表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラクガガク  作者: 徳丸
第1章 羅劫(らこう)
10/57

8.洞窟、角部屋暮らし

編集完了(`・ω・´)ゞ

1時限目終了後、時間が無いからと油留木さんについての質問をする間もなく童顔先生は次の教室へ向かってしまった。


油留木さん本人は居心地が悪い1日になってしまっただろう。

もしかして、何か不正をしていたのか?そんな信じたくない机上の空論が脳裏をよぎり、彼女の友達でさえも、話しかけることができないでいたから。




帰りのHR。結城先生は顔を出さなかった。代理としてきた別の先生も、用事があるとだけ。詳しくは知らなかった。


休み前最後の成績評価の期間であったため、職員室は立ち入り禁止。ここまでくると図ったとしか思えない状況展開。お手上げだ。

童顔先生にも他のクラスの先生にも、真相につながる手掛かりすら、聞くことができなかった。


ロロは結城先生以外に、真相を語れる人がいるとは思えなかったが。


暗い空気のまま今日は解散となり、油留木さんは教室を出る。

その表情からは何も読み取ることはできない。


ロロもパルルンとジェリーに別れを告げ、帰路に着く。


ーーーーー

ーーー

ーー


学校が建つ土地からは5本の橋が伸びている。それぞれの橋は東京を構成する居住可能な土地に伸びている。どの土地の上にも端から100メートルほど余裕をもってビルが建てられている。

ビルの周りには断崖絶壁すれすれまで広がるスラムともいえる建物が立ち並ぶ。さらに崖にはくりぬくようにして洞窟状の居住スペースがあった。ロロはその洞窟に居住を構えている。


ロロは学校から伸びる橋のうちの1つを渡っていた。


「先生絶対嘘ついてたよなあ~(*´д`)。何もアドバイスがない~??ありえないよねえ~。」


両手を頭の後ろで組み、支えながら物思いに耽る。

ちなみに、ロロは教科書を全て机に突っ込んであるので、手ぶらだ。掃除の時間、机を運ぶ時、必ずこれはあいつの机だな!と席替え後もわかるタイプだ。



「ま、ぼくちんは絶対選ばれることがないってわかってるから関係ないか~。」


溶岩によって暖められた熱い風が体にあたる。


「あ~熱いな・・・。そろそろこの機械も買い替え時かな・・・(;-ω-) =3。早く家帰ろ~。」


ロロ、というかこの世界の住人のほとんどすべてが環境適応機器を胸に取り付けている。

環境適応機器はおよそ200年前にとある羅劫持ちの人間が発明したものだ。彼が契約した羅劫が特殊な能力であったらしく、身に着けている人・ものの周囲の温度を調整することができるらしい。

とても人情的で、世間の役に立ちたい一心で開発していたというのだからよくできた人間だ。



ロロ含む、ビル外で生活している人は、国として認められてない部分に住んでいるため安全に降りるための設備は用意されていない。ビル以外に住む住人同士で協力して作ったはしごが支柱に作られている。


ロロはそこから地面に降り、少し歩いて崖側に進んで行く。崖の側面へと繋がる急な階段を降りると、幅50cmくらいの通路。少し足を踏み外せば焼死待ったなしだ。



その危険な通路に掘られたいくつもの洞窟。ロロは軽快にそれらを通り越していく。


「ふんふんふふふ~ん。」


崖をくりぬく形で作られたいくつかの洞窟(部屋)の一つ。1番端、つまり角部屋。階段から最も離れた洞窟なので隣人に迷惑をかけることはないと言う超優良物件だ。


ただし辿り着くまでの恐怖が代償だが。


ロロは洞窟を潜り抜け自宅に入る。




え~と。明日売りに行かないといけない素材は・・・・。


「マグマ魚と・・・。あ、パルルンとジェリーがくれたものも確認しなくちゃ。昨日は寝ちゃったから確認してないや(〃 ̄ω ̄〃ゞ。」


一人暮らしだと独り言が多くて行けないねえ(-ω-;)。まあ厳密にいうと一人じゃないんだけどね。

洞窟の中は意外と広い(広げた)1LDK+地下になってるよ。入ってすぐが玄関で布がかかってる。ちゃんと靴箱も掘ったんだ~。

でその先に1LDKの1の部分。物置になってる。


「あいてっ。」


そこにあった粘土(といっても動物の油とかを煮だして作ったものだけど)を使って作った土偶を蹴ってしまった。


「いい加減どうにかしていらないものを処理しないといけないかなあ・・・・(゜-゜)。」


見渡す限りに、似たような意味も分からないものがたくさん散乱している。どれもロロの手作りだ。魔除けとか言って売ったら売れると思ったんだけどなあ・・・えへへ(〃´∪`〃)ゞ。


その直線上に段差をつけてキッチンとリビングダイニング。煙?ジェリーに借金して高い道具買ってもらった・・・・・。

キッチンダイニングの空気を常にきれいなものアンド酸素豊富なものに変えてくれる奴・・・。

いつか返す・・・。いいよって言ってくれてるけど・・・。


「高いといってもぼくちんのコレクションを売ればたやすく返すことができる値段だし・・(*゜з゜) ~♪決してヒモじゃないし~<(;・з・)> ~♪。」


でそのダイニングにつながる感じでトイレと風呂。これは自分のお金で作った。めっちゃ高かったあ~。水自動で生成してくれる奴と、綺麗にしてくれる奴・・・。


「この辺の水回りは正直ないと生活できないと思ったからなあ~。買っちゃったんだよねえ。他の洞窟に住んでる人たちは年間パスを買って水を汲んできてるものなあ。」


元手は羅劫持ちであれば無料。しかも水は生活必需品。大量の需要があるわけだ。とても儲かっているだろう。

一回買えば半永久機関ができるから助かる・・・・。もちろん年に一回くらい水出るやつを買ってこないといけないけどね・・・・。


ロロの家は正味スラムの中では超豪華なほうである。玄関を小さく、その奥が汚いため、一見ただのゴミ部屋とも思える。そのため周囲から豪勢であることに気づかれていない。



普通の家庭では寝床とトイレがあればいいほうだ。それすらもなく、共同で使える汚いトイレを使用している家庭もある。排泄物自体は溜まってはいないが、掃除する人がいないためその周囲がとても汚れてしまっているのだ。お金が発生しないため、掃除しようという人はいない。誰かがお金を払えば一瞬で綺麗になることだろう。



最後に地下。リビングの一角に土むき出しの階段を掘ってある。その階段を数段降りたところに空間が広がっているのだ。


地下室にはぼくちんの宝物があるんだ~。本当に全財産賭けてるからねえ~。・・・男のロマン・・・あるよね??地下室。シンパシー・・・感じちゃう人もいるんじゃなあい??(・∀・)ニヤニヤ。


ただ、まだ準備が整ってないから今はいかないけどね。

ちなみに地下室はぼくちんの寝室兼宝物庫だ。とりあえずパルルンとジェリーがくれたものの中身を選別しないとなねえ。何々・・・・(´・ω`・)エッ?。水晶!?



明日売るもの売って準備整えてから紹介と行きましょうね~。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