表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/265

82

村の中心部に近い村長邸にピーターを連れてやってきた


ガタイのいい男が一人玄関前に立っていた

「すいません村長に会いに来たのですが」

「案内する」


村長邸に入り客間に案内された

「座り給え」

「では」

「もしかして君はダンダンブで活躍していた探索者かね」

「活躍していたかはわかりませんがダンダンブでしばらくお世話になっておりました」

「さっき建てていた家は税金を銀貨三枚とする!」

「なぜですか?」

「銀貨一枚は二階建てまでの金額だ!」

「わかりました、銀貨二枚お渡しします」

銀貨二枚を机に出す

「それとおぬしは奴隷を持っているな!」

「一人当たり入村税を一人当たり一か月大銅貨一枚だ!」

「わかりましたと言うよりももしかしてお金にお困りですか?」

「なぜわかる!」

「村の雰囲気が落ちていますし村長さんもあまり食事をなさっていないのではないですか?」

「おぬしに話をしてもあまり意味がないのだが、採掘場に魔物があふれていて思うように採掘が進まんのだ」

「そのおかげで税収が大幅に減っていて伯爵さまに税金を払うのでやっとの状態だ」

「しかも!バンロートルまでの街道に凶悪な盗賊団が出現していてな」

「そうなんですか、わかりました追加で金貨三枚納めましょう」

「なので次郎さんの借りている隣の土地も貸していただけますか」

「わかった」

「あとある程度のことに便宜を図っていただければと」

「わかった!すまん余裕がなくて」

「いえこちらこそ先にご挨拶に上がってから建てればよかったと反省しています」

「家はすきにたててくれ」

「では失礼します」


戻って四階部分を完成させ各部屋に家具などおいていった

「綾人君、きみ何者かね?」

「ただの魔剣士兼商人です」

きめ顔で言った



「あと隣の土地も借りたので畑を作ってくる」

沙夜子が

「私たちは食事の準備と片付けをするはピーターとイェンは綾人に付き添って」

次郎が

「私も畑手伝うよ!」


腐葉土を盛大に撒き地面に手をつく

<豊饒の大地>

そして半分に小麦を蒔き、半分を次郎に頼んでジャガイモを植えていった

魔法で水を撒き畑に地面に魔力を流す

「おぉぉ!すごいな!」

みるみる伸び小麦の穂が実るのを見て次郎は驚いていた

畑の周りでは数人の村人が様子をみていた


「誰か小麦の収穫を手伝ってもらえますか」

すると恰幅の女性が

「あたしにてつだわせておくれ!」

続いて何人かの女性が手伝いを申し出てくれた

手伝いをしてくれた女性たちにジャガイモを袋いっぱいに渡して喜んで帰ってもらった

「綾人君はゲームでは生産系をプレイヤーだったのかい?」

「そうですねどちらかと言うと、生産系でしたね」

「でもゲームではそんな魔法なかっただろ?」

「ありませんでしたが課金時短がありましたよね、今使っている魔法がそれに当たるのでは」

「そうか私も早く成長してスキルを取得して芙紗子と楓を守れるようにならなければ!」


いったん自分の部屋に戻り炊事場に向かった

「どう使いやすさは?」

「ダンダンブとあまり変わらないから使いやすいかな」

「そろそろ出来上がるから食堂で待ってて!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