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村長邸に行くと家具などを外に出していた
「おはようございます!バースさん」
「おはようございます」
「新邸宅に引っ越しですか?」
「そうです。村長もえらく綾人さんに建てて貰った邸宅が気に入ってほんとは商人たちが来た後のはずだったのですが今日どうしても移動したいとおっしゃったので」
「そうですか気に入ってもらってよかったです」
「そういえば何か御用ですか?」
「明日の市の件ですが受けさせてもらいます」
「ありがとうございます!村民たちも喜びます」
「明日はよろしくお願いいたします。商人たちは何も問題がなければ昼頃には到着すると思います」
「市を開いてもらうところは新しく建ててもらった集会場の裏手になります」
「わかりましたそちらに準備させてもらいます」
「今のところ料理と食材と道具などを出そうと思っております」
集会場の裏手にやってきた
「ここか物をある程度出しても大丈夫そうだな」
村の南東側の拡張した壁内にやってきた
まずは村から東の端まで道を通して南側を開拓と
腐葉土を撒いて
<豊饒の大地>
農地はOK
道路のちょうど中心近くに井戸を掘ってそこから北に向けて道路を整備
北西側に住宅地12棟は建つだろう、北東は空き地
建物は村の人に自由に建ててもらおう
ジャガイモを収穫するか
誰か手伝ってもらおう
村の広場で遊んでいる子供たちに声をかけジャガイモを収穫していった
お駄賃として蟻蜜の入った小さい壺を子供たちにあげた
収穫した後の畑に小麦を蒔き畑の横に材木で囲いを作って腐葉土を山積みにしておいた
トマトとキャベツがほしいないつかは手に入れないとあるかどうかはわからないけど
果樹園に行くと三人がほとんど柵を建て終えていた
「もう少しで終わりそうだね」
「はい!今日はすごくはかどるんです」
「ギルドのほうはいいのか?」
「今あんまり依頼票がなくて」
「そうかじゃあなんか仕事頼もうかな?」
「ありがとうございます!」
綿花油でも搾ってもらおうかな?
三人もダンジョンに連れていってレベル上げしてあげるかな
部屋に戻って刀作りするか
それより鍛冶屋に行って見学させてもらおうかな
頭ではわかっているけど見たほうがいいものが作れそうだし
「こんにちはフィースさんいますか?」
「何だ!今仕事中だ!」
奥の作業場から返事が返ってきた
「見学させてもいいですか?」
「別に面白いもんじゃないぞ!勝手にしろ」
「ありがとうございます」
ちょうどお願いしている鍬を打っていた
ガンガン、カンカン
子気味のいい音を奏でていた
やっぱり勉強になる!
「お前がスキルをあげてくれたから前よりいいものが作れているんだ」
「もっといい炉がほしくなってきた。お前さん作れるんじゃないか?」
カンカン
「頭の中にはあります」
「炉を新しくしたら鋼打てますか?」
「鍛治スキルが上がって打てるはずだ」
「今のままでも打てなくはないが」
カンカン
「明日の商人との商談予定なので明後日以降であれば」
「お前がこの村にいる間に作ってくれればいい」




