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転生したバケモノの自由な生活  作者: 角谷 樹
第二章 現代編 刑務所暮らし
30/37

親睦会?

少し遅れ、少ないです。

「今日収容された柳田龍郎だ。一応君達を逮捕したの俺だけど、自己紹介してもらえる?」


 囚人仲間達に挨拶をする事にした。


 彼等を捕まえて此処に送り込んだのは俺、て事になるのか。それなら俺、彼等から恨まれてたりするのかな?でも暗洞ちゃんは俺のこと知らないみたい反応されたんだけど。


 しかし葉中と生谷は俺を憶えている。


 あぁ、そうか。そういえば暗洞ちゃんには俺の顔を見せる事なく気絶させて逮捕したから俺に逮捕された事を知っていたとしても顔は知らないか。


「「俺は葉中累(生谷夜刃)だ!俺の方が先に言ったからな!」」


 なんか二人して競い合ってるトカゲ男改め葉中とカッターナイフ男改め生谷。さっきから気になってたんだけど、マジなんで争ってんの?


「お前らなんで競ってんの?」


 疑問が気になってその気持ちが抑えきれずに聞いてみる事にした。


「こいつとは腐れ縁なんだよ」

「いっつも突っかかってきやがるから付き合ってやってるんだよ」

「それはこっちのセリフだ。それに突っかかって来るのはテメェの方だろうが!」

「んだとぉ!やんのかぁ、テメェ!」

「テメェこそ、あのへなちょこナイフつかわねぇと俺に勝てねぇだろうがよ!まっ!そんなもんで、かかって来ようとも、俺は負けねぇけどな!」


 ーーガチャガチャ!バゴオオオオン!キン!


 そしてまた殴り蹴りで争い出す二人。まぁ他に迷惑を掛けなければどんな事をしようが俺は気にしないけどな。


「次、火上君ね」

「ウッス!柳田さん、久しぶり!また助けられました!」

「自己紹介」

「あっ、すんません!俺、火上烈火!好きな事は熱くなれる事です!」


 火上烈火、兎に角名前だけでなく見た目も性格も、能力も熱い男だ。髪を赤く染め、爆発させている。


「熱い、暑い……さっきも暑いから熱下げろって言ったのにまた暑くなってきた」

「暑いなら服でも脱いでろよ!男だろ!」

「もう上脱いで下着しか着て無いんだよ。これ以上脱がせんな」

「着てるなら、まだ脱げる筈だ!男なら全部脱いでも問題ないぞ!」

「全部脱いだら普通にダメだ。全裸は捕まるだろ」

「既に捕まってるから問題無い!」

「懲役期間が伸びるからするわけ無いだろ」


 下着姿の氷結君自身から霜を出現させながら、同じく身体から陽炎を起こしている火上君と言い争い出した。


 因みに此処には懲役と言っても労役は無い。何故かと言うと外で労役させるといつ脱走されるか分からない上に看守を監督につけるとその看守が襲われる可能性があるので、目に見えるところに看守はいない。


 いるとしたら外の監視をしている看守達か内部の監視をするためにつけられている監視カメラの映像を確認している看守くらいだろう。


「で、さっき氷を出して建物内を破壊して懲役期間が伸びていると思われる氷結君、自己紹介は?」


 いつまでも火上君との言い争いに時間が掛かりそうだったので自己紹介を進める事にした。


「やっぱり俺、懲役期間伸びたのか?」

「たぶん、君が自分の能力を制御できるようになってから君の罪で大体十年なのを、さっきのでプラス二年、てところかな」

「最悪だ……。俺は氷堂冷二……さっさと此処から出たい……あと熱い……」

「熱いなら脱げば良い!」

「そんな事出来るわけねぇだろ……」


 この二人組、たぶん相性が悪いんだろうな。氷堂君は暑がりで、その近くで常に暑苦しい火上君がいるから氷堂君が暑がって服を脱ぎ、彼を暑苦しい火上君があれを温める。悪循環だ。


