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7話

鉄血ネタが入っています。知っている人はにやけて知らない人はスルーしてください。無線が「」→『』と変更になっています

「System restart, 第4エンジンno sign,第一から第三are all green, ブラスター起動。All weapon are restarting, 第二主砲、no sign, こいつはまだ生きているようだ。さートオル、行くのだ!貴様の家族を救いに!Mission start」

「おう!」

勢いよくブリッジから飛び出すトオル

侵入時と同じく空いた装甲から降りる

船の後ろを引いている血を見て呆然としている兵士がいる、だが構わず進む


巡回中の兵士を見つける

迷わず半壊した壁に隠れる、ライトセーバーをいつでも作れるように鍔を持ちながら


だが近づく足音が徐々にゆっくりになる

「なんでばれるんだよ」

小声で愚痴をこぼす

意識を集中すると壁の向こう側が見えてくる

「そりゃあー見えるか」

自分が見えるのだから。勝手に納得する。希少なワイザーがたまたま近くに居ただけだということを彼はまだ気が付いていない

変に警戒しながら近づいてくる

その行動に疑問を持ちながら息を潜める


徐々に距離が縮まる

ちょうど壁の向かい側に着た瞬間に壁越しにライトセーバーで刺す

相手も即座にライトセーバーを生成し受け流す

「チッ」

つい舌打ちしてしまう


大きく振り上げて壁を完全に壊す

姿を現すと同時に肩を前に出して突撃

予想外の攻撃にもろに受けてわずかに後退する敵


勢いを殺さず上段から振りかぶる

敵も同時に力一杯に横薙ぎを振るう

ぶつかり合うライトセーバー

衝撃波が地面を這う


対格差的に力勝負は愚策だ

即座に振り払う


後ろに飛躍する敵

追撃し突きをを狙う

空中で交差するビームサーベル


一度引き再度突きを放つ

同じように防がれる


急所以外も狙って突きを放つ

敵には自暴自棄になっているように見えるだろう

だが違う、敵は着地する前に壁に激突することに気が付いていない、注意を散漫にするのだ


策略に見事に引っかかり壁に激突

つい後ろを振り返る

「愚かな奴め」

ライトセーバーが敵の腹を突き刺す

悔しそうに、だが戦闘で散れたことを満足そうに命を引き取った


ゆっくりビームサーベルを引き抜く

ずり落ちる死体

冥福を祈ろうと手を組もうとする、だが許されなかった。足音が聞こえる。単独行動するはずがない

相手に敬意を示して逃げも隠れず背中に背負ったビームライフルを掴む


立ち膝を組み構える

僅かに揺れる手、震えている

今更人殺しを怖がっているのか、俺は?地球にいた頃も気が付かず人間は人間を殺めている。今さっき人を殺した。それを受け入れず善人面をするつもりか?

自分自身に問う

収まる震え


カーソルを覗く

2人組のようだ

片方にカーソルを合わして引き金を引く


ズキュン

重低音が響き対象が倒れる

「クランク二尉!」

猛威一人の兵士の首がゆっくりと回る、確かに目が合う

「♰罪深き子供♰、♰私が悔い改めさせ…」


ズキュン

再度響く重低音

「あぶねー危なくグレイズアインやガエリオが出てて来るところだった。この世界の世界観どーなってんだよ!」

小声で叫ぶ

「全弾18発か、てかさっきのアインもどきの脳を破壊しないとキマリスが覚醒しちゃうな」


死体に近づくと案の定まだ脳は生きていた

即座に足で踏み抜く、ついでに武器も漁る

「ビームマシンガン2丁とライトセーバー2本を獲得した」

自分の独り言を聞いてい自分自身が悲しくなる


2人組の3組と遭遇するが難なく長距離から倒して前進を続けた。彼方に小さくあった星形要塞が目の前に今立っている。倒した最後の一組の死体の上に足を置いて…己のことながらかなり畜生だよな


近くに落ちているトランシーバーが騒ぎ出す

どう誤魔化せばいいのか分からず不安に襲われた。だが流れてきた声はルファーのものだった

『全武装の解析が終わった。これより入り口を作るから心してね』

『お、おい誰だ貴様は』『そのトランシーバーは043小隊のだぞ!なぜ貴様が持っているのだ!』

達観した目でトランシーバーを見ながらルファーの言葉を心の中で反復する

「とりあえず隠れるか」




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