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「誰から交渉しましょうか?」
ウィリアムが
「私は少し市を見てきたいのですがよろしいでしょうか?」
「あとで僕の家に来ていただければ色々交渉できると思います」
「では」
ガーノが
「先にヘンリックの所に行ってきます」
「はい」
「奴隷なのですが十人ほど居ますが見ますか?」
「会ってみたいです、よろしいですか」
「初めに言っておきたいのですが支払いは金塊もしくは銀塊でもよろしいでしょうか?」
「平気ですよ、確認はさせてもらいますが」
「それでは集会場に居りますので行きましょうか」
集会場に入ると十人ほどの首輪をされた人たちがいた
「話をされますか?」
「一押しは真ん中にいる二十才の男です」
僕は一目見て今にも倒れてしまいそうな五人を前に出させて
「その者たちでよろしいのですか」
「はい一人金貨一枚です」
「ではこれで足りますか」
ポーチから金塊を出すふりをする
「1キロあります、足りますか?」
「ちょっと量らせてもらっていいですか?」
「はい」
金塊を天秤にかけている
「少し多いので、えーと」
袋から銀貨二枚を出してきた
「差分ですお納めください」
「それでは奴隷の引継ぎをしましょう」
「少し血をいただけますか?」
「わかりました」
ナイフで指を切る
「では首輪の石の部分につけていってもらえますか」
一人一人首輪に血を付けていく
意味が分からない呪文を唱えていた
(アンネ、キアステン、メッテ、ニール、イェンが従属しました)
「これでこの者たちはあなたのものです」
「ありがとうございました」
「それとこの羊皮紙に奴隷の扱い方が書いてあります」
奴隷か買うつもりはなかったんだけどあまりにもひどい衰弱ぶりなのでつい買ってしまった
「それじゃあ行こうか」
「は、はい」
五人がつづく
「沙夜子、この人たちに何か食べ物くれないか」
「だれその人たち?」
「つい買ってしまった」
「はっ?」
「その件は後でまずは食べるもの」
「ちょっと待って焼肉サンド作るから」
みんなに焼肉サンドがいきわたった
「食べていいよ」
「いいんですかこんな高価なもの」
「いいから食べて!食べ終わったら家に案内する」
楓の所に行く
「楓ちゃんどう?」
「布は出したもの全部売れました針もほぼありません」
「村の人たちはまだほしそうだった?」
「そうですね出してもらえますか」
「あと家に戻ったら六人分服を作ってもらえる」
「はい?わかりました」
「お願いね」
「食べ終わりました」
「そうそれじゃあ一回家に行こうか」
家にやってきてホールで
「まずは自己紹介させてもらうね、綾人といいます」
「こえれからよろしくね」
「「よろしくお願いします」」
「わたしは、」
「先に体を洗おうか、話はそれから」
お風呂場に連れていく
面倒くさいので湯船に張られている水を火魔法で直接温め
上半身裸になり
「まずは体を洗うそこにある布は自由に使っていいよ」
お風呂の入り方を一通り教える
「まずは女性陣三人そのあとに君たち二人」
「女性陣が入っている間に裏手にある畑の手入れをしようか」
全員がお風呂に入り食堂で話を聞くことにした




