表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したバケモノの自由な生活  作者: 角谷 樹
第一章 過去編
10/37

閑話:ストレスが溜まってます

 最近ストレスが溜まってます。


 最近魔法が主体の戦闘が多くてストレスが待っているんです。俺だって物理で殴ったりして戦闘したいんですよ!


「て事で、龍巳!手伝ってくれ!」


「良いですよ。私も丁度殴り合いがしたかった所です」


 なんだか龍巳もストレス溜まってたのかな?俺よりも黒いオーラを出してる。


「ルールは攻撃時に魔法を使わない。補助は使ってもオケ!後はルール無用だ!」


「判りました」


 お互い距離をとって格闘の構えをする。


「ん?龍郎、何をしてあるのだ?」


 そこへ三郎こと信長君がやって来た。


「信長君、今から龍巳とストレス発散の模擬戦をするんだよ」


「模擬戦か!ちょっと待っておれ、家臣どもを呼んでくる!」


 信長君は走り去って言ってしまった。絶対参考にならないと思うんだけど、良いのかな?


 そして信長君が大勢の家臣と父親の信秀君まで連れてきた。


「賢者殿とその娘様の龍巳様の模擬戦、これは面白い余興だな」


「ストレス発散なんで結構周りは危ないと思いますよ。離れててね」


「判り申した。皆の者、距離を取れ!」


 ストレスのところで「?」となるがまぁ理解したなら良い。信秀君の声で家臣の皆さんが俺達から距離を取る。


「ちょっと足りないけど、まぁいいか。龍巳、周りを巻き込んだらペナルティな!」


「良いですよ」


 ドッ!


 俺の踏み込みから模擬戦が開始された。


「先手必勝!」


 右ストレートを出すが龍巳は左手を内側にして右手を逸らしその腕を掴む。背負い投げの構えになって飛ばされるが着地して背負い投げ返しをする。


 龍巳は吹き飛ばされるが魔法を使って急停止からの反転、俺と向き合う。


 俺が接近し、龍巳は俺よりも速い動きで逃げる。更に追いかけてのラッシュの殴り、それを圧倒的速さで龍巳が避けたり、払ったり。


 俺達はレベルを初期化されているが人間よりも数十倍の力を持っているから、これの動きも彼らに見えているか。多分殆ど見えてないな。


「凄まじい速さだな」


「そうですね。槍の達人でもここまで速さの槍捌きは出来ないでしょう」


 信秀君が誰かと話していたがあのおっちゃん誰だっけ?


「よそ見ですか!?」


 ラッシュの殴り合いをしていると龍巳から顔面に一発ぶち込まれた。


 龍巳の方が速さが多いのでラッシュをやると速さでは負けるが、パワーと技はこちらが上なので、なんとか捌いていたがよそ見をして打ち込まれた。


 その衝撃でラッシュの動きが止まってしまい、その隙に龍巳はドンドン身体にラッシュを打ち込んでいく。


 ドボドボドボドボドボドボドボドボドボドボドボドボ!


「龍郎殿が推されています!」


 ほんとよそ見はいかんね。


 打ち込んで来る龍巳の腕を両拳で挟み、潰す。


「ぐっ!」


「お返しだ」


 ドゴォォォ!


