8話
昨日さぼっちゃいました(m´・ω・`)m ゴメン…
この部は一回データが消えているためたんぱくに進みますΩ\ζ°)チーン
3/14、21時内容を確認したら消えていなかったところと書き直したところが反復してましたスミマセン誤字脱字も…
「ブラスター出力MAX!全速前進!」
レバーを限界まで押し倒す
青い炎を出しながら進む
下部装甲及び武装が悲鳴をあげる
次々に後ろに流れていく景色
「ヒャァフオオオオオオオオオオオオオオオオオ!フォオ!フォオ!ヒャァホオオオオオオオオオオオオオオ!」
ブリッジで踊り狂う
「ミサイル発射!」
全方位に無造作に放たれるミサイル
時限信管が起動し、爆発
巻きあがる砂
飛び出る船
壁が近づいてくる
「フォオ!フォオ!フォオ!」
前面3門主砲2基が炎を吹く
響く重低音
放たれる太い青い光
壁に命中、だが崩れない
再度発射、絶えず連発する
「フォオ!数撃ちゃぁ崩れる!フォオ!フォオ!フォオ!」
端から順にわずかに崩れ始める
『やめろーーー!』
通信機から悲鳴が聞こえてくる
だが止まらなない
壁に激突
持ち上がる機尾
壁逆立ち状態となる
一瞬耐える壁
僅かにひびが入る
瞬く間に広がり大きなひびとなる
「Today is your last day」
崩壊
崩れる壁
倒れる船
露になる下部武装
「ファイヤ!ファイヤ!ファイヤ!」
塔の上部を狙って放つ
『今日の午後には本隊が援護に来るっていうのにここで散るわけにはぁぁぁあああ』『なんだこの光はぁぁぁあああ』『ohhhh mom!』
それぞれがそれぞれの言い残す言葉を吐きながら通信が途絶える
巡回中の兵士が集まる
狙いを定める対空砲
降り注ぐ
物言わぬ屍になり果てていく
~
さすがルファーだ。やることなすことの格が高い
降り注ぐ瓦礫をよけながらルファーが明けた穴を超える。奪ったビームサーベルも生成し二刀流になりながら
己の内側に意識を集中させる
ルファーの気が先ほどの船の中から、家族のリーダーの気が中央の塔から感じる
だが塔への道を遮るようにどでかい倉庫が目の前にある、迂回する余裕はない
ルファーの気を頼りに意思伝達を試みる
うまく伝わったのか
倉庫に対して一斉掃射が行われる
燃料があったのか爆発
崩れる建物
吹き飛ぶ瓦礫
上がる口角
一気に飛び込む
落下する瓦礫に足を掛け飛躍を繰り返す
邪魔な瓦礫を切り裂きながら
対象の塔が見えてくる
最後の瓦礫を両足で強く蹴る
バク宙し姿勢を整え、足を前に出し両腕を交差し顔を防御する
窓ガラスから突入
割れるガラス
破片が腕を傷つけ血が流れる
廊下のような場所に出る。兵士が2人棒立ちしていた
「棒立ちとはなめられたものだな」
一人に接近し右上段から振り下ろす
抵抗なく振り切る
一拍置いて2つに分かれずり落ちる敵
正気に戻るもう一人の敵
床を蹴り一気に接近する
振り切っていた右手から燕返しを放つ
難なく受け止められる
だがこっちは二刀流、敵は一刀流。その手数の差は漠然だ
左手で突きを連発する
体をひねり間一髪で回避を繰り返す
防御する手を逆手持ちに切り替え胴体を俺の懐にねじ込もうとする
わき腹に蹴りをお見舞いしながら後ろに飛躍
距離をとる
仕切り直しだ
懐に手を入れる敵
同様に背負っていた銃を下す俺
獲物を出させる前に即座に狙いを定め撃つ、腰撃ちだ
壁に一瞬登り側転しビーム弾を避ける
一気に接近される
慌てず銃を捨てビームサーベルで床に円を描く
抜ける床、俺をのせて
頭上を通過する無数のビーム弾
これぞ正しく命の駆け引き、快感に包まれる
愚かにも穴を覗き込む敵
ビームサーベルを投擲する
見事に頭部を貫く
一瞬揺れて落ちる死体
0.5秒ほどの対空時間を経て接地する
己の内側に意識を集中させる
家族の気を直線状に捕らえる。階層は合っているようだ
2本のビームサーベルを構えて慎重に前進する
自分の足音以外は聞こえない…すまん嘘ついた、外の爆発音は聞こえるぞ
50mほど歩いただろうか
3つの扉が見えてきた。どれも分厚い金属製で160㎝ぐらいに鉄格子が付いた窓がある
「看守がいないとはまたご丁寧な対応だな」
悪態をつきながらビームサーベルを収納する
