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商人ギルドを後にし、ドキドキしながら転移者達がいる家を目指した

今にも壊れそうなあばら家に二人はいる


「楓、扉たたいて!」

ドンドン

「はーい」

扉があく

ギィー

「あっ!」

しばし沈黙が

「お!お父さん!楓!」

楓とお母さんが抱き合う

「か、か、楓――!」

三人で泣きながら抱き合う


ピーター達には村を探索してもらうことにして

転移者のみで話し合うことにした

「どうも私は小野綾人と申します」

「私は藤田沙夜子です」

「そうですか楓を守ってくれてここまで連れてきていただきありがとう」

「父の秋川次郎です」

「母の秋川芙紗子です」


「生きていてよかった神様は簡単に死なないとは言っていたが一緒に転移できなかったので少しあきらめていました」

「君はマジックソードクラシックをやっていたか?」

「はいヘビーユーザーでした」

「そうかティファニアールのどのへんかわかるか?」

「ティファニアールのマップとあまりリンクする場所にまだ行ってなくて」

「次郎さん今レベルは?」

「私はレベル4で妻は3だ」

「ゲームのようにはいかないな」

「君はいくつだ?」

「・・・レベル20は超えていますが今はみんなにも内緒にしています」

「20!ほんとかね!」

楓が

「私と沙夜子さんも12なっています」

「君たちはどんなチートだね!」

「次郎さんの戦闘スタイルは?魔法は使えますか」

「槍で一気突撃スタイルだ!ほんとはランスが良いのだが」

芙紗子さんが

「私は学生のころ薙刀をやっていたのでレアスキルに薙刀を持っています」

「僕は魔剣士です脇差と主に土魔法を使っています」

「私は戦闘よりも生産がメインですかね!料理と家具作りがメインです」

「武器は棍棒使ってます!」

「わたしは支援職です、機織りや素材作りをやってるよ!裁縫が好きだったからそれが影響したのかも」


「とりあえずこのあばら家を何とかしましょう!作り変えても大丈夫ですか?」

「一か月ためたお金で買い取ったから大丈夫だと思うが土地は一年間で銀貨一枚で高かった」

「おかげで毎日塩スープですよ!」

「それじゃあいったんこのあばら家壊して更地にしましょう」

広さは庭を合わせても一軒家が建つぐらいの広さしかないので地下を作ろう!


三人で一気に建物を壊した地面を10mほど掘り下げ

地下二階部に物置、作業場

地下一階部に六畳ほどの部屋を三部屋

地上一階部は石をメインで玄関、炊事場、食堂

地上二階部は談話室、風呂場、テラス

地上三階部は六畳ほどの部屋を二部屋

このころになると住民が集まってきた

地上四階部を作っているときにピーターが声をかけてきた

「綾人さん!村長が来ました!」

「わかった!今下りる食堂に案内してくれ」

「わかりました」


慌てて下りていくと何もない食堂に青白く血相をしている壮年の男性がいた

「き、君は何をしているんだね!」

「家を作っているんですが?」

「それはわかっている!誰の許可を得て建てているんだね!」

「次郎さんが借りている土地なので許可はいらないかと」

「こんな建物を建てたら事情は変わってくる!一度話し合いをせんといかんからわしの館まで来てくれ」

「わかりました、あと自己紹介遅れましたが探索者で商人の綾人と申します」

「わかった!わしはこの村の村長のディースだ!家で待っているぞ!」


とりあえず村長宅にひとりで向かうことにした


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