29.作戦あるやつこの指とーまれ!!
29話!
「これより!不穏な空気を醸し出している遁世教の内情を暴くための作戦会議を開催する(`・ω・´)!各々意見を出し合ってくれたまえ。」
ここはロロの洞窟。リビングルーム。
出勤して1時間で退社したロロであったが、ずる休みではない。冒頭で述べた通り、作戦会議を行うのだ。
断じて、部下からの訴訟があったわけではない。
メンバーはロロ、ジェリー、パルルン、鶴飼、蓼科である。会社からの応援ということで犠牲・・・選出された人が蓼科である。
まだちゃんとした人員は選びきれていないため、形だけでも・・・と。
「なんで・・・・。僕なんだああああ!!!!!!」
「まあまあ(^∇^)。みんなの為に頑張ろうよ!!」
「うるせええええ!!僕は君がいるから!!君が居なければ別に社の代表として動くのもやぶさかじゃなかったんだよ!!!」
ロロと蓼科が言い合う仲、その2人の状況についていけない人が1人。
「あの・・・。彼方におられる御二方は大丈夫なのでありますか?もしよろしければ、私めが仲裁役になることも可能でありますが・・・・?」
よく2人の様子を見ていたジェリーとパルルンはさして珍しさは感じないのだが、初めて見る者には、青二才が先達者に突っかかっているようにしか見えない。
しかも変な帽子をかぶっているから舐めくさっているようにも見て取れる。
さらにいうと、事実は後者だ。
「あ〜っと私たちは初めましてね。あの2人のことはほっといて、とりあえず自己紹介をお願いしたいわ。後であいつらには自己紹介させるから。」
「そう・・・・??なのですか・・・・?では、自己紹介を。鶴飼、と申します。現在、ボス・白日様の元で己を磨き、御恩を受けるものです。」
少し堅い言葉が目立つが根が真っ直ぐであろうことが節々から伝わってきた。
「ちょ、ちょっといいかしら?」
手招きをして春を呼び寄せる。
「あ、ああああんた何!?ボスとかそういう風に呼ばせてるの!?てか御恩て何よ!?やらしいことやらせてないでしょうね!?!?」
最初、本人に聞こえないように春の耳元で囁いていたが、途中で我慢できなくなり、胸ぐらを掴みグワングワン頭を揺らす。
春の頭の揺れが大きくなるにつれて、ジェリーの声も大きくなっているので、内容は鶴飼に筒抜けだ。
「ただのアルバイトって聞いてんだけど・・・。あんたの家の雇用形態を知るのすごく怖いんだけど・・・・・???」
「いいや、いやや。ジジジェリーは勘違いししてますよよよよ。とととりあえず、は話!を!ききき聞いてて!!ほんんとにに!!・・・・・ぎ・・・ぎぼち・・・悪っ・・・・うっ。」
友の思わぬ一面を知ってしまったと冷や汗をかいていたジェリーは、彼の性格を何とか軌道修正せねば!と思っていたので、顔色の悪さに気づくのが遅れてしまった。
「ご!ごめんなさい!!大丈夫!?春!?!?」
「だ・・・大丈夫・・・デス。と・・・いうか、鶴飼・・・の言うこと・・・を・・・うっ。・・・まともに取り合ってはいけません。ひくっ。ふう。彼女は少し私の人物像に関して父親の刷り込みが入っているので。」
「えっと。・・・それはどういう・・・???」
鶴飼は少し堅い家系で育った女の子だ。母はいるものの、堅物の父によくなつき、その考え方、価値観は父そっくりに育ってしまった。母曰く「もう無理ね。」だそうだ。
頑固さも父親譲り。ましてや、父が褒めていた相手を尊敬しないわけがないのだ。
「どうやら私のことで悩んでいるようですが、字絵里さんが気にすることは何もございません。私とボスは、今のところお金だけの関係でございます(アルバイト、非正規雇用)。今後とも仲良くしていただき、己を鼓舞していきたいと思う所存です。」
