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転生したバケモノの自由な生活  作者: 角谷 樹
第一章 過去編
4/37

賢者にして吸血鬼となった

ついに題名回収ができた!

 三郎が濃霧に消えてから10年、色々あった。


 その中で、『調整の霧』の効果の一つ、レベル調整を停止した影響で俺自身のレベルも上がりにくくなった。なのでレベルを上げる為に本格的なダンジョンを作った。


 作物と牧畜の農業をしているダンジョン、農業ダンジョンと呼ぼう、とは別のモンスターや罠、宝などがあるゲーム的な本格的なダンジョンを作ってみた。


 地下100階層もある逆塔型のダンジョンだ。一階層ではレベル1〜10までのモンスターを出現させて罠は無し。宝は見れば見るほど対象を解析していくスキル『観察』を出るように設置した。


 実は俺の初期レベルと能力値はどれも1で弱っ!と思ったのだが、1という数値は人間の平均値でステータスが表示出来る最低値だそうだ。(鑑定情報)


 人型最弱のゴブリンでも


 ーーーーー


 種族:ゴブリン

 レベル:1(0/1,000)


 HP:4/4

 MP:3/3


 筋力:1 耐久:1 敏捷:1 器用:1


 精神:1 知力:1 魔力:1


 ーーーーー


 このように能力値が表示されるし、人と能力も同じだ。


 だが、此処には見えないだけちゃんと誤差があり、同じ能力値の人とゴブリンが一対一で戦えば人が圧勝する。


 しかしゴブリンのレベルが上がり、レベルが2になった場合、


 ーーーーー


 種族:ゴブリン

 レベル:2(0/2,000)


 HP:8/8

 MP:4/4


 筋力:2 耐久:2 敏捷:2 器用:2


 精神:2 知力:2 魔力:2


 ーーーーー


 となり、人のレベル1の状態の約2倍の能力になり、人が一対一で戦えば負ける可能性が高い。しかしこれは両者にスキルがない場合で、これでもし人が剣術のスキルを持っており、ゴブリンが持っていなかった場合、戦えばスキルのレベル次第でゴブリンに勝てる。


 話は戻り、この為もし俺以外の誰かがこのダンジョンに挑んでも、レベル10相手には勝てないので『観察』のスキルを使ってレベリングしてもらう事を願って設置した。



 2階層からもレベル11〜20のモンスターを用意しており、この階からはもう罠もある。罠と言っても浅い落とし穴や墨やパイが落ちてきたり、と殺傷能力の低いモノだ。段々下へいくほどレベルも10ずつ増えていき罠の凶悪さも上がり、回避や解除も難しくなって行く。


「罠発見!」


「しっかり注意して解除に当たってくれ!」


「負傷者居れません!」


「HPとMPの回復を出来るだけするように!」


 現在俺はレベル750〜760のモンスターがいる神殿型エリアの760階層にいる。


 先程から会話しているのは俺自身と俺の分身だ。


 まるで一人芝居をしているようだが、これもちゃんとした練習だ。


 今は俺しかダンジョンに潜っていないから仕方ないが、いずれは誰かと潜ることもあるだろう。そうなったら場合役割分担は必ずしなければならない。


 それに実戦程良い訓練はない。


 決してボッチで寂しいから自分の分身でダンジョン探索をしてるんじゃないからね!悲しくなんかないんだからね!


 俺が組んでいるメンバーは前衛に剣と○ン○ウガみたいな獣の形をした鎧を装備した剣士、遊撃手兼斥候役の忍び装束の忍者刀を装備した見た目完全忍者、魔法攻撃兼デバフ役の竜ぽい形の鎧を着た魔導士、そして回復役の神官服に黄金の錫杖を持ったヒーラーの分身達。そして本体の俺はリーダーと指揮を主にしている。

 現在は斥候役の分身が罠を発見したので俺達は無闇に動き回らずに少しの休憩を挟んでいる。


「ちょっとステータス確認するか。ステータス」


 ーーーーー


 名前:柳田龍郎

 年齢:12  種族:吸血鬼・真祖(突然変異)

 職業:賢者(99) レベル:999


 HP:51,948/51,948

 MP:44,955/44,955


 筋力:11,988(12) 耐久:14,985(15) 敏捷:9,990(10) 器用:14,985(15)


 精神:9,990(10) 知力:14,985(15) 魔力:19,980(20)


 幸運:999(1)

