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二時間ほどして拠点の宿場町に着いた
「「おー!」」
「すごい!短期間でこんなにも整った街並みが出来ているなんて!」
「あっちを見てください!は橋です!」
ガイが問いかけてきた
「あちらの橋はもしかしてダンダンブ村に通じているのですか?」
「はい、石で作っているので馬車でも走行しやすい道になっていますよ」
「手前の一軒を自由に使ってください」
「では、えーと?」
「わたしは、リバルタンのハーサンといいます、大工をやっていました」
「家族は妻と子供が二人です」
「わたしは、ローサンです、溶鉱炉で働いていました」
「家族は妻と母と子供が五人です」
「私は、ダレサンと申します日雇いで色々なことをやっておりました」
「家族は妻と母です」
「あらためてよろしくお願いします、綾人です」
「では、ハーサンさんの家族は雑貨が置いてある手前の商店で雑貨を扱ってもらっていいですか」
「ローサンさんの家庭は宿屋のほうをやってもらっていいですか、裏手にある家を使ってください」
「宿屋の経営については、おいおいとゆうことでしばらくはここの生活に慣れてください」
「ダレサンは食料が置いてある商店に入ってください」
「みなさん、とりあえずはここの生活に慣れてください!」
「はい!」
「ありがとうございます」
一回拠点に戻ろう
「ただいま」
楓が出迎えてくれた
「おかえりなさい、皆さんは?」
「まだ、市をしている、この宿場で働く人を先に案内してきた」
「それは!にぎやかになりますね!」
「僕は部屋で作業をしているから」
「わかりました!みなさん帰ってきたら呼びにきます!」
部屋に戻ってきてどうするか少し考えてみた
とりあえず鉄に魔力を流して魔鉄になるか試してみよう
・鉄
微量、魔力を流す
なにも起きないが魔力が流れていっているのはわかる
また魔力を先ほどの倍流す
まだ何もない
何回か繰り返すと鍛冶屋で見た鉄の感じになってきた
一回調べてみよう
・魔鉄
出来た!
「まずは小手調べで脇差だな」
<錬金術>
・脇差(魔鉄)(部品)
出来た!だがここからだ!
・革、布、紐、木材
<錬金術>
・脇差『』(魔鉄)(良)
(銘を決めてください)
名前を入れられるのか!なら
「壱」
・脇差『壱』(魔鉄)(良)作:
・スキル命名
(銘入れしますか)
そうゆうことか!
「しない」
それじゃあ
・魔鉄
<錬金術>
・太刀(魔鉄)(部品)
・革、布、紐、木材
<錬金術>
・太刀(魔鉄)(良)作:
これではだめだな!
そのあと何回か繰り返したが納得行くものができない
コンコン
「みなさん帰ってきました!」
「ありがとう!次郎さんを呼んでもらってもいい?」
「わかりました、声をかけてきます」
しばらくすると次郎がやってきた
「次郎さんにお願いがあるのですが、良いでしょうか?」
「話によるが、どんなことだろう?」
「まずはステータスオープンをしてみてください」
「わかった」
・能力付与 戦闘×2、槍術×2、野営×4、指導×2、土魔法×2
「何だね!これは!ゲームではこんなシステムなかっただろう!」
「レアスキルです」
「君は、何なんだい!勇者じゃないのか?」
「神様からは隠者の称号をいただきました」
「それと、勇者とは別に人々を幸せにしてほしいと」
「そうか、お願いとは?」
「しばらくこの宿場町の面倒をみてほしいのですが」
「それはいいのだが?」
「まず、伯都に行ってきますそこでこの世界の現在の状況を把握したいのです!」
「ある程度、把握できたら伯都に呼びます、それまでここを拠点にダンダンブとリバルタンの生活向上を後押ししてほしいのです」
「わかった、だから指導と土魔法なんだね」
「はい、何人か人を雇い街道の整備などをやってもらいたいのです」
「あとで芙紗子さんにもスキルを付与しますので」
「わかった!任せろ!」