 ……しかし、氷堂君。下着姿なのに恥じらいを見せないね。まるで慣れているかのようだ。下着姿を見られるのに慣れるって、彼はどんな人生を送ってきたんだろう。


「次は君達二人だけど、どっちからにする?」

「じゃあわた、我からだ!」


 フードを被った闇の厨二病少女から自己紹介をするようだ。


「我は神より闇の力を授けられた闇の化身!名をダークシャドウと言う!」

「で、本名は?」

「えっ?だから、ダークシャドウだ!」

「本名は?」

「ダークシャーー」

「本名は?」

「……暗洞里美です。ライト氏〜、ヒーラーがイジメる〜!」

「風評被害はやめてくれ」

「ダークシャドウ氏、本名を教えなかったのが悪いと拙者は悪いと思うでござる」

「我に味方はいなかったのか!」


 しかしダークシャドウ。彼女の能力は確かにぴったりな名前だな。


「次は俺だな。俺は雷鳴かみなり雷光ライトだ。ライトは雷光って漢字でライトって読むんだ」


 普通だ。名前はちょっと変だが、それ以外は普通な感じの挨拶をされた。


 さっきは闇の厨二病、暗洞ちゃんと一緒に超能力バトルを繰り広げようとしていた雷鳴君。最初は暗洞ちゃんと同じ、変わった厨二病なオタク(偏見)だと思ってたけど彼はこんな変わった連中の中で唯一の平凡、普通だ。


「まぁ、俺の能力で既に名前と能力、知ってたんだけどね」


((((じゃあなんで自己紹介させたんだ))))


 って、四人くらい考えてるな。


「ん?貴殿の能力はヒーラーでは無いのか?」


 一人だけ、違った事を考えていた者、暗洞ちゃんが尋ねてきた。


「別に俺の能力はひとつだけじゃないんだよ」


「そう言えば、アイツの能力って他に何があんだ?」

「俺が確認したのは肉体の強化と飛行と自他を回復する能力は最低でもあると思うが、そっちもこれ以外にもあるんだろ?」

「ああ、俺が見たのは念力と瞬間移動があったな」


 と強盗仲悪二人組の葉中と生谷は喧嘩をやめ、俺について話合ってた。


「俺はきゅ、あっ、これ言っちゃいけなかったんだ」


 思わず、吸血鬼と言いそうになったところをなんとか踏み止まる。


「理由は言えないけど、まぁ俺、数百年を生きてて、君達の先祖だ。君達が持ってる能力は元々俺が持ってた能力の一部が遺伝した物だ」


『ご先祖さまぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!??』


 全員揃って叫び驚いている。


「テメェ、それ嘘だろ!」

「本当だぞ」

「数百年生きてるって、お前普通?の人間だろ!」

「なんで『普通』に疑問形?数百年生きてるのは本当だぞ。さっきも言ったろ?柳田龍郎だって。たぶん歴史の教科書にも『柳田龍郎』って載ってるんじゃないの?あれ俺だから」

「では龍郎さんは、私達の先祖って言うのもか!?」

「ああ、本当だぞ。お前ら、自分の先祖調べた事ない?ならわかるだろ?」

「能力が……龍郎さんから遺伝してるってことは……龍郎さんは遺伝してる数ほど……能力持ってるって……事か?」

「そうなるかな」

「ならば貴殿は、我と同じ闇の力があると言う事か!」

「君の能力以外にも此処にいる他の人達の能力も持ってるよ」

「そういえば、柳田龍郎ってあの特殊警察の……。てことは、アンタ、俺達を逮捕した奴か!?」

「たぶん、此処で自分を逮捕した奴の顔を知らなかったの、君と暗洞ちゃんだけだと思うぞ」


 そんなこんなで、囚人仲間で話をして関係を深めていった。

誤字脱字を教えていただけるとありがたいです。


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