ただ少し、父と違う部分がある。母の天然さを引き継いだことだ。とても真っ直ぐに育ってくれましたよ。by母
鶴飼がジェリーにその内容を告げた途端、春の顔から一切の表情が消えた。普段から表情筋は動きにくいのだが、その顔から瞼を開く力すらも抜けてしまっているらしい。
ここで一つご報告。
言い合いが終了し、誰からも構われなくなって寂しくなってしまった人が2人。
怪しげな笑みを浮かべている。
「ええ・・・そんな関係だっただなんて・・・
(・д・`;)!!!!」←ロロ
「ひどい!!」←蓼科
「不潔(lll゜ω`)乂!!!」←ロロ
「「触らないで!!!!!!」」←蓼andロロ
2人は声を合わせて叫ぶと同時に、己を己の腕で抱きしめる仕草し、体をくねくねさせる。
目は弧を描く糸目。笑みはとどまることを知らない。
火に油を注ぐ。大好物だ。
(´^ω^`)ニチャア・・・・。
**********
気を取り直して。それぞれがソファーに座ったことを確認し、作戦会議を改めて開始する。
「では。案が浮かんだ人から挙手を願う(o-´ω`-)ウムウム。」
「はい!どうぞ私めをお選びください!」
特攻隊長の異名を持つ蜂賀が誰よりも早く、誰よりもきれいな挙手をした。特攻隊長はロロが今決めた。
「ふむ。新人のくせにやたらと威勢がいいじゃないか(*`σェ´*)。よかろう。言うてみるがよい。」
「はっ。ありがたき幸せでございます。私めが提案いたしますのは尾行でございます。奴らの姿をとらえ次第、何日もかけ行動パターンの分析を取り、その目的を推察いたすのです。基本にして最強の方法を提案したく存じます!!」
尾行か・・・・。よくドラマで見るやつだよねえ( ,,-` 。´-)ホォーォ。カバンにカメラとか仕込んで・・・。張り込みして、かつ丼を犯人に叩きつけて。・・・なかなか心躍るんじゃなあい?
ロロは悩んでいるふりをして他のメンバーの顔色を確認する。
パルルンは変化なし。可もなく不可もなくって感じか。ジェリーはちょっとにやけてるから、オッケーみたいだね。
これは採用の方向でいこう・・・
メモメモφ(・ω・*)。
さて、優秀な上司というものはたくさんの意見を聞きその中で作戦を立てるもの。例え良いと思っても顔に出さないのがかっこいい。続いての意見を聞いていこう。
「(o-´ω`-)ウムウム。じゃあ続いての提案がある人は挙手をするように。」
選んでいただけなかったのか!?と鶴飼は肩を落とした。
面接の人事の気分でちょっと楽しい(^ω^)。
「ではロロ先生!!次は僕が!!!そうですねえ。せっかく可愛い人、イケメンがいるわけじゃないですか?その顔を使って信者をナンパとかどうですか??お金かからないし!!」
ふむ。確かに無料。それはとても魅力的だ。
「その人選は(ΦωΦ+)??」
「春、ジェリー、その補助に鶴飼さんですね!!」
なるほどなるほど。
「ぼくちんが入ってないじゃないか・・・っウルァッ(((((;`Д´)≡⊃!!こういう作戦は実際やる側じゃないと楽しくないの!!」
「ぶへえ。」
だが、メンバーにさりげなく自分を入れないところに潔さというか、諦めというか。入れてもよかったんじゃない?と思ってしまう。例えそれが無謀なことだとしても。
その顔への執着のなさ。ぼくちんは嫌いじゃないよ・・・ヾ(・ω・。`) ゲンキダシテ!!
「さあ。次の案(´・ω・`)。聞くのめんどくなったからパパっと説明しちゃって~。」
「ふおおおおあああああああ!!!!ロロ表出ろやああああああ!!!」




