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「ただいま、綿花、薬草、黍、繭玉、少量の藍を採取してきたよ」

「すごいです!」

「すごいね、キビ?!主食が一つ増えたね」

「キビ?ってキビダンゴ?ですか?」

「おかゆとかまめと炊いてもおいしいよ!ほんのりと甘みがあって」

「蟻蜜で黍団子作ろうか」

「わたしは綿花で糸を紡ぎたいです」

「藍は今度もう少し落ち着いたら染めていきたいですね」

「じゃあ、糸紡ぎと綿花をここに出しておくね」

「探索しながら藍も集めていくよ」

「僕は泉の辺で魔石を合成しているよ」


魔石(十)約1000個、(九)約100個、(八)12個、(七)1個

十等級500個を九等級50個に

九等級100個を八等級10個に

八等級20個を七等級2個

普通の人はこんなに魔石を取得できないんだろうからすごいことなんだろうな

この後先ほど採取した土砂を土、石、砂、粘土、腐葉土に分けていったい泉の側だったので粘土と砂が多かった


夕食には黍と豆を炊いた物、ボア肉の薬草の蒸し焼き、がら出汁塩スープ、ガレットベリーソース添え

「キビが増えてちょっとご飯が豪華になったね」


「わたし、ご飯の後に藍染したいですけど」

「とりあえず甕を出しておくよ」

「毒消しにもなるから半分くらい渡しておくよ」

「魔法で発酵促進する土魔法があるから付与してあげるよ」

「ありがとうございます、魔法ってほんとに便利ですね」

「前の世界でできなかったことが簡単にできる」

「でも僕らは特別だよ、神様が転移するときに優遇してもらっているからね」

「だから、あまり勘違いしないように気を付けないといけない」

「この世界の人々と会ったときに困ることになりかねないから、人前では少し優れている程度にしておかないと」

「大変なことになる、ですか?」

「うん、だから沙夜子も楓ちゃんも気を付けて、って一番やらかしそうなのは僕なんでけどね」

「やらかしそうだね!そういえば、勇者のほうが優れているんだよね?」

「そのはずだよ、でも戦闘特化型みたい」

「神様が言っていたの?」

「転移する前に言っていた」

「だから魔王を倒すのは勇者に任せて僕はこの世界、ティファニアールの人々が幸せに暮らせるように頑張るんだ」

「僕は多少目立っても、この世界のためにスキルで色々な物を生み出していく」

「そうだ、ちょっと待って」


かまどのほうから沙夜子が何かを持ってきた

「はい、キビダンゴ」

「ほんとにキビダンゴ作ったんだ」

「おいしそうだね」

「蟻蜜で作ったから、味は若干違うと思うけど」

「わたしはキビダンゴ食べたことないからわからないけど、沙夜子さんが作ったんなら絶対おいしいですよね」

「いただきます」

「おいし!」

「おいしいよ」

「やっぱり和菓子を食べると落ち着くね」


土魔法に発酵を促進する魔法がある

だから麹、酵母などが発見出来たら色々食事の幅が広がる

頑張って素材集めもしていかないとな


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