ったにもかかわらず、まだ全滅していないわけだ。残りの二人を文字通り命を懸けて守ったわけか。


 そして、その守られた二人は青いリボンを見るに、まだ中等部の子供。身体から察するに、武術も学んではいないようだし、戦う力はないみたいだな。

 わざわざこんな弱い存在を守るなど、随分と甘ったれた性根をしていたようだ。

 まあ、どうせ黒斬狼の後に殺すので、その命懸けの行為も無駄なのだが......いや、待て。ゲームみたいな世界に変わったことだし、もしかしたら調教(テイム)のような《才力(スキル)》もあるかもしれないな。

 三人分の死体がある以上食糧問題は当分解決したし、殺さずに従えることにした方が良さそうだ。正直従えるなら高等部の生徒か教師の方が使えるが、食糧的な負担はその分軽いし、使いようはあるから良しとしよう。


「グガァアァァ!!」


 そう考えをまとめていたら、突然現れた俺を警戒していた黒斬狼が、焦れたのか片方は二人に、もう片方は俺に飛びかかってくる。

 俺は、武技(アーツ)『瞬歩』を使用し一瞬で移動すると、両手剣(ツーハンデッドソード)で俺に飛びかかって来た黒斬狼を首から両断した。黒斬狼の血が噴き出し、二人に頭からかかる。その勢いのまま、返す刀でもう片方の黒斬狼を両断する。また二人に血がかかる。

 そのせいか、一人は恐怖によって気絶してしまったようだ。中等部とはいえ脆弱な精神だ、予想はしていたがあまり使えないかもしれないな。

 まあ、とりあえず一人いれば会話は出来るから、それについては話した後で考えるとしよう。


「お前、この近くに他に生存者はいるか?」


 とりあえず他の生存者の確認だ。流石に現状で三人以上を従えるつもりはないし、食糧も当分問題はなくなったが、もし近くにいるなら急いで殺す必要がある。

 普段であればわざわざ探してまで殺すような面倒なことはしないが、『ステータス』がある以上放置は愚行だ。成長して、強くなられたら厄介極まりない。

 幸い、非常食も持っているだろうし、普人族(ヒューマン)は死んでも死体が消えないため食糧にできるみたいだから、メリットはある。

 この状況下で、人肉とはいえ肉が食えるのはいいことだ。まずいからあまり食いたくはないから、調教属性の《才力(スキル)》を取得できたら、二人に食わせる予定だが。


「あ、あの、あなたは誰ですか......?」


 ようやく口を開いた。ただ質問には答えず、感謝も述べずに名前を聞いているようだ。仮にも命の恩人に対してその対応はどうかと思うが、様子から見るに混乱しているのだろう。

 まあ、一般的な女子中学生であれば仕方ないのだろうな。むしろこの反応が正常か。

 しかしこいつ、観察してみたところなかなか良い体幹をしている。鍛えれば肉壁以外にも使える可能性が高い。もう一人と違って精神力も多少はあるようだしな。

 調教(テイム)の《才力(スキル)》が取得できなくても、こいつ一人ぐらいは連れて行くか。そもそも新しい《才力(スキル)》の獲得は、一朝一夕では無理だろうしな。

 現状では、こいつで時間をかけて習得していくのが最適だろう。


「俺の名前は、剣崎(けんざき) (しずく)だ。それよりも、質問に答えて欲しいのだが?」


 声にわざと少しの苛立ちを込めて話す。別に苛立ってはいないが、調教(テイム)の《才力》の取得条件がわからない以上、一度実際に屈服させる必要があるだろう。

 そして屈服させるには、生死の危機すらも感じた黒斬狼への恐怖を俺への恐怖に移行させるのが手っ取り早い。

 それに目の前で殺したので俺の力量については理解しているから、成功率も多少は上がっているだろう。とはいえ、これだけでは屈服などしないだろうが。


「い、いません。それよりも、あの...」


 ようやく質問に答えてきた。他に生存者はいないのか、運がいい。いや普通いれば、こんな状況なのだし一緒に行動しているだろうから当然か。声には怯えが少し混じっている、予想よりも屈服させるのは楽になりそうだ。

 さて、では次は実際に調教をして屈服させるとしよう。それによって調教(テイム)、もしくは関連する《才力(スキル)》が手にはいればいいのだが.......