「カハッ」


 速さはあまり無いのでパワーを込めた攻撃を見れてやった。その威力で龍巳は吐血し吹き飛んだ。


 龍巳の身体はくの字に吹っ飛び地面を数回バウンドした。


「な、なんて音だっ!?」


「人間の出せる音では無いぞ!」


 龍巳直ぐに立ち上がり先程怪我を負った腕がバンッ!と膨らむと正常な状態に直ぐに戻った。


 俺も龍巳から負った全身打撲を瞬時に回復させる。


「怪我が一瞬で!」


「化け物か!?」


 それを見ていた観客の家臣達が俺達に恐怖の視線を送った。


「次はもう少し本気を出すか」


「そうですね。では」


「「『仙法・闘気、発』」」


 誰からも見えるオレンジ色のオーラを俺達が身体から出し、周りは驚愕の声を上げる。


 それからはもう周りからは完全に見えないスピードでの殴り合いが行われた。


 時々離れた家臣達の前で強風が起こり、火花のようにオレンジ色のオーラが飛び散るが、結構彼らには俺達の姿が見えていない。


「『仙法・分身』」


「『多重分身』」


 お互いに分身を出して乱戦にしたり分身との合体技をしたりなど暴れに暴れまくった。


「次は今のお互いが出せる最大限の拳で一回勝負しないか?お互いボロボロになるだろうから先に起き上がった方が勝ちってことで」


「良いですね。やりましょう」


「【ストック】」


 俺は両腕を本気で地面にラッシュで殴り続けた。


 この【ストック】というスキル。ある日突然特殊系スキルとして取得したスキルだ。


 効果は『発動中攻撃した時の威力が全てゼロになる代わりに攻撃分の威力を蓄える事ができる』というスキルだ。


 現に今も地面を殴り続けているが全く影響を受けていない。本来なら俺が本気で殴ればちょっとした地震が起こり地面に拳の形ができる。


 まぁ、蓄えたエネルギー(攻撃分の威力)は攻撃したら全て無くなるので躱されると全くの無駄になってしまうし、貯める時間がかかるので、ある意味奥の手だ。


「【仙法・吸収】」


 龍巳は目を閉じ、完全な集中状態入った。


 突然だが植物とは凄い物だと思う自分たちよりも硬いものも貫くパワーを持っている。


 見たことがあるはずだアスファルトを突き破って出ている雑草を。


 この【仙法】だが、自然エネルギーを使って自分を強化したり、超常の現象を引き起こすと言うある意味魔法とも言える能力なのだが、ここで重要なのは強化の方。


 龍巳の使った【仙法・吸収】だが、自然エネルギーを本来よりも多くの自然エネルギーを吸って身体を強化する。


 自然エネルギーとはなんぞや?ってなるだろうが俺もよくはわかっていないので、まぁ植物みたいなものだと思ってくれ。


 まぁと言うわけこの技なのだが植物みたいなものと言ったように、植物のパワーが手に入ります。


 自然エネルギーを多く吸収することで身体を植物に近づき、植物の自分よりも硬いものをも貫くパワーを得る。

 龍巳は元々スピードタイプでパワーが足りない。そこで植物のパワーで超パワーアップ。


 しかしこれにはデメリットがあるそれは植物に近づくことによりスピードがとことん落ちる。


 だが先程も行ったが龍巳は元々スピードタイプ。スピードがちょっと減ってパワーが超アップ。バランスが良くなる。


「俺はもう良いぞ」


「私もです」


 両者ともに準備は万端。では!


「「死ねぇやぁああ!」」


 俺達は拳を打ち付け合い、そして、


 ドバッアアアアアアァァァァァァァァン!!!!


 二人同時に上半身を爆発させた。


『ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??』


 まさかの結果に家臣達は驚愕の声をあげた。


「二人とも爆散したぞ!?」


「まさか爆発するって、どうなってんだ!?」


「いや待て、アレをよくみろ!」


 一人の家臣の声に他の家臣達も下半身だけを残した俺達に視線を集めた。


 ボゴッ、ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ!!!!


「「ふっかぁぁっつ!」」


『ええええええええええぇぇぇぇぇぇ!!??またかよ!?』


 二人ほぼ同時の復活に家臣達はまたもや同じように驚愕の声をあげ、突っ込みを入れてくる。


「た、龍郎殿!だ、大丈夫なのですか!?」


「おっ、信秀君。丁度良い。どっちが早かった?俺、俺だよね!?」


「いいえ今のはどう見ても私でした。ですよね信秀さん」


「いえ?いや、そのー、まさか今ので生きているとは思わず、あまり意識してませんでした。ふ、二人同時だったとおもうのですが」


「えー!絶対俺が速かったでしょ!?」


「いいえ、私の方が早かったです。速さでは負けませんからね」


「自己治癒力に関しては俺の方が有利な筈だぞ!これは俺の中では一番の自信があるからな!」


「私と父上の自己治癒力は殆ど同じです。それに私の方がステータス的に敏捷が上なのですから治る速さも速いはずです」


 俺がそんな言い合いをしている間、それを見ていた織田家全員が思った。


『お前ら殆ど変わんねーよ。同じバケモンだよ!』


 とその思いは言い争っている二人の吸血鬼にはちゃんと届いていた。


「「まぁ、バケモンだとは自覚してるます


 ストレス発散ができてなんだかスッキリした。龍巳もなんだからスッキリした顔?(殆ど真顔だからわかんね)だし。よかったよかった。



 後に史実でこの模擬戦の話が残っていた。それを初めて聞いた時はまぁ、信じられないだろうなぁと思っていた。

殴って色んな物を壊したり、ラッシュをしたりさせたい欲求が溜まって、作者のストレスになっていたので完全戦闘もの話になりました。


誤字脱字を教えてくだされば幸いです。


ブックマーク、感想、評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