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朝、目覚めて泉のほとりに見えないように目隠しを立てパンツを洗った
いい加減やばいな!どうにかしないと!
種を植えた場所まで戻ってきた
「脅威の成長だな、綿花、薬草ともあと少しで収穫できるまでになってる!」
「おはようございます」
「お、おはよう」
「もう結構成長していますね」
「明日には収穫できるんじゃないか」
「そうだ、ボアの解体を手伝ってもらえるかな?」
「はい!お手伝いします!」
2体ボアを出して解体の仕方を教えながら皮をはいで肉を分けていった
「朝食できたわよ」
「おはよう、ボアも解体した」
「おはよ、ほんとにボアを狩に行ったんだね」
「ゴブリンも結構倒してきた」
「なんか、もう人間の域を超えてるね」
「いや、まだ人間の域だよ」
「まあいいや、朝食にしましょ!」
朝は黍ご飯、ボアの薬草蒸し、薬草湯
「今日は一人で先のほうまで探索に行ってくる」
「野営の中でもの作りして待っていて」
「わかった、じゃあ材木を出しといて今後使いそうな家具を作っている」
「わたしは、藍玉ができそうなので染物ができるか試しています」
糸紡ぎ、たらい、機織り器を出し
泉の水辺に石で解体の作業場を作ってボアを数匹
木箱に氷を大量に出して簡易の冷蔵庫を作っておいた
北へ向けて進んで行く
そういえば種ができるんだから木の実でも同じことができるのかな
樫の実も集めてみよう、どんぐりコーヒーを作ってもいいし
何かのTVでどんぐりコーヒーの特集をやっていて知識はある
周辺を探しているとどんぐりを数個見つけた
・樫の実、楠の実
しばらく色々な物を採取しながらまたしばらく進んでいった
最初にこの世界に来た場所よりだんだん大木が少なくなっていき倒木も多くなってきた
あと大気中の水分も少なく感じる
森の周辺にも数個の人の反応がちらほら見かける
トレント、ゴブリン、ウルフ、アントなどが居たらなかなか森に入って活動するのは難しいのかな
地図の検索範囲の端っこに人が密集しているところを見つけた
「やっと、人里が見つかった!」
「一回戻ろう」
「ただいま」
「おかえりなさい」
「4体解体しておいた」
「わたしは、綿花で糸を結構紡いだ」
「やっと人が住んでるところ見つけた、この森を出て3時間くらい進んだら村らしきものが感じ取れた」
「森の周辺にもひとの反応があった」
「ほんと!よかった!」
「パン食べれるかな?」
「とりあえずちゃんとした布団で眠りたい」
「明日、村らしきところに行こうと思う」
「今から行こうとしても夜になっちゃうもんね」
「そろそろ、ほかの人が作ったもの食べてみたい」
「昼食作るよ!」
「よろしく、いつもありがと」
「どういたしまして、作るのは好きだしたのしいよ!」
「僕は畑で実験しているよ」
「わたし、料理の手伝いします」
「おねがい」
畑までやってきた
「もう少しで収穫できるな」
少し離れたところに魔力を込めた樫の実を植えて
腐葉土を盛って大地に魔力を込める
みるみるうちに芽を出し1mぐらいの苗木になった




