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転生したバケモノの自由な生活  作者: 角谷 樹
第一章 過去編
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織田家一行強化合宿

誤字脱字を教えてくださりありがとうございます。

 信秀君が死に、信長君も死んだ。その後は俺の血で彼らを生まれ変えさせ、蘇らせた。




 しかし、彼らだけを長い時間生きさせるのも辛いだろうと思い、彼らに一人づつ、誰を吸血鬼に生まれ変わらせるか聞いてみた。


「ワシは妻と一緒が良いです」


「俺も帰蝶と共に行きたいと思う」


 リクエストに応える為に相手側にも聞いてみた。


「死後も、夫達と生きたいか?」


「「はい」」


 信秀君の妻、土田御前と信長君の妻、帰蝶ちゃんの死後も彼らと同じ様に吸血鬼へと変えた。


「君達、吸血鬼は永遠に生きられる様になったが、血を吸わないも獣と同じになってしまう。そうならない為にこの1年間は霧の森で生活、訓練をしてもらう」


 彼らの見た目は若い頃に戻っており、レベル、ステータスを獲得しているのでこれからは俺と龍巳が過ごしたあの森で合宿する事になる。


 これはレベルを上げ、能力値を上げるのもそうだが、彼方で生活した方がスキルの上達に効率が良いからだ。


 あの森の方が傷を沢山つき自己治癒力を鍛えれるし、厳しい環境なので自然と能力の向上に持ってこいだ。


 それとお市ちゃんも吸血鬼に変えた。彼女もこの合宿に連れて行こう。





「あれ?少し重力が増えたかな?」


「うっ、なんだか急にからだが重くなったぞ」


 どうやら、来なかった間にこの森の環境が変わってしまった様だ。その一つが重力だった。外のおよそ12倍くらいだろうか?


