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坑道から出て衛兵に話かけた
「すいません、これを見てもらっていいですか?」
クイーンアントの頭を出す
「こ、これは!クイーンの頭!」
「討伐したので坑道は安全に行き来できます」
「早く報告しにいかないと!」
「おいお前!大至急村長に報告しにいけ!」
「まってください、このクイーンの頭持って行ってください」
「ありがとう!助かる!」
少し休んだ後に拠点に戻った
「みんなお疲れ様!」
沙夜子が
「今日は豪華な夕食にするからね!」
僕はいったん拠点の外に出て道の反対側に来た
「ここに宿屋を建てるか」
<クリエイトアース>
・石、石レンガ、材木、板
村、鉱山、川に向かう三叉路の角地に二軒の宿屋風の建物を建てた
「よし!次は商店風の建物を」
村に向かう道のほうに建てた宿屋の隣に二軒、商店を建てて鉱山に向かうほうには倉庫を三軒建てた
「これでよし、四十人くらいはここを拠点に活動でできるな!」
材木が心もとなくなってきたな
樹木を育ててストックを足さないと!
拠点に戻るとピーターとニールが話しかけてきた
「綾人さんはほんとにすごいですね一刻ほどで七軒の建物建てちゃうんですから」
「もう綾人さま以外の主人に仕えられないな」
「あと麦吉?ですか?あの魔物たちは働き者ですね」
「僕もあんなに働き者だとは思わなかった」
「そうだ二人ともちょっと手伝ってくれないか?」
「はい何をするんですか」
「運河沿いに木を植えようと思う」
「わかりました」
しばらく三人で運河沿いに樫の実を植えていき魔力を流していった
「それじゃあお風呂に入りますか!」
「あとでほかの建物の中見に行っていいですか?」
「いいよ」
「背中流しますよ」
「ありがとう」
夕食にはメッテ以外のみんなにシードルを大量に作り労をねぎらった
「今日は鉱山のクイーンアントを討伐できた!」
「これからも行く先々で困っている人たちを助けて行くと思う」
「これまで以上にレベル上げ、スキルを磨いて協力してもらいたい」
ピーターが
「僕たちは綾人さんに救われました、その恩をまだ全然返せていません」
「もっと貢献できるよう頑張りますのでよろしくお願いしいます!」
「それじゃあ、夕食を食べようか!乾杯!」
「「乾杯」」
しばらくして
「次郎さん、明日なのですが村に行って村長に宿屋をやってみたい人と、商売をしたい人を募ってもらえるか交渉してもらえますか?」
「先ほど作っていた建物で働く人ですね」
「宿屋、商店が二軒分、倉庫を管理してくれる人も必要かな?」
「明日何件か長屋と住宅を建てようと思っています」
「運河の横には畑も作ろうと思っています」
「綾人君は本当にこの世界人々を幸せにしようとてるんだね」
「神様にお願いされたので」
「だからって出来ることじゃないよ」
「私も頑張らないとな」
「これかもよろしくな」
「こちらこそ、これからもっと次郎さんに頼ると思いますので」
「娘を幸せにしてくれよ!」
僕はシードルを吹き出してしまった




