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9話

前部ですが2021/3/14、21時内容を確認したら消えていなかったところと書き直したところが反復してましたスミマセン誤字脱字も…

~地球


イカを送り付けてきた惑星への報復という名のもとアックスの下に各国が終結。EARTHという国になった。当初は言語の問題や文化の問題通貨の問題があったが同時通訳システムや仮想通過の使用により徐々に問題は解決され始めていた


今日ついに戦艦カタストロが完成した

ベルーと一緒にホワイトハウス前の道路へ足を進める

多くの群衆が集まりホワイトハウスから出てくるの楽しみにしていた

そうそうアメリカ大統領就任の際にホワイトハウスに好きな施設を設けられるとことを知っているかい?俺は地下に造船場を作ったぜ!まぁーどうでもいいけど

宇宙船製造のためにMSの開発が急ピッチで進められた。要塞級宇宙戦艦カタストロの装甲には厚さ0.5㎞の生体金属に六角形を蜂の巣みたいにした組織が1kmそして再度厚さ0.5kmの生体金属が実装されていた。艦載機には近接武器と特殊火砲を持つMS6機に戦闘機が20機配属されていた。試作型MSの構造は後ほど話すとして戦闘機が大きく生まれ変わったのだ。一機で大気圏外まで行けるシステムF(Fight)A(Air)P(Plane)A(Atmosphere)R(Release)(ファッパル)が実装されている


徐々に大きくなる歓声

「俺たちもついにここまで来たようだな」

「ああ」

吹きあがるファンファーレ

ホワイトハウス目の前の庭が開く

徐々に露になる艦首

機首は上下線対象となっておりミサイル発射機構に無人対空砲、有人対空砲、副砲、そして3門型主砲計8基の構造となっている。腹には上面にブリッジ、側面にミサイル発射機構ともろもろの武装。艦尾には主砲計4基そして滑走路。大きさでは横に10㎞縦に40㎞となっており増設の予定すらある。宇宙では二乗三乗法則が成り立つためデカければでかいほど有利だ。被弾したら元も子もないがα粒子を凝縮し散布することでダメージを肩代わりさせることができるため問題はない

圧倒的なその姿に恐縮し群衆が一瞬押し黙るがそれは同時に心支えになることに気が付きより一層の歓声が飛んできた


「これより総司令官より挨拶があります」

司会が高らかに言う

「皆さん本日は来てくれてありがとう!我々はこれよりイカを送り付けてきた報復を行う。我々がいない間も気を緩めないでほしい。以上だ」

「み、みじか…」

「なんか言ったか?司会?」

「い、いいえそれでは…」


~上空1000mカタストロブリッジ内


「System all green、パッパルシステム起動」

パッパルシステムとはファッパルシステムを戦艦用に転用したものである

『エネルギー回路変更、第一エネルギープラグを接続、パッパルシステムエネルギー装填率100%、エンジンヒートアップまで3,2,1、ヒートアップ完了発射」

船がオレンジ色の粒子に包まれる

ブラスターから白い炎を出しながら天向かって駆け上がる

重力にひかれて椅子に縛り付けられる

『時速20,000㎞突破、高度600、700、800。大気圏突破』

戦艦管理AIとなった俺の相棒が冷静に状況を報告する


シートベルトを外す重力から解き放たれ宙に浮き始める

「これで一息つける」

「これが地球か…青いなー」

外を見ながらつぶやくベルー

椅子を引っ張りベルーがいる場所にゆっくり向かっていく

他のクルーも集まってくるその中にリマの姿もあった

「本当に地球は青いんですね」

「だな」

俺もリマも感嘆する


『回路変更、第2エネルギープラグ接続、ワープシステム稼働座標ベルウー80min』

「休む暇もねーじゃん」

皆慌てて持ち場に戻りシートベルトを締める

言い忘れていたがβ粒子を展開し圧縮することで我々の質量をほぼなくしワープする技術がベルーによって発見された。ただこれはまだ理論上の話で…

『ワープまで3,2,1、ワープ』

船が急激に加速する。青白い光が船体を徐々に包むそして消えた


視界がぶらつく意識を維持するのが困難だ。だがここで意識を失ったらどうなるかわからない。皆必死で耐えた


『ワープ終了お疲れさまでした』

「い、生きている」

誰かがぽつりと言う

「ほ、本当だ俺は生きている!」

歓声の嵐が波紋のように広がる

「俺が考えたやつがそんなに不安なのかよ」

ぽつりと隣に座っているベルーが言う

シートベルトを外し耳元でささやく

「逆に不安以外あるのか?」

「おい!」

「ふふふ」

つい笑みがこぼれ落ちる


「おーいそろそろ皆いいか?」

話し声がすべて止まる。正しく鶴の一声

「これからについて話す。無人偵察機の報告によると目標の惑星にはコロニー群が4つあり一つ一つに7つのコロニーがある。そのうち3番目のコロニー群が1か月前飛び出したイカとぶつかり3つのコロニーが墜落必死の人命救助により1万人ほどの人は助かったが100万人の人は死んだ。悪いことに落ちたのは農業コロニーと工場コロニー2つだった。最大規模の農業コロニーを失い食料飢饉に陥った。惑星に支援物資を頼んだが責任のなすりあいで戦争が起こりそれどころの騒ぎではなくなっていた」

「つまり大量の食糧をもって3番コロニー群と接触しようという計画なのだな」

「その通り」

「だが話を聞く限り俺らより高い科学技術を持っていないか?攻撃は無謀では?」

「それがまだ化石燃料に頼っているらしい」

「宇宙に行くのに莫大なエネルギーを必要とするため容易には打ち上げないから敵数は少ない。勝機はあるな。でどうやって接触するつもりだ?」

「こうやってだ」

爆発音とともにブリッジが大きく揺れる


ピーピーピー

警報が鳴る

「12ブロック損傷、火災が発生しています!装甲の自動修復が…」

「一時的に停止している。さーこれでたまたま多くの食糧を持った難破船カタストロの完成だ」

「正しく狂気だ」

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