 SP:3


 武術系スキル

 武術L v.Ⅹ


 魔法系スキル

 太陽魔法L v.Ⅴ、低級属性魔法L v.Ⅹ、中級属性魔法L v.Ⅹ、白魔法L v.Ⅹ、黒魔法L v.Ⅹ、上級属性魔法L v.Ⅹ、時空間魔法L v.Ⅴ


 技能系スキル

 技能L vⅩ


 耐性系スキル

 完全全体耐性L v.Ⅹ


 特殊系スキル

 日光克服L v、光合成L v.Ⅴ、成長加速L v.Ⅴ、超速回復L v.Ⅹ、テイムL v.Ⅹ、多重分身L v.Ⅹ、仙法L v.Ⅹ、呪術L v.Ⅹ、高速演算L v.Ⅹ、万能回復L v.Ⅹ



 加護

 異世界の生誕神の加護(小)、日本の太陽神の加護(極大)


 称号

『夜の帝王』『吸血鬼の始祖』『人外となりし者』『弱点を克服した者』『太陽の寵愛を受ける者』『時空を渡る者』『壁を超えし者』『限界を知った者』ne w


 ーーーーー


 ご理解いただけるだろうか?レベルの横にあった(/)がレベルを999あげたら亡くなっていたのだ。職業も色々あった職業が一つにまとまり、職業『賢者』になった,


 前に見たらとっくにレベルは999なっており、それ以降全く上がらなくなった。


 レベルでの能力値の成長はこれ以上見込めず、これからは筋トレや魔力放出や研究のトレーニングしか能力の成長が見込めない。


 ここの階層のモンスターのレベルと俺のレベルが合ってないので、ここら辺のモンスターは一撃で倒せて時間も掛からないのだが、罠には苦労する。これはどうしても時間が掛かってしまうのでこの階層では攻略に時間が掛かる原因は主に罠だ。モンスターは正直雑魚過ぎて話にならない。


「罠の解除に成功!」


「それでは探索を開始」



 巨大な門の前までやってきた。


「ボス部屋に着きました」


「全員、装備とアイテムの残量を確認しろ」


「前衛、回復ポーションと耐久アップポーションが残り少ないです」


「ほれっ」


「あざっす」


「遊撃、問題無しです」


「魔法、残りMPが半分切ってます」


「中級MPポーションだ」


「ごぷ、ごぷ、ぷはー。MP前回しました」


「回復、残りMP9割です」


「下級MPポーションにしとけ」


「ごちになりまーす」


 ここの階層は通常のエネミーなら問題ないのだがボスはちょっと苦労する。ボスのレベルはその階層の最大値、ここならレベル760だ。


 さらにステータスの能力値の横にある()←これ。ボスは挑む者、者達のこれの最大値の倍になるよう設定している。


 俺達の場合、全員が俺なので俺のこれの倍でレベル分のステータスになる。気づいているかもしれないがステータスの能力値は()×レベルで表示される。


 つまり俺達が挑むボスの能力値は、


 ーーーーー


 レベル:760


 HP:79,040/79,040

 MP:68,400/68,400


 筋力:18,240(24) 耐久:22,800(30) 敏捷:15,200(20) 器用:22,800(30)


 精神:15,200(20) 知力:22,800(30) 魔力:30,400(40)


 幸運:1,520(2)


 ーーーーー


 一人で挑んでたらどうなるかわからなかったね。まぁ、分身とはいえ一人なのだけど。


「よしテメェら!ここのボス倒したら今日はおしめぇだ!さっさと終わらせて帰るぞ!」


「「「「オー!」」」」


 結果、リンチにして勝ちました。

 ここのボスは何時ぞや見たオーガの上位種だった。


 オーガって肉以外は全部使えた(過去形)ので獲物としてはまあまあだった。昔は頑丈なオーガの皮でレザーアーマー作ったな。


 オーガは再生力も強いから、血は中級回復ポーションの材料になった。まぁ、俺は自然治癒力が高すぎて使い道が無くお蔵入りだったが。ポーション制作技術の育成には使えた。


「そう言えば吸血鬼って、モンスター枠だろ。職業『賢者』って良いのか?」


 唐突にそんなことが思い浮かんだが、まぁ慣れるんだからいいんだろう。


前の奴は結構ブックマークがもらえたけど最近はあまりもらえていないです。おそらくヒロイン登場がなかったり、話の更新が遅いからでしょう申し訳ありませんm(_ _)m


ヒロインはまだこのに生まれていませんので登場まだまだ先になります。

 

裏話

主人公の好きなタイプは[自分を引っ張って行ってくれる人、カッコいい感じの人、家庭的な人]です。最後の家庭的ですが、元々主人公家事ができなかったのですが、ここに飛ばされていこう家事が出来るようになりました。研究していく性格でもあるので上達は早く完璧に熟せるようになりました。本人は苦手だと思っています。あと自分のために頑張ってくれてる女性も好みなのですが、それで思いつくのが家庭的な人なのです。



誤字脱字を教えていただけたら嬉しいです。


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