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「とりあえず薪になる小枝集めながら戻ろう」
「火はどうするの?」
「簡単な火魔法なら使えるようになった」
「もう魔法使えるの?」
「沙夜子、基礎魔法は?」
「あるよ」
「じゃあ、泉のところに戻ったら試してみようか」
「わかった、戻ろう」
<無限収納>
・ゴブリンの死骸
・錆びたナイフ
先ほど泉まで戻りながら
無限収納使いながら有用そうな物を収納していった
やはりゲームみたいだな地図と無限収納のコラボは
念じるだけで物がゲットできる
・薬草×15 ・小枝×50 ・小石×50 ・石×20
泉に戻るころにはあたりは少し暗くなっていた
「さっき石なんかも拾ってきたからかまど作るね」
「なんか慣れてるね」
「小さいころよく山にキャンプいって父親に教わっていたからね」
「もしかしたらその経験が<野営>のスキルに反映しているんじゃないのかな」
小枝で地面を円形に少し掘って周りを石でかこう
その中に小枝を火が付きやすいように組んで
隙間に錆びたナイフで小枝を削ったものを入れていく
「基礎魔法の着火を使ってみるから見てて」
「うん」
ライターの火を指先にイメージしながら<着火>
ぼぁっとかまどに火がともった
「沙夜子もやってみてライターの火をイメージしてみて」
「うん、やってみる」
沙夜子も指を前に出し静かに念じている
やっぱりかわいいなプロポーズは断られたけどこの世界では絶対に守って見せる
ぼっ
「やった、火が出た」
「できたねたぶん魔法はイメージできれば大抵は成功すると思うよ」
「とりあえず火のそばで休んでいな」
何匹か泉の周辺に魔物がいる
「ちょっと周辺を探索してくる
「えっ、一人になるの?」
「不安だろうけど大丈夫、そんなに遠くには行かないよ」
「わ、わかった」
「じゃあ行ってくる」
とりあえず一番近くにいる奴から倒しに行くか
やっぱり前の世界より体が軽くてスムーズに動く
魔物は気づいていないな
ビックボアってゆうのか地図はすごいスキルだな
錆びたショートソードを首めがけて投げつける
ブォォォ
・ビックボアを倒した
・スキル走破を奪取した
<無限収納>
・ビックボアの死骸
それでは次の魔物とっ
ん、
地図にビックボア、ゴブリンの表示が出ている!
もしかして倒した魔物の同類が表示されるようになるのか!
つくづくゲームだな・・
もう一匹ビックボアだな
音を出さないように忍び足で近づく
錆びたショートソードで
「えい!」
ブォォォ
見事に首に刺さった
・ビックボアを倒した
・スキル走破を奪取した
・レベルが上がった
・スキルポイント5
・スキル投擲
・スキル忍び足
おっスキル覚えた
とりあえず戻るか
・ビックボアの死骸
強く念じなくても収納できるようになった