 まあ、まずは俺の目の前で眠った脆弱な娘を殴り起こし、罰を与えるとしようか。中等部とはいえ、女だから多少は楽しめるだろう。


 § § §


「うっ.....ひぐっ.....」


 よし、どうやら調教に成功したらしい。ゲームみたいだから存在する可能性が高いとは思っていたが、予想よりも遥かに簡単に『契約術』を取得できた。ゲームでは魔物にしか使えなかったから、人間相手に取得できるかという点については不明だったが取得できて良かった。

 それに、感覚的に契約(テイム)可能限界数などがないことも分かる。むしろ、そういったところはゲームよりも現実の《才力(スキル)》の方が優れているな。


 さて、では調教(テイム)したこの二()をどうするか決めなければなるまい。

 まずは、目の前に這い蹲っているこいつらの『ステータス』を見るか。どうやら、調教(テイム)した存在の『ステータス』は自由に見れるようだしな。


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『固有名』雨野(あまの) (かえで)

 《種族》普人族(ヒューマン)Lv1  《天職》盾士Lv1

 性別:女      年齢:14


 能力値

 筋力:E- 魔力:E- 速力:E- 妖力:E- 堅力:E 魅力:E


 《才力(スキル)


 近接物理戦闘系

 『盾術Lv1』

 物理生産系

 『商術Lv2』『家事Lv2』

 身体能力強化系

 『身体能力強化Lv1』

 特殊能力系

 『胆力Lv2』


 所有者(マスター)剣崎(けんざき) (しずく)


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『固有名』桃瀬(ももせ) 美羽(みう)

 《種族》普人族(ヒューマン)Lv1  《天職》鑑定士Lv1

 性別:女      年齢:14


 能力値

 筋力:E- 魔力:E 速力:E- 妖力:E- 堅力:E- 魅力:E


 《才力(スキル)


 近接物理戦闘系

 『逃走術Lv1』

 物理生産系

 『商術Lv3』『料理Lv2』『鑑定Lv1』

 身体能力強化系

 『脚力強化Lv1』

 特殊能力系

 『共穏Lv2』


 所有者(マスター)剣崎(けんざき) (しずく)


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 これは........!ハハハッ、俺は本当に幸運の女神に愛されているのかもしれないな。

 まさか、こんなにも早く、鑑定士を手に入れられるとは思わなかった。これで、ようやく俺が使える《才力(スキル)》や武技(アーツ)を全て知ることができる。


 これまでは、俺が使える技の名前を片っ端から試して、何とか『瞬歩』などの武技(アーツ)の名前を見つけて使用してきたが、これでようやく『ステータス』上の全ての力を使えるようになった。

 いや、『騎馬術』は使えないか。馬がいなければ使えないのは相変わらず不便極まりないな。まあ、このような場所ではいたとしても使い難いが。


 それよりも、鑑定士だけでなく、盾士も中々に有用だ。一般的な女子中学生の身体であることを加味すると、かなりの堅力を持っている。

 俺を含めて三つの『ステータス』の各能力値から推察してみたが、筋力と速力と堅力においては恐らく一般成人男性の能力値の平均はE、魔力と妖力と魅力の平均はE-だろう。

 速力から推察するに多少の運動はしていたとはいえ、Eは一般的な女子中学生が至れる堅力の値ではない。侍のように、盾士も能力値への補正効果があるみたいだな。

 俺と同じ上位職にまで成長すると、俺の堅力すらも超えるかもしれない。肉壁程度と考えていたが、かなりいい拾い物をした。


 二匹が戦っていないのに『ステータス』に覚醒しているのは、俺が黒斬狼を倒した経験値も共有されたと考えるべきだろうな。

 ゲームに近いとは思っていたが、まさかパーティ機能まであるとはな、少し驚いた。というか、もしかして先ほど混乱していたのは、あの機械的な音声も原因か?


 まあ、考察は一旦置いておいて、早速『鑑定』をさせるか。その後は、この二匹を連れて再び道を進むとしよう。食糧(3人の男子生徒の死体)も手に入ったことだし、当分は何とかなりそうだ。

 いや、まずは服を着せるのが先決か。殴っていたら、ボロボロになって最早服の体を成していないな。高等部であれば着せなかったかもしれないが、一応まだ中等部なのだし、それぐらいの温情はかけてやってもいいだろう。