 俺と龍巳、それに吸血鬼としては彼らよりも先輩な銀ちゃんは能力値を上げているから平気だが、吸血鬼生歴が短い織田家の皆様は両手と膝をついていた。


「みんな、立った方が良いぞ。もう時期魔物がやってくる」


 と言ったところへちょうど、ドスン!ドスン!と大きな足音が響いて来た。この音間隔から足音の主は二足歩行の巨大な生き物。


 これは巨人系のモンスターかな。


「ギガッ!ギゴガガアアアアアッ!」


 俺達の目の前に現れたのは、老人の様に皺くちゃで、外道の様に醜悪に歪めた顔で、緑色の肌にボコった出た腹をした、ゲームにも出てくるモンスター、ゴブリンだ。


「あれ?コイツ、ゴブリン、だよな?」


「その筈なんですが。おかしいですね?」


 ゴブリンはゴブリンでも、体長10メートル越えの巨体で俺達の目の前に現れた。


 俺と龍巳で話し合ってると巨大ゴブリンが俺達、いや、両手を地面について立てない織田一行の方へと、細長い指をした手を伸ばした。


「龍巳!」


「【光芒一閃】!」


「ゴアアアアアア!」


 伸ばされていた腕を龍巳が最速の技で斬り落とそうとするが、巨大ゴブリンの腕は半分ほどを切って斬り落とす事が出来なかった。


「【龍の鉤爪】!」


 応龍の籠手をつけて、腕を斬られて怯んでいる巨大ゴブリンを八つ裂きにしてしとめる。


「すみません一刀両断するつもりが半分しか切れませんでした」


「いや、技的にも射程が短かったから仕方ない。それより、あそこで急いであの手を引かせた選択は良かった」


 龍巳もあの腕を織田家一行から引かせる事が目的なのだろう。


 刀の長さと、技の射程的にあの巨大化した事により太くなった巨大ゴブリンの腕をぶった斬るのは無理だろう。


 それにしても、織田家一行はまだ立てない様だ。


「ハァー、【身体能力強化】」


「急に、身体が軽く……?」


「いつまでも手をついてないで、目的地点まで行くぞ」


「目的地点?それはどこなのだ?」


 信長君が聞いてくる。


「この森の中心部、俺と龍巳が暮らしてた家だ」




 それから一年、織田家一行強化合宿を行った。


 まず始めに彼等には戦闘訓練と体力作り、罠解除などの知識を教えた。


 この時代の女性は薙刀の鍛錬をする所もある様で土田御前、帰蝶ちゃん、お市ちゃんはそれなりに戦える。


 魔法については……妖術だと教えておいた。


 この時代の人に魔法だと言っても伝わらないので、魔法の認識に近い妖術だと伝え、教えた。


 基本の属性魔法、無、火、水、風、土、光、闇は誰でも得意不得意はあっても全部使える。次の上位の属性魔法はそれぞれの鍛錬と才能で決まる。


 彼らには身体や武器に魔法を纏わせる【纒】の技を基本の術として教えておいた。その方が魔力の消費を抑えれるし、難易度はそこまで難しくないからな。


 そしてある程度戦える様になったら、彼らをダンジョンに連れて行った。


 うちのダンジョンは地下に向かっての塔型ダンジョンで1階層にはレベル1から10の雑魚(俺から見て)しかいないが、下へ行くに連れ段々とレベルも上がっていき、罠の凶悪さ、解除の難易度も上がっていく。


 彼等を鍛え、多くの怪我をするので、自己治癒力も上がるだろう。それに吸血鬼の初期は自己治癒力が低くても、時間を掛ければ完全復活が出来るので、死ぬ心配は無い。


「ここからは俺はあまり協力しない。死ぬ体験もするだろうが、これは君達、人々の為でもある。人を食うバケモノにならないためのね」


 そして俺からの最後の協力である、彼等とともに成長していく装備と一年分の食糧を収めた無限収納袋を渡して、彼等をダンジョンへと送り出した。





 それから彼等がダンジョンから出て来たのは送り出してからおよそ1ヶ月ほどが経った日だった。


「やっと外だ!」


「はしゃぎすぎですよ。アナタ」


「すまん。少し興奮してしまった」


「大丈夫か?怪我が直せていないのか?出口はすぐそこだ。頑張れ!」


「はい……!帰蝶は……頑張ります……!」


「なーんだ。思う終わりかぁ!」


 最初に出てきた信秀君を後から後ろからやってきた土田御前がはしゃいでいる信秀君を落ち着かせる。


 更に後ろからは疲れた様子の帰蝶ちゃんを信長君が肩を貸して出てきた。


 既に彼等の自己治癒力は俺が求める域にまで上がっているはずなのだが、どうやら精神的に疲れたらしい。


 最後にお市ちゃんが出てきたのだが、彼女はまだまだ余裕だ、と感じさせるオーラを出して出てきた。


 彼女は大人になってから、子供時代の天真爛漫な姿が鳴りを潜め、落ち着いた女性と対比的な姿を周りに見せていたので、このダンジョンでは子供時代の様にはしゃいで楽しんでいたのだろう。1ヶ月も経ってこれだけ元気なので、相当溜めていたのかな?


「どうやら目標の基準まで行けた様だね」


「ああ、もうどんな傷も瞬時に治せるし、血を求める衝動も無くなった。これなら外へ出ても問題ないだろう」


「龍郎、俺はちょっと帰蝶を眠らせてくる」


「わかった。後でどこか問題がないか調べておくよ」


「頼む。行こう、帰蝶」


「わかり、ました」


 相当疲れているのか、帰蝶ちゃんの頭、船を漕ぎ始めていた。信長君は帰蝶ちゃんを連れ、新しく作った、この合宿の為の屋敷にある寝室へと向かった。


「後の残りの日数はダンジョンでレベルを上げて行こう」


 こうして1年間をこの森で過ごした。




 あっ、それとハジメ君に託された屋敷には定期的に訪れて掃除をしたり、何か問題がなかったかをこの屋敷のダンジョンコアである一葉ちゃんから聞いて確認している。


 それとこの数十年で、日本の犯罪件数はかなり低下している(自分で調査した)。それは俺が倫理的に問題がある行動、意思を持った人をとっ捕まえて、牢にぶち込んでいるからだ。


 そして俺が1年間森に篭っていると当然倫理的に問題のある行動を取ろうとする者が現れるので、屋敷に訪れるついでにそれらの者を捕まえて、牢にぶち込んでいる。


 彼らの世話は俺がしっかりと|教育(躾)をしたの囚人に任せているので、大丈夫だ。


 因みに、俺の特権にはどんな身分の人間も牢へぶち込めれるのだが、金を払えば執行猶予として釈放できる。ただしまた倫理的に問題のある行動をすれば次は倍の金額で、また更にやればまた更に倍で、また更にやれば、もう金で解決出来ずに一生牢にぶち込む。或いは倫理的に問題があり過ぎれば、ぶち殺す。


誤字脱字を教えていただけるとありがたいです。


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