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村の真ん中にある大きな家の前までやってきた
「ここが村長の家です」
ピーターが扉のをたたき
「村長!探索者のピーターです」
しばらくすると白髪の男が出てきた
「こんにちは、ご無事で何よりです」
「ピーターです先ほど村に戻りました」
「紹介したい人がいるので村長に会わせてもらえませんか」
「家宰のバースです、旦那様は書斎ですのでご案内します」
書斎に案内され
「村長のラースです、今日はどのようなご用件で」
「お初にお目にかかります、探索者になったばかりの綾人と申します」
「広場の野営地に建物を建てても良いでしょうか?それと小麦を分けてもらいたいのですが」
「建物?材料はありませんよ 材料があれば村にもう少し建て増ししたいくらいです」
「小麦ですか?小麦粉ではなくて?」
「材料は自分で用意します」
「それならば一袋の小麦を家一軒分の建材なら交渉に応じましょう」
「建物は門の外なのでご自由に建ててもいいですが一棟ごとに銀貨一枚を月ごとに収めてください」
ポーチから銀の塊100gを取り出す
「銀貨はありませんがこれで一年分ぐらいになりませんか?」
「ちょっと確かめさせてくれ」
「バース!」
「は!では」
家宰は銀の塊を手に取り丹念に調べ始めた
「銀でございます」
「おお!そうか一軒一年分認めよう」
「それでは建材は後程この家の横に置いておきます」
「すぐに用意できるのか?」
「魔法鞄を持っているので」
「カバン持ちか!ほかにも何か持っていそうだがそれは今度相談させてもらおう」
「ありがとうございます」
「バース、建材を確認したら小麦を分けてやれ」
「は、それでは」
「ありがとうございました、失礼します」
村長の横の空き地にやってきた
「それでは」
目の前の広場に30本ほどの木材、50枚ほどの板を出した
あと追加で釘を500本
「こんなに!それでは今小麦を持ってもいります」
家宰に小麦を一袋貰ってギルドに戻ってきた
「おかえりどうだった?」
「小麦もらえた、あと家建てていいって」
「よかった!ここまで来てテント暮らしはあり得ない」
「戻りましたか、報酬用意できました」
「トレント材一本銅貨30枚5本で銀貨1枚大銅貨1枚です」
「それとトレント討伐報酬銀貨5枚です。ギルド登録料を引いて合計銀貨3枚大銅貨1枚」
「登録料は一人銀貨一枚ですか?」
「そうです。すいません先ほど伝えるのを失念していました」
「ありがとうございました、それでは失礼します」
村の入口を出て広場にやってきた
「どうする?チートで家建てる?」
「しかたないな!チートで家を建てますか」
「一棟と言っていたから宿屋みたいな建物を建てようか」
<クリエイトアース>
地面を広場一面鳴らしていった
「次は床を」
<クリエイトアース>
小学校の体育館位の土地一面を石に変えた
所々に柱建てられる穴が開いている
そこにどんどん柱を立てていく
柱の間に窓の隙間を開けて石で壁を作っていく
みるみるうちに三階立ての建物ができた
「一階はホール、炊事場、食堂、風呂場、トイレ、納戸、解体場」
「二階に集会室、個室8部屋」
「三階に個室12部屋」
「ちょっとなに建ててるの!」
「宿屋」
「立派なの建てすぎでしょ!」
「とりあえず入ろう」
「う、うん」




