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夜中に川沿いの拠点に着いた
部屋に沙夜子と楓が待っている!
戻らないとだめだよな、
コンコン
「入りなさい」
沙夜子の声がする
「遅い!なにしていたの!」
「鍛治を少々」
「遅くなるとは聞いていたけど遅すぎませんか!」
「すいません!あまりにも楽しくて!」
「あと川にあるあの柱は何ですか!」
「橋柱です」
「今度は橋ですか!」
「ま、お説教はここまでにして夜食あるから食べて」
「今日は!おつかれさま」
「ありがとう」
朝、畑に麦、綿花の種を蒔きちょうど拠点の真ん中に井戸を掘っていった
魔力を最大まで込めた虹色の麦の種を蒔き
魔力を流す
ムービングウィートが出現した
(ムービングウィートを配下にしますか)
「はい」
(名前を決めてください)
「麦吉」
(マスターヨロシク、オイラナニスル?)
「畑の警備」
(ワカッタ!オレノナカマノメンドウモミル!)
「よろしく」
麦と綿花の世話を始めた
あいつをランクアップしたら何になるんだろう
朝食は出来たかな?
炊事場に顔を出す
「おはよう」
「おはよ!もう少しで出来るから食堂で待ってて!」
今日は沙夜子も拠点に残り、ピーター達を送り出した
沙夜子は、今日家具を作りたいとのことなので、作業場に材木や釘などを大量に置いておいた
僕はひとまず村に行き鍛治ギルドに鉄塊
商業ギルドに布、糸、小麦を卸した
「そうだここの村は紙を生産しているんですよね?」
「今は少量しか生産していませんが」
葦を少量出す
「僕たちの拠点の前の川原に群生しているんですが」
「ほんとですか!最近取りすぎていて村周辺は取りつくしていまして」
「ギルドの裏手に十束ほど出しておきましょうか?」
「ありがたいです!その金額もう上乗せしておきます」
「それでお願いがあるのですが、鶏を分けてくれる人いませんかね?」
「わかりました交渉いたしましょう。明日には返答いたします」
やっぱりこの世界は疲弊しているな
村長の所にやってきた
「おお、来たか」
「おはようございます」
「まえに話していた牛なのだかメス牛を一頭手放すものが居る」
「ほんとですか!」
「銀貨五十枚!どうだ?」
「わかりました、払いましょう」
「出せるのか!わかった案内しよう」
牛を連れて拠点に戻ってきた
作業場の横につなぎ中に居る楓に声をかける
「楓、牛をつないでいるからしばらく面倒をみといてくれ」
「牛手に入ったんですね」
「メス牛は出産後だからミルク出るみたいだ」
橋の建設しているところまでやってきた
「さあ!土魔法でアーチを作りますか!」
まず土手から最初の橋中まで!
<無限収納>で石レンガを出しながら
<クリエイトアース>
石レンガを変形結合していく
一個目のアーチができた
「上物は後にして!」
向こう岸まで数回繰り返し一応つながった