「おい、死体から服を剥ぎ取って身に着けろ。美羽はその後に全員の《才力(スキル)》の『鑑定』だ」


 二匹は頷き、死体に向かうと服を剥ぎ取り出した。かなり従順になっている。この様子を見る限り、《才力(スキル)》の効果はかなり大きいようだな。

 でなければ、こうもうまく調教が成功するとは思えない。これまでは見てきただけで、自らしたのは生まれて初めてだ。

 いくら『調教術』とはいえ、まだLv1だから効果は薄いと思っていたが、どうやらかなり使えるようだな。


 二匹が服を身に着けると、俺の周りに集まる。そして、美羽が『鑑定』した内容を紙にまとめて俺に渡した。


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 近接物理戦闘系


『刀剣術』・・・剣術と刀術の複合上位互換。刀剣の扱い及び技量の上達速度に補正。補正値はLvにより変動。Lvが上昇すると、使用出来る武技(アーツ)が増加する。

 Lv1『影刃』・・・攻撃に影属性を追加する。

 Lv2『剣舞』・・・刀剣の分身が発生し、身の周りに浮かんで防御する。

 Lv3『衝波(ソニック)』・・・刀剣を振りかざした時、衝撃波が発生して遠距離にいる相手を攻撃する。

 Lv4『瞬歩』・・・視界内に一瞬で移動する。

 Lv5『伸縮』・・・刀剣の長さを自由に変更する。

 Lv6『死点(デッドアイ)』・・・相手の弱点を把握する。


『格闘術』・・・体術の上位互換。身体操作能力の上達速度に補正。補正値はLvにより変動。Lvが上昇すると、使用出来る武技(アーツ)が増加する。

 Lv1『頑強(バースト)』・・・筋力、堅力を上昇させる。

 Lv2『氷拳』・・・拳に氷属性を追加する。

 Lv3『発勁』・・・氣を掌に集め、解放する。


『騎馬術』・・・乗馬の上達速度に補正。補正値はLvにより変動。Lvが上昇すると、使用出来る武技(アーツ)が増加する。

 Lv1『不離一体』・・・どんな体勢でも馬から離れない。

 Lv3『馬語』・・・馬の言語を理解する。ただし、馬がこちらの言葉を理解できるようになるわけではない。


『盾術』・・・盾の扱い及び技量の上達速度に補正。補正値はLvにより変動。Lvが上昇すると、使用出来る武技(アーツ)が増加する。

 Lv1『流水(パリィ)』・・・攻撃を受け流す。


『逃走術』・・・速力に補正。補正値はLvにより変動。Lvが上昇すると、使用出来る武技(アーツ)が増加する。

 Lv1『敗走』・・・速力を上昇させる。


『調教術』・・・他者を従え、己が僕とする。命令時、僕の能力値に補正。補正値はLvにより変動。Lvが上昇すると、使用出来る武技(アーツ)が増加する。

 LV1『調教(テイム)』・・・屈服させた相手を半永久的に従わせる。


 遠距離物理戦闘系


『投擲術』・・・投擲の命中率に補正。補正値はLvにより変動。Lvが上昇すると、使用出来る武技(アーツ)が増加する。

 Lv1『必中』・・・命中率を上昇させる。

 Lv3『重増』・・・投擲物の重さを増加させる。


 物理生産系


『家事』・・・料理、掃除、応急処置などの複合上位互換。家事をするとき身体能力に補正。補正値はLvにより変動。

『料理』・・・能力上昇付与(バフ)料理の作成を可能にする。効力はLvにより変動。

『商術』・・・算術、交渉術、市場把握などの複合上位互換。商売をするとき魅力に補正。補正値はLvにより変動。

『算術』・・・計算速度に補正。補正値はLvにより変動。

『鑑定』・・・鑑定能力の付与、及び補正。補正値はLvにより変動。


 身体能力強化系


『氣纏』・・・氣を身体に纏う。纏える氣の量はLvにより変動。

『身体能力強化』・・・腕力強化や脚力強化などの複合上位互換。身体能力に補正。補正値はLvにより変動。

『脚力強化』・・・脚力に補正。補正値はLvにより変動。


 特殊能力系


勇気(ブレイブ)』・・・胆力の上位互換。勇気値に補正。補正値はLvにより変動。

『胆力』・・・胆力値に補正。補正値はLvにより変動。

『気配感知』・・・一定範囲の気配感知が可能。範囲はLvにより変動。

『指導』・・・指導対象の《才力(スキル)》成長速度を補正する。補正値はLvにより変動。ただし、自身が所有している《才力(スキル)》以外には効果を発揮しない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ほう、かなり多いな。しかし、武技(アーツ)を使用するのに必要な魔力量や妖氣量が記されていないことからわかるように、『鑑定』のLvが低いせいで全てはわからないらしい。

 まあそれでも、最初と比べれば十分な情報量といっていいだろう。より細かい情報は、実際に試して把握していくとしよう。


 では早速、黒斬狼狩りと行こうか。この二匹の育成もしなければならないだろうしな。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

ぜひよろしくお願いします!


調教術→契約術に変更しました

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