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村にもう少しで着きそうな所まで来たとき
村のほうから一人走ってこちらに向かってきた
「おーい!ピーター達生きていたのか!」
「イェンスさん!」
「みんな無事みたいだな」
「そっちの人たちは?」
「ああ、森でゴブリンに襲われているときに僕らを助けてくれたんです」
「こんにちは、綾人といいます」
「私は沙夜子でこちらは楓よろしくお願いします」
「俺は村の門番をしているイェンスだ」
「ピーター達を助けてくれてありがとう」
「若いのがいなくなるのは寂しいからな」
「そういえばその装備どうしたんだ!鉄じゃないか!」
「綾人さんに借りているんだ!」
「そうなのか?それとその荷台に乗っているのはトレント材か!こんなにどうしたんだ!」
「綾人さんたちが運んでいました」
「三人で?すごいな、でも助かる今伯都からの要求がすごいからな」
「とりあえず村に向かいますか、イダ、ギルドのミケルさんを先に行って呼んできてくれるか」
「わかりました、行ってきます」
イダは走り出した
ダンダンブ村の門までやってきた
「ほんとにトレント材だな」
「僕はこの村の臨時探索者ギルドの職員ミゲルです、身分を証明できるもの持っていますか?」
「いや、持っていません」
「それでは村に入れないので仮の身分証を作るのでこの箱の上に手をかざしてください」
「それは魔道具ですか初めて見ます」
「小さな村ではあまり見ないからなこの村は特別だよ。ただそちらのトレント材はギルドに収めてほしい」
「わかりました」
手をかざす
「アヤト・オノ、14才、平民?」
「家名を持っているのに平民?」
「僕らの村はみんな家名を持っています」
「なんだかすごい村だな」
箱の中から鉄片が出てきた
「これは仮ギルド証です」
「そちらの二人も」
ギルド証をみつめる、Gか
ギルドランクはS、A、B、C、D、E、F、Gがあったはずだ
「駆け出しですね」
「町か伯都に行けば本ギルド証が発行されすぐにランクアップしますよ、これだけトレント材を納めてもらったので」
「ただ村の宿はいっぱいだよだから入口横の広場で野営を張ってくれ」
「そうなんです僕らもそこで野営しています」
「とりあえずはギルドにトレント材を運んでもらえますか」
「わかりました、行きましょう」
ギルドに向かっていると村人たちがこちらをちらちらみていた
「ここがギルドです」
「民家ですね」
「臨時ギルドですから」
「おーいこの木材を裏に持って行ってくれ」
「それじゃあ、中へ」
「三人ともギルド証をだしてください」
「ギルドポイントを付与します」
「お願いします」
「それと賞金を準備しますのでそちらの席で待っていてください」
「あ、ちょっと相談なんですけど広場に建物を建ててもいいでしょうか?」
「そうゆう相談は村長にしていただけますか」
「ピーターあとで村長のところに案内してあげてください」
「みんなは待ってて、村長のところに行ってくる」
「いってらっしゃい」




