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拠点に戻ってきて炊事場に入ったら
沙夜子が綿棒で蕎麦をうっていた
「おっ!蕎麦だね!」
「十割だからちょっと苦労している」
「やっぱり小麦粉ほしいね」
「綾人さん魚持ってます?」
「10匹くらいなら持ってるよ」
「じゃあ、焼いていぶしておきたいから出してもらえますか」
「わかった」
「まだ調理中だから、休んでてね」
「じゃあ、畑で綿花と蕎麦を育てているよ」
畑に向かうと綿花、蕎麦が実をつけて、薬草が茂っていた
「収穫しますか」
収穫が終わり土に腐葉土をまき、魔力を流し豊穣の大地を作っていく
鍬で畑を耕し大量に綿花を蒔いていく
泉から水を汲んで畑にまいて、魔力を流す
そうすると、みるみるうちに綿花が自分の背丈ほどに茂り実をつけた
そこで魔力を流すのをやめ収穫をする
「チートだな、大量に綿花が手に入ったから村に行ったら人を雇って糸、布を大量に作るかな」
3回ほど繰り返したとき泉の水が少なくなってきたので
<ウオーター>
手から大量の水がでた、泉が満タンになったところで
「綾人―!蕎麦できたよ!」
炊事場に戻ると出汁の良い香りがした
「座って!今蕎麦を出すから」
「ほんとは醤油がほしいけど」
蕎麦の上には少し煮込んだ肉が乗っていた
「今度山芋を探そうか」
「「「いただきます」」」
出汁のほのかにあまい出汁の味がした
「これはこれでおいしいよ」
ずずずず
「蕎麦だ!」
「さすが、沙夜子さん、優しい味でおいしいです」
「さすがに煮干し、鰹節のあじは出ないけど川魚の焼き干しでもいいだしが出るね」
「ごちそうさま」
自分の部屋に戻り
木材、鉄片、皮
・採油機×3、糸紡ぎ機×3、機織り機×3、石臼×5
他にはと
鉄、革
・ショートソード(良)×5、ガントレット(良)×2、胸当て(良)×5、ブーツ×10
明日はやっと人里だ!なんだか心躍るな
偽装するためにリュック、ウェストポーチ、水筒かな
革、糸、紐、鉄片
・リュック×3、ウェストポーチ×3、水筒×2、小袋×10
あとはほかに必要なものは
ジャーキーだな
肉、塩
・ジャーキー×20
薬草は10枚ずつ糸でくくって
豆、蕎麦、唐辛子、そば粉を小袋に分けていて
二人にもリュックなどを渡しておこう
洋服を入れて荷造り完了と
なんか遠足の前の日みたいだな、お菓子はっとない
腰に道具がぶら下げられるカラビナでも作るかな
鉄
・カラビナ×10
「二人とも起きてる?」
「起きてるよ、なに?」
扉が開いた
「どうしたの?」
「これ、リュックとかなんだけど洋服とかはこれに入れて移動する」
「そっか人里に行くんだよね、綾人の無限収納はあまり知られるのよくないもんね」
「そう、僕たちの地位が安定するまではね」
「わたしも気を付けます」




