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話し追加で足しました
(一話飛ばしていました)
すいません
数日間僕とピーターは仲間、奴隷たち、探索者のガイたちのレベル上げ
沙夜子とソフィア、イダは借金を肩代わりしている人たちの返済のための仕事、畑の世話
楓とエンアは村娘たちと糸紡ぎ、機織り、果樹園の世話
レース達はほぼ借金の返済をほぼ返し終えた
ピーターはあの後、太刀を渡し日々なれるように魔物に振るい続けた
何回か奴隷たちを連れてダンジョンに挑戦した
一人でもダンジョンに潜り続けたがまだダンジョンは成長しない
楓が僕のために真っ黒なコートを作ってくれた
裏地は真っ赤でなんか覚えがあると思ったら厨二のノートに自分でかいたロングコートだった
沙夜子のやろう!
でもうれしい憧れのコート!
夕飯の時に
「みんなそろそろリバルタンの村に行こうと思う」
沙夜子が
「そろそろだと思っていた」
「大分、村の人たちの生活も改善されたし村の特産の綿花、リンゴ、布の生産も軌道に乗り始めた」
「だから二、三日後に村を出ようと思う」
「ここはどうするの?」
「村の宿屋の主人に譲ろうと思っている」
「作業小屋なんかは村長に村所有にしてもらって生産を続けてもらえるように頼もうと思っている」
「そのつもりで行動してもらいたい」
「「わかった」」
その後村長、村の主だった人たちと話をして出立の準備をした
ダンジョンの拠点に居る配下のトレント達にはしばらくここを離れることを伝え十分な魔力を与えた
三日後出立の準備が整った
前日には深くかかわった村の人、探索者を集めて晩餐会を催した
「今までこの村には大変お世話になりました、そんな感謝を込めて皆さんを晩餐会を誘いました」
「今日は快くまで楽しんで行ってください!乾杯!」
「「「乾杯!」」」
大量に用意した料理、飲み物はほとんど皆のおなかに収まっていった
みな満足して帰っていった
次の日、
村の門の前に村長など村の人たちが別れの挨拶のために集まっていた
村長が
「ほんとに行かれるのですか」
「はい」
「残念です、あなた方はこの村を変えてくれた皆が幸せを手に取ることができた」
「お礼を言わせてくれ!ありがとう!そしてあなた方の旅がいい旅になることを祈らせてくれ」
「こちらこそありがとうございます!何者ともつかぬ僕たちを受け入れてくれたこと感謝しています」
「では出立いたします!行くぞ!」
出立しようとしたその時
一人のボロボロに傷ついた探索者が馬に乗って走ってきた
「ミ、ミケルさん!」
「どうした!」
「バザン沼にヒュドラが!」
と言いながら馬からずり落ちていった
楓がすかさず回復魔法をかけた
「あ、ありがとうございます」
ミケルが僕に声をかけてきた
「綾人さん!」
「わかりました、バザン沼の側まで誰か案内してくれますか?」
ガイたちが
「近くまでならおれたちが案内できます」
「それではこのまま行ってきます!」
「お気を付けて!」
半日くらい進むと湿地帯に差し掛かった
<地図>を確認した
湿地帯の真ん中に一体だけ孤立した魔物がいる
こいつかどうする沙夜子やガイたちにはここで待っていてもらおう
「みんな!ここで待っていてくれ!」
ピーターが叫んだ
「まってください!連れていってください!俺は貴方の盾なんですから!」
沙夜子が
「私と楓は一蓮托生なんだから行かない選択しないでしょ!」
「わかった、沙夜子、楓、ピーター一緒に来てくれるか」
「当たり前でしょ!」
「ほかのみんなはここで僕らが帰ってくるのを待っていてくれ!必ず戻ってくる!」
「行くぞ!地図を共有するよ!」
土魔法を使いながらヒュドラまでの道のりを作っていった
近づくごとにヒュドラの全容が見えてくるようになった
「大きいな」
「大きいですね」
周辺にいるカエルのような魔物を討伐しておくか
<ストーンバレット>
・ビッグフロッグ討伐
・ビッグフロッグの死骸
周辺にいるビッグフロッグを魔法で一掃した
しばらく進むとヒュドラが攻撃魔法の有効範囲に入ったので
「僕の攻撃魔法が届く範囲ヒュドラが入ったから戦闘準備をして!」
「はい!」
<ホーリーバースト><ストーム><ストーンランス><フレイムウォール><シャドーニードル>
中級魔法をヒュドラに続けざまに唱えていった
「あまり効いていないな」
ヒュドラまで100mぐらいの所までやってきた
「武器構え」
「楓!補助魔法!沙夜子!攻撃魔法でけん制!ピーター正面からの攻撃たのむ!」
ヒュドラの二本の頭が大口をあけて迫ってきた
ピーターが盾を構えなおし
「ウォォォッ!」
「<シールドバッシュ>!」
一つの頭の口に盾を当てつけた
沙夜子が
「<ファイヤーボール>!」
もう一つの頭に火魔法を放った
楓
「<プロテクション><エレクトリックバインド>」
僕は左右に脇差を構え走りヒュドラに近づき体を駆け上がりながら防御の体制をとっている真ん中の頭めがけ回転しながら脇差を連続で攻撃を繰り出した
バォォォーン!
残り二本の頭が綾人めがけ攻撃を仕掛けてきた
けん制のため<ストーンバレット>
魔法を嫌がり少しひるんだ
その間にどんどん真ん中の頭に斬撃を当てていく
傷口は泡を吹きながら少しづつ回復していく
まずいな、このままだと
攻撃のスピード上げ手数も増やしていく
その時
「<ファイヤーウェポン>」
楓が補助魔法を唱えてくれた
よし!
左の脇差を鞘に納め
両手で首筋を両手で一気に横一閃
ズバン!真ん中の頭を切断した
その勢いそのままに次の頭に左わきから逆袈裟で頭を切り落とした
同じころピーターも首を切り落としていた
「あと二つ!」
「<ブリザード>」
一つの頭を楓が凍らした
その頭を沙夜子が棍棒でたたき割った
「ピーター!太刀を!」
ピーターが太刀を投げ渡してきた
受け取りながら最上段から一気に最後の頭を一刀両断した
・ヒュドラ討伐
・レベルアップ
・ヒュドラの死骸
・称号:多頭蛇討伐
・エリアボス討伐、『バザンマスター』
マスター?
とりあえずみんなは大丈夫かな
「みんな大丈夫」
「大丈夫、いまピーターと沙夜子さんに回復魔法かけました」
「ピーター太刀ありがと、でもボロボロだな」
「僕の脇差もボロボロだ!」
「しょうがないですよ、ヒュドラの皮固かったー!」
「一休憩して戻ろうか」