一番手前の扉を登り中を覗くと女子2人と男子2人が雑魚寝していた
視線に気が付いたのか一番身長が高そうな男がゆっくりと顔を向けてきた
「ん?」
一瞬あった視線が途切れ頭皮を見せたかと思うと高速で頭を回し視線を合わせてきた
「Nice 2度見」
「ど、どうも」
扉から飛び降り生成したビームサーベルで扉を横に真っ二つに切る。騒音を立てながら崩れる。残りの2つの扉からも次々と気配が露になる
2つ目の扉を覗くと
「やー最年少くん」
「やーフォッカー」
家族がいた
扉を飛び降りほかの最後の扉を切り伏せる
出てくる女子3人に男子2人
「お、おーい!最年少く~ん?」
「トオルだ」
言いながら扉を切り伏せる
「驚かせやがって…聞きたいことは山ほどあるだが1つこれだけは聞きたい。お前をせっかく逃がしたのに帰ってきたら意味がないだろう?」
ニヤニヤしながら話しかけてくる
「あんたは最後に俺の意志を継げといった。そうだろう?」
「ああ」
「それは前の俺のような助けを求める人に手を差し伸べることだと思った。そうだろ?」
俺もニヤニヤしているのを自覚する
「大きくなったな」
「たった一週間弱だ」
後ろから懐かしい顔が出てくる。女子のハナと男子のロックスだ
「ではここから出るか」
「ああ」
ビームサーベルで壁に穴を開けそれを足場とし一階に出てきた
「シャバの空気はうめー」
空を仰ぎながら叫ぶフォッカー
「だか一週間弱だろうが」
突っ込みながら俺も空を見上げる
雲一つない快晴
太陽が真上で輝いていた…ん?真上?もうすぐ午後?トランシーバーから流れた声が脳内にフラッシュインする。無性に掻き立てられる不安、この気持ちは一体…
突如襲い掛かる爆風
囮となっていた船が墜ちたようだ
視界一杯が真っ白になる
とっさに自分を含めた皆を建物に押し返す
巻きあがる爆風は大地を揺らす
縦横無尽に飛び回る瓦礫は大気を割く
壁際にしゃがみ込み耳を塞ぐ
「ルファー」
こぼれ落ちる言葉
「呼んだ?」
窓から突入してくるルファー。服の損傷具合が増しておりわずかに返り血がついていた
「ル、ルファー、よかった」
「間一髪だった」
「あなたごトオルの協力者ですね。いつもトオルがお世話になっています」
「いいえ、こちらこそ持ちつ持たれつつの関係ですよ。裏口からの脱出を考えています。私が先導するのでついてきてくいださい。いいですよね」
返答を聞かずに歩き始める
ここで離脱しても意味がないので皆ついてくる
建物の陰を通り、連続する爆発のわずかの間を使って道路を渡り切ったため幸い死傷者は出なかった
裏口が近づいてくる
だが近づけば近づくほど不安が搔きあがる
感覚神経に意識を集中する
爆発と違う波長の振動を足が感知する
まるで巨人が歩いているような振動
「ねールファーこの世界に巨人族みたいなやつはいるのか?」
「何言っているの?いるわけないじゃん」
「じゃぁーこの振動は何?」
「ん?これは…」
ルファーの顔から血の気が引いていく
こんな顔は初めてだ
「皆さん急いで!」
皆が付いてこられる速さで走り出す
動揺が走るが切羽詰まった声に背中を押されて走り出す
裏口の奥から砂煙が近づいてくるのがわずかに見えた
「まさか、MS?」
「ああ、MSである可能性が高い、急ぐぞ」
何も食べていないため疲労困憊な人が付いている以上あまり速度は出せない
裏口にたどり着くごろにはもうMSは目の前にいた
1つ目の頭部ユニット
肩には見たことのない国旗
武装は…斧?
胸部に穴がある、多分多銃身砲
その一つ目は確実に俺らを捕らえていた
『まさかこんな子供の集団にやられるとはねこの最南基地も駄目ね』
MSの外部スピーカーから声が聞こえてくる
「M、S、一連、隊だと…」
絶望のあまり膝をつき天を見上げるルファー
『まぁーよい、貴様らを排除する』
肩から対人砲と思われる多銃身砲が現れる
転生して意識が確立してまだ一週間ここで死ぬのか…
「ねートオルあれは何?」
天を指さすルファー
その先には6つの火の玉が落ちてきていた
そのうち1つはほかの5つを凌駕する速度だった
細部が見えるようになってきた
膝についた日の丸
腕には白い丸、そして中に白い十字
鱗鎧に兜
「あれは、侍だ」